「ウィズ・コロナ掲示板」(2020年10月~12月)

当地伊豆では夏本番を控え、海水浴場の開設を発表しています。
コロナ下において経済の歩みも止めないためには「ウィズコロナ」の精神のもと、
受け入れ側も受け入れる側もコロナ対策を心がけた行動が求められます。
法人会では、本掲示板を通じて、今後ともその点を訴えかけていきたいと思います。


◎10月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は小雨が降って少し肌寒いぐらいですね。
朝晩が冷え込むようになってきて、日中との温度差も出てきましたので、体調管理にはお気をつけ下さい。

伊豆新聞の一面に「キンメ価格回復、魚市場活気」の記事が掲載されていました。
金目鯛の赤と活気ある市場の写真が目を引きました。
緊急事態宣言後、自粛、自粛の中、高級魚でもある金目鯛の消費は落ち込み、
ここにもありますが、1キロ当たり3,5004,000円が一時は1,000円を下回り、出漁できない状況に追い込まれたといいます。
漁師さんの嘆きも直接耳にしました。
それが、9月からの「GoToトラベル」の効果もあってか魚価も回復。
直近では1級品に1キロ8,000円の高値がついたそうです。
今日からは、東京発着についても「GoToトラベル」の対象になってきますし、これから「GoToイート」も本格的に始動してきます。
もちろん、コロナ感染拡大のリスクが解消されたわけではありませんが、慎重にでも経済を動かしていかねばなりません。
観光業、飲食業が活気を戻す事によって、こうした市場にも大きな影響があることを、改めて今日の記事で感じました。

少し前、こちらの地域に馴染みの深い、桑田佳祐さんが「金目鯛の煮付け」を書き下ろし、テレビCMに出演。
美味しそうな金目鯛の煮付けが登場しています。
勝手ながら伊豆への応援ソングだと思っています。そんな影響もあるのでしょうね(^^)


桑田佳祐さん出演のCMはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=gJah7ZuUzwA




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

そうなんです..
大好きな伊豆と大好きな桑田さんのリンクで、理想的なコメントをありがとうございます!
個人的ですが、ファンクラブの中では、CMの発表前後、キンメの煮付けの投稿が溢れてました。
キンメの安値がついた頃だと思います。

ようやくブランド復活で、関わる方々はホッとなさってるでしょうね。
キンメに飛びついたエビ好きなワタクシでした。お買い物行ったらキンメを買います!

稲取の宿で夕食だけでなく朝食にも金目鯛が登場してビックリした思い出があります。
Go To トラベルは来年21日チェックアウト(修学旅行以外)までのこれから4ヵ月間又は予算がすべて消化するまでとなっています。
東京都発着のキャンペーン開始となれば加速度的に旅行者が増えそうです。
来年2月以降(予算終了後)を今から見据える必要がありますね。


◎10月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は静岡出張ですので、少し早起きしてます。
今朝は、南伊豆の南中小2年生が、近隣の老人会など8団体にDVDで「コロナにかからないよう手洗い、うがいをしてください」
「病気にならないでもっと長生きしてください」と呼びかけるビデオメッセージを送ったという記事に目が留まりました。
コロナ禍で、お孫さんなどの帰省がままならず、寂しい思いをしているお年寄りの方もいらっしゃるようです。
子供たちの笑顔に勝るものはありませんよね。認知症でグループホームに入居している私の母親の施設も、
ここ数ヶ月、面会禁止になっています。職員の方々の好意で、動画で繋いで頂いたりしてますが、
やはり直接会えない事での心配はつのります…直接メッセージ出来る世の中に早くなってもらいたいものです。





◎10月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、アメリカ大統領選を一ヶ月後に控えて、トランプ大統領がコロナ陽性…の報道があり驚きました。
マスク不要…などの発言が物議を呼んでましたので、影響も大きいかと思います。

今朝、伊豆新聞の一面に、下田市所有の旧樋村医院がワーケーション施設に改修される記事が掲載されていました。
樋村医院には子供の頃、何度かお世話になりましたが、目の前に海が広がり、ゆったりとした庭があって、
今思えば、別荘地のような雰囲気の病院でした。先生は元軍医さんだったかと記憶してます。
来年夏にオープンとありますが、興味深いなと思ったのが「公設民営方式」。行政側は耐震補強、住居棟の改修など行い、
連携協定を締結した運営会社が自費で内装工事などを行うといいます。
行政が用意した施設を、入札形式で経営委託する事はありますが、記事を見る限り、本当に「連携」という言葉が当てはまる形です。
契約内容の詳細は分かりませんが、経営に関しては、ある程度、運営会社に委ねるのでしょうね。

宿泊機能は持たずに、市内の旅館、ホテルに宿泊し、この拠点施設で仕事や研修を行うといった点もいいですね。
観光客とまた違った視点で訪れる方を増やし、地域経済にも貢献できる施設になるかと思います。

既に市内にあるワーケーション施設には、多くの若者が集い、様々なイベントを通じて、地域との交流が始まっています。
中には、ここで会社設立をしたい…と話す若者もいます。

このような官民の連携が、民民の連携にも繋がり、地域の新たな魅力、活力に繋がってもらいたいと思います。




◎10月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、8人で2回戦に挑んだ下田高校が02で小山高に惜敗しました。
圧倒的に不利な状況である8人で挑んだ試合に勝ち、こちらのコラムでも紹介させて頂きましたが、
その後、「ミラクル下田」として全国ネットでも驚きのニュースとして取り上げられ話題になりました。

記事に監督と主将のコメントがありますが、「全員がしっかりと走り、最後まで諦めずに戦い抜いた」と監督…
8人で戦うと決め、全員が全力を出し切った結果。悔しさはあるがいつまでも下を向いてても意味がない。
この悔しさを次につなげる」という主将の言葉は立派のひとこと。本当に頭が下がります。

このコロナ禍でのニュースであるだけに、何か、この危機を全員で乗り切ろう!このコロナで得た教訓を下を向かず次に繋げよう!と、
世の中に対するエールにも重なりました。

昨夜、下田では10分間のシークレット花火がうち上がりました。
公式発表はありませんでしたが、突然の花火の音で外に出て、下田港の夜空に繰り広げられた花火を皆で見上げました。

夏祭りも秋のイベントも次々と中止になる中、「やっぱり花火はいいね〜、素晴らしいね〜、感謝だね〜」と花火を見上げる方の言葉、
子供たちの歓声が耳に残りました。

心を一つに皆で乗り切りましょう!




◎10月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞には「東京追加、観光に追い風」という見出しで、「GoToトラベル」に東京発着が追加になった今月、
初めての週末が賑わった記事が掲載されていました。
観光施設の中には前年比50%増というところもあり、旅館、ホテルの入り込みも上々とのこと。
やはり、東京発着が含まれた事は大きいようですね。ただ一方で、キャンペーンで割引対象となる事から、
お得感の高い高級旅館、ホテルから予約が埋まり、低額料金の宿には余り恩恵がなく、
登録も全体の6割程度に留まっている状況であるとか、個人旅行が活発な裏側で、団体旅行は減少しており、
団体バスなどを抱える旅行会社が苦境に立たされている事なども報道されています。
ホテル関係者の方に聞くと、公共交通機関を利用するお客さんが減り、レンタルカーを使ってでも車の移動が増えているので、
駐車場の確保が難しくなってきているとの事です。
コロナ禍では、安心感なども含め、観光客が求めるニーズも変わってきているので、対応する施設もご苦労があることと思います。
この追い風を、一時的なものではなく、今後も吹き続ける風と出来るかどうか…ここが正念場でもあるような気がします。

左下には、昨日のコラムでもお伝えした、下田でのサプライズ花火の記事も掲載されていました。
市民有志企画で、一部の市民から寄付…とあります。ちょっと記事写真に納まらなかった部分に主催者の関係者のコメントがあります。
「小規模だが気持ちではどこにも負けない花火大会。みんな喜んでくれたようでうれしい。やった良かった」とあります。

その気持ちが伝わる素敵なサプライズでした。




◎10月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝も穏やかな朝ですが、どうやら台風14号が週末にかけて近づいてきていますね。今後の進路が気になるところです。
さて、今朝気になったのは、富士市議会の記事。広聴制度「市長への手紙」にコロナ感染拡大に伴って多くの市民からの声が寄せられ、
その声に対し2週間以内に返答をするため、業務が多忙を極め、今後、回答を一時見合わせるなどの措置を取るというもので、
次年度には、「デジタル化推進部署」を設置するといいます。
今まで、富士市のコロナ関連に関する取り組みには、住民に寄り添った思いを感じる施策があり、
ここでも何度かご紹介をさせて頂きました。
もしかしたら根底に「市長への手紙」に寄せられた住民の声があったのでは…とも思いました。

是非論はともかく、国もデジタル庁の設置を急ぎ、合理化を進めています。
一国の大統領が心情をツイッターでつぶやくと一瞬で世界中に拡散…時には、SNS上の声が大きな反響を呼び、
政策自体を動かしてしまうような世の中になっています。
こうした世の動きを無視しては、今後、行政も立ち行かなくなってくるでしょうね。

もちろん、セキュリティ―の問題もありますし、住民の声全てを拾い上げる訳にはいきませんので、
対応については線引きも必要になってきます。

便利に…という世の中の流れに、どこか危うさと不便さを感じてしまう自分がいます。




◎10月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、「不正受給申告加算金科さず」の見出しに目が留まりました。
持続化給付金の不正受給については、不正を促し、手数料を取って申請するなどの悪質な詐欺行為が発覚し、
多くの逮捕者が出ています。
静岡新聞には、不正申請の返金相談が相次いで9月末までに173件の相談があり、
10代、20代、30代の若者世代が大半を占め、20代が最も多かったとの記事が掲載されていました。
恐らくは、相談も出来ずに、毎日、怯えて暮らしている人もいるでしょう。
その不正を申し出る際、1つの障壁となっているのが、2割増しの返還を求めるというもの。
国としては、まだまだ不正受給者が多いと判断しての措置だと思います。
財源は税金で、不正に対する罰金は当たり前ですので、これは温情とも言える措置ではないでしょうか。
刑事罰については別途、警察が判断する…となっていますが、悪質なケースでない限り…とは思います。
心当たりのある方には、自ら申し出て頂きたいですね。

今朝のテレビ報道で、「GoToイート」での来店ポイントを稼ぐため、
予約して少額の注文を繰り返す事が横行している内容を見ました。
中には、大人2人と子供1人で来店し、水だけを飲んで帰っていったとか…
子供の気持ちは考えないのかな…と少し悲しい気持ちになりました。

政府がコロナ禍の中で、様々な助成金、経済支援策を打ち出していますが、これは全て「税金」で賄われています。
使用する国民側が「もらえるお金」と単純に考えているとしたら、それは大きな間違いだと思います。
こういう行為が繰り返される事で、当然、国は財布のひもを締める事になるでしょうし、手続き等が複雑化します。
財源は税金ですので、やがては自らの負担に帰ってくるのです。

本当に困っている人々への救済措置に対して、自分さえ…と目の前の事に執着した結果、
子供たちの世代に負の遺産を残さないよう、私たち一人一人が自覚をもった行動をすべきであると思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

このように言うと笑われてしまいそうですが、道徳が無くなり知識を詰め込む授業が増えたからでしょうか。
随分前から核家族化が進み世代間からの知恵や常識、宗教倫理が伝わらなくなったのでしょうか。
先日も合宿自動車免許にGoToキャンペーンとありました。
そもそもキャンペーン制度そのものにも付け焼き刃のようで問題があるように思います。

当たり前が通じない、楽してお金を稼ぎたい若者が増えていることに世相のままならなさを感じます。


◎10月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

週末に向けての台風の進路が気になります。ある程度、想定した準備はしておきたいところですね。
今朝は、松木下田市長の「市長と語る会」が始まった記事が一面に載っていました。
こうした取り組みで気になるところは、やはり、圧倒的に若者の参加が少ない事です。
先日行った高校生向けの「税を通じて社会を考える会」でも、政治に無関心になっていませんか?
政治批判をするなら、もっと興味をもって選挙にも参加しましょう…。と、来年から社会人になる高校生にも訴えました。
本記事の質問の中にも「公費をかけたワーケーション施設整備は必要か?」という内容のものがあります。
ワーケーションによる関係人口の増加、移住に繋がる流れ…少子高齢化、若者流出で人口減少に歯止めがかからず、
地域が疲弊している状況の中において、これは下田だけでなく地方が希望を寄せる一つのキーワードであり、
ここでも何度も取り上げさせて頂きました。やはり、地方の未来を担う若者に議論に入ってもらいたいと思うところです。

その他にも、景観を損ねる廃船や廃墟の問題、通学路の安全確保等についての質問、要望があったことが書かれています。
いずれもお金のかかる問題である事に対し、松木市長は「知恵と工夫」で前に進めると回答しています。
確かに、財源はこれより細くなるばかりでしょう。
住民側も、その点は十分に理解した上で、共に考え、時には負担も覚悟の上で、
行政にもの申していく時代になっていくのではないかと感じます。

それ以外で気になったのが「市庁舎建設問題」。この問題は3代前の市長の時よりの懸案事項。
建設地についても二転三転を繰り返してきました。市長答弁の最後に「…市民の意見を聞き、場合によっては立ち止まり、
(予定地を)変更することもあり得る」と述べています。
現在地に至ったこれまでも、調査、設計変更等には大きなお金が投入されており、
市長自身も就任時には「現在地で…」と言われていたと記憶しています。

この発言の余波が気になるところです。




◎10月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

土日の週末にかけて台風の影響が心配ですね。
みずほ銀行が、希望者を対象にではありますが「週休4日制」を導入するようですね。
働き方改革という形になっていますが、人件費圧縮が狙いでは…と記事にあります。
ここ数年急激に「働き方改革」の名のもとに、職場環境についての法的規制が増えつつあります。
働き方の多様性を…というと聞こえはいいのですが、企業側からすると、
社員を雇う事自体がリスクとして捉えられてしまう側面を生んでいるような気がします。
私が就職した時代は、週1日休みでした、それが、いつしか週休2日制に…週休3日、4日制を導入するといった具合に、
今では兼業も普通の世界になりました。
そうなれば、組織に対する帰属意識も昔に比べれば薄くなります。
昔は終身雇用が当たり前でしたが、今は自身のスキルアップを第一に、組織を転々とする人も少なくありません。
国は、家庭や社会における組織(コミュニティ)を根底として成り立っています。
多様性を認め、個人を尊重する流れがどんどんと進む事で、コミュニティにおけるルールがなおざりにされないかと、
古い人間としては少し心配です。

下の記事には、国の財政制度等審議会が、75歳以上の高齢者が支払う医療費について、
戦後のベビーブームで生まれた「団塊の世代」が75歳になり始める2022年度までに、
1割負担を一定所得以上の場合には2割負担にするよう求めたとあります。

国の保険制度もこれから厳しさを増してきます。




◎10月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

台風14号が、日本に背を向けるような不思議な進路たどってますね…こちらは大雨警報も出てますし、
長雨になっているので、土砂崩れなどに注意が必要です。少なくとも今日いっぱいは降り続きそうですね〜(^^;

今朝は伊豆新聞の一面に「未来の下田創造プロジェクト部会」で地元中学生2年生33人と教育関係者ら60人が出席して
35歳になっても、ずっと下田とつながりを感じていられるような…ワクワクするしくみを考えよう」
をテーマに話し合われたとの記事が掲載されています。

地元を題材に、具体的に20年後をイメージしてもらう機会を設ける事は、とてもいい事だと思います。
自分が子供の頃、遊ぶものも限られてましたので、子供だけで自然と野山を駆け回る事が多く、
その中で故郷の情景が心に残りました。
今の子供たちは、その頃に比べると遊び方も様々、情報はインターネットを通じ、家に籠ることも多くなったような気がします。
学習塾、習い事等、何より、結構忙しそう…故郷に親しむ機会が昔より少なくなっている気がします。

今、コロナ禍で、5年後、10年後がどうなっているか…なかなか我々大人の目線では、厳しい見方になってしまいますが、
次代を担う彼らの目には、これからの世の中がどのように映っているのでしょう。

10年、20年後、本当にどこにいても仕事が出来る世の中になっているとしたら、郷土愛を育むこういった取り組みは、
本当に必要な事だと思います。





◎10月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

台風14号の被害も心配されましたが、何とか過ぎ去ってくれそうです。こちらの方は晴れ間ものぞいてます。
今朝は読売新聞に掲載されていた、国土交通省のアンケート調査結果に目が留まりました。
オンライン飲み会、オンライン授業・講義について「今後続けたいと思うか?」の設問に対し、
続けたいと答えた方が、いずれも2割以下であったとの内容。
授業については、以前から問題点も指摘されていて、当然の結果であるかと思いますが、
驚いたのは、オンライン飲み会の支持がそれ以下であったという結果でした。

オンライン飲み会については、最近お誘いも頂く機会が多くなりましたが、
個人的には、やはり少し違和感を覚え、お断りしていました。
対面に拘りたい…という思いがあったからです。

しかしながら、世の中はオンラインが重宝される世の中に…テレワークが推奨され、企業面接もオンラインで…
アフターコロナの時代になっても、このまま、人と人が対面する機会が少なくなってしまうのでは…と危惧していました。


「コミュニケーションはリモートより対面志向」の見出しに
「やっぱり、そうだよね〜」と独り言のようにつぶやいている朝です(^-^)





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

生き物は自分が親にきちんとスキンシップをされ、育たないと、次の世代に子育てをバトンタッチ出来ず、
子育ての仕方を分からず放棄してしまいます。

この事が、今コロナ禍にならずとも人間世代にに起きており、尚コロナ禍で、その事が助長され…。
冷たい画面上だけの付き合いで、世の中が回り出しています…なんと寂しい時代に突入しつつあり…。
私の最も無言の愛を示していたハグは…。
遠く幻となってしまうのでしょうか…。寂しい時代に…。


◎10月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

台風一過で気候が逆戻りした感じがしますね。昨日、車に乗った際、33度が表示されていて驚きました。
今日も何となく暑くなりそうな感じなので、一度はしまった半袖シャツを引っ張り出して着て来ました(^^;

新聞はお休みですので、昨日気になった記事から…。ゴミ分別の人の手間を省きたいとの事から、
ペットボトルのラベルレス飲料が次々に登場しているという内容。
記事の中に、ゴミの分別でストレスを感じる作業は?の問いに、1位が「ダンボールをつぶしてまとめる」
2位が「ラベルをはがす」とあります。納得ですね~特にラベルは、ペットボトルに張り付いてなかなか剥がれなく、
イラッとしてしまう事は日常ですよね。
確かに、ラベルがないと見た目には地味な感じになりますし、商品によっては「何?」となってしまいますが、
そういう事の一つ一つを消費者側も理解しなければ、ゴミの少量化にも繋がりませんよね。

最近はインターネットで何でも注文する時代になってきました。
時には、小さな物を注文しても大きなダンボールで届く過剰包装が問題にもなりました。
コロナ禍では、テイクアウト需要から、使い捨て容器、包装用資材なども急激に増えているのではないかと推察されます。

プラスチックゴミなどの問題が表面化する中、一方で、世界的にゴミが増えつつあるのではないか…
との事にも考えを巡らさなければいけないと感じます。

本記事には、手間を省きたい人のニーズをつかんだ…とありますが、逆に、便利に、便利に…と、
人間の都合で世の中が移行する裏側で、地球にとって不都合な問題が起こっている事もこれからは考えていかねばなりません。





◎10月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は天気も良いですが、夕方から雲も出始め、週末にかけて、気温もグッと下がるようですね。
昨年、大きな被害を出した台風19号から、ちょうど1年が経過しました。個人的には、初めて避難所に行き、
ゴーゴーと吹雪く強風が過ぎ去るのを、避難されている方々と、ただただ待った時の事が思い出されます。
今朝の伊豆新聞には、その台風等で歩道がはぎ取られ、落石等の危険から、1年以上通行止めになっている
「和歌の浦遊歩道」について、財政面から完全復旧が難しいものの、通行できる状態を目指す…とする市の方針が掲載されていました。
和歌の浦遊歩道は、夏に下田に滞在していた作家の三島由紀夫さんもよく散歩していたと伝えられ、
短編小説「月澹荘綺譚」の中でも細かい描写があり、フランスの「ミシュラングリーンガイド」にて
「寄り道する価値がある」と二つ星を獲得しています。地元の人にとっても、磯遊びや散歩コースとして大変親しまれている場所です。

同じ日の裏面に、稲生沢川河口に廃船放置の記事…。
先日、この河口沿いに、賑わい創出のための飲食ブースなどの出店記事を掲載したところ、
この廃船放置に関する内容のコメントを頂きました。
この場所に長年愛着をもっている方にしてみれば、まずもって優先すべきは、この廃船放置の問題であると感じました。

下田市が抱える問題は、ここにある遊歩道修復、廃船放置の問題だけではありません。
長年に亘って放置されているホテル等の廃墟の問題などもあります。
また、従来と違ってきているのは、景観問題だけでなく、災害が大型化してきている事です。
先日も、長雨で廃墟ホテルの一部が崩れ落ち、危うく民家が巻き込まれるところでした。
廃船放置の問題も、今後は災害へと繋がってくる恐れもあります。
廃船も廃墟についても、基本的には所有者責任であるので、撤去、改善を指導…とありますが、
ここまで長年に亘って放置されている状況に、進展が望めるとは考えにくいです。

松木市長は「知恵と工夫」で…とコメントしています。やはり、これからは景観問題だけでなく防災面も最大に考慮し、
限られた予算の中で、優先順位をつけながら対応していくしかないと感じます。
また、民間側も、市に対しての要望だけでなく、自分たちで出来る事を模索しながら、
市と協力体制を構築していく必要があるのではないでしょうか。





◎10月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、静岡新聞にあった「コロナ差別」撲滅を…の記事に目が留まりました。
まだ1人も感染者を出していない函南町にて、PTA連絡協議会が取り組んでいる「シトラスリボンプロジェクト」。
「学校・職場」「地域」「家庭」を3つの輪をリボンでつなぎ、
それぞれが連携して感染者を優しく見守る社会づくりを呼びかけるというもの。
コロナで中止となったPTA活動の費用を財源にあて、差別撲滅のチラシを添えたリボンの制作キッド3,030個を用意し、
全児童、教職員、親子で差別や偏見について考えながらリボンを作り、
バックに付けるなど目に見える形で思いやりの輪を広げるといいます。
この「目に見える形」というのが素晴らしいと思いました。
私の住む下田市でも「最初の1人にはなりたくない…」という思いは住民の誰もが持っていた気持ちです。
最初の感染者の方はSNS等でも噂が広がり、その後、張り紙をされたとか、引っ越しをした…とか伺いました。
感染者になる事の恐怖が、感染を隠したり、検査をしなかったり…という事に繋がり、
更に、感染拡大が広がっていく…という日本赤十字社が製作した啓蒙動画を見て、
コロナとは別の、人の心に巣くう目に見えないものとの戦いを感じました。
医療従事者、介護従事者の方々のご家族が、いわれのない差別にあったり、マスク1つで争いが起きたり…と、
コロナとの本当の闘いは、人々の心の中にあるものだと感じます。

このリボンの活動を通じて、各々が心に思っている事を、学校で話し合い、親子で話し合い、地域で話し合う…。
思いを共有して、「目に見えないものとの戦い」を「目に見える形にして一緒に戦う」…。
もっともっと広がってほしい取り組みだと思います。





◎10月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、浜松市の観光バスツアーが再開した記事に目が留まりました。
東伊豆町の稲取温泉、紀伊半島の熊野古道などを訪れる4コースが設定されており、
飛沫防止シートを取り付け、2座席を1名で使用し、参加者の自宅近くまで送迎するというサービスまで。

今話題になっている「GoToキャンペーン」の効果もあり、国内旅行の需要は高まりを見せています。
しかし、コロナへの警戒心から、公共交通機関の利用を控え、車での移動による旅行が増えています。
一番大変だな…と感じているのはバス会社の運営。
首都圏のバスツアーを運営する「はとバス」では、コロナで稼働していないバス60台を使って巨大迷路を作り、話題になっていました。
この記事の、観光会社社長も「長距離運転が苦手な高齢者の方々、シニア層の需要に応えたい」とコメントしていますが、
今、一部の観光需要の沸き上がりだけに目が行きがちですが、お金の問題ではなく、
旅行に行きたくても行けないシニア層の需要にも目を向けるべきと思います。
アフターコロナになった頃、苦戦を強いられている公共交通機関の路線、バス会社等が激減し、
移動や旅行手段が限られる事態は避けなければなりません。

法人会では来週22日、地元バス会社を使って、地元の人だけで地元を回るバスツアーを開催致します。
このバス会社と同様、大型バスに20名定員で1座席1名乗車の設営です。
気候も良さそうなので換気もしながら、マスクの上、車内では静かにして頂く形になろうかと思います。
それでも、不安で参加出来ない方もいらっしゃいます。

しかしながら、企業経営者の団体である法人会と致しましては、出来る範囲を手探りしながら、
わずかでも経済を回していく方向へと前に進めたいと考えております。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

かつては老人会、町内会などお年寄りが参加する団体バス旅行が多くありました。
旅行形態が団体から個人単位となり高齢者の方が旅行に行く機会がずいぶん前からなくなりつつあります。
旅行に行きたい高齢者やシニア層はたくさんいます。
時間とお金がある、ある意味では金鉱脈の年代を見直し、需要喚起する良い機会ではないのでしょうか?
例えば着物をお持ちいただき旅行先で着物を着て町歩きしてもらうとか、
釣りをしたりするとか工夫するとまだまだ需要があると思います。

この半年以上自粛されてきたお年寄りをターゲットにしたバスツアーで利用者も運営者にもメリットがあるものになればと考えます。


◎10月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は涼しくなりそうですね。
今朝は、長泉町の中学校が奈良、京都と学校をつないだ「リモート修学旅行」に参加した…という記事に目が留まりました。
こちらの学校でも、市内感染者が1名出た事で、予定されていた修学旅行が中止になりました。
学校行事の中でも一大イベントでもあり、一生に一度の機会である修学旅行が中止…
生徒たちの気持ちを思うと、本当にやりきれません。

先生方も、修学旅行に向けて色々と調べてきた事なども念頭に、出来ることを…と思案した最大限の手段であったと思います。
「本物を見せたかったが…」という校長先生のコメントの中にも、断腸の思いが感じ取れます。

浜松市が、県内の学校から、修学旅行先として注目されているという状況も、
何とか…という学校関係者のギリギリの選択だと思います。

今、大人たちの間では「GoToキャンペーン」でお得な旅行を…と賑わっていますが、
子供たちは、一生に一度の修学旅行の機会を失いつつあります。学校側からすれば、
集団行動のリスク、何かあった時の学校の責任を考えれば、やはり躊躇してしまう事は否めません。

リモート修学旅行が行われている体育館で、笑顔でピースしている生徒の写真を見て、朝から切なくなってしまいました。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

不公平感のあるGotoキャンペーンで人の移動が推奨されているのに、
子供達の生涯忘れられない思いでになる修学旅行がこの様な形式になってしまうなんて、どう考えても理不尽すぎる

それでも子供達の視線はしっかりとは前を向いている事が唯一の救いですね。

ウイルス対策と経済対策何が正しいのか…結果論でしか正解といえない現状が辛い…。


◎10月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は雨模様です。急に冷え込むようになってきましたので、風邪などひかれないよう、体調管理には気をつけて下さい。
今朝は下田市関連の記事を2つご紹介します。まずは、前にもご紹介しました、
日大の山中教授とゼミ学生が旧町の古い街並みを生かし、3密を回避した新しい観光様式を「下田ポケット」として演出。
社会実験として昨日から118日まで行うというもの。
場所は近所なので何度も足を運んでいる場所ですが、記事の写真を見た瞬間は「どこ?」と不覚にも思ってしまいました(^^;

もう1つは、伊豆急行がレンタサイクル「伊豆ぽた」のサービスを開始した記事です。
伊豆急下田駅構内に案内所を開設。電動アシスト付きの自転車9台が用意されてるとのこと。
料金は、2時間1,100円、12,200(共に税込)

前述の「下田ポケット」の取り組みについては、地元外の大学生の若い感覚が取り入れられています。
山中教授は「下田は少し頑張れば、大きく進化できる資質がある。
そのきっかけとなる取り組みになればいい」とコメントされています。
その「少し頑張れば…」という「少し」が何であるのか…硬直化している地元の感覚より、
客観視できる外部の方々の感覚を取り入れる事が一つの突破口になる気がします。

伊豆急行さんは、ここ数年、送客から踏み込んだ取り組みを積極的に行っています。
送客先でお客さんがどう過ごされるか、地域とどう繋ぐか…この流れを受け、
サイクリングスポットの創出、発信など、地元もコラボしていくべきと思います。
地域活性のためには、様々な風の流れを積極的に取り入れ、一体感をもってあたるべきと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

地元の方々を巻き込まなければ発展性も活気も出ません…。
何だかな~だと思いますが…基本、封建的なムードは強いからなぁ…。


◎10月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、コロナワクチンに関する記事を読み込んでしまいました。
緊急事態宣言が発令されて以降、ワクチンさえ…とは誰もが思ったところですが、
ここのところ、ワクチン開発に関するニュースと言えば、副作用が確認され…というようなニュースが多く、
いつになれば…という思いが積み重なります。
記事には、国内で供給が予定されている主なワクチンの供給時期などが示されていますが、
来年初頭からと、一番早く供給を表明していたイギリスの製薬会社では、安全性に関する重要な事案が発生したとして、
試験が一時中断。その他は、来年上半期、6月末以降、来春以降と、いずれも、早くとも来年の春以降になるのでは…という見通し。

東京オリンピックまでに…という思惑も感じます。
政府は、速やかな接種に向けて全額国費負担して国民の自己負担をゼロにすることを柱に、
製薬企業の損害賠償を国が肩代わりできるようにする事も盛り込んだ、予防接種法の改正をすると表明していますが、
損害賠償を国が肩代わりするからワクチン開発を急げ!との国の思惑、焦りを感じてしまいます。

一方で、コロナワクチンの接種は努力義務で、最終判断は個人に委ねられる方向…とも。ワクチン開発を急ぎ、
安全性に疑問符がついたワクチンを個人の責任で…となった場合、果たして納得して国民が接種するでしょうか?

コロナリスクとワクチンリスク…双方共に目に見えないものです。
少しでも早いワクチン開発を…という事は国民も共通した思いですが、
急いだあまりに…は本末転倒。国民が安心安全に受けられる情報提供、環境作りをお願いしたいところです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ここまで来たら、安全、確実、安心を求めたいですね。この疫病は、国や地域性や国民性をあぶり出しているように感じます。
できることを守って生きていきたいと思います。静岡県民でよかった、と思います。


まぁ、ワクチンの開発は通常は3年から5年かかると言われています。
それを1年でというのですから無理があるに決まっています。
ワクチンが特効楽みたいな謝った認識を広めるのは良くないですね。
無理して早く作ればワクチンの効果も疑問だし副作用も怖い。
ここは、コロナと一緒に暮らしていく僕らの生活の仕方や医療全体の対応力を高めていくしかないのかなと思います。
幸いにして今年の4月頃に話して恐れていたコロナとは変わってきた、
ないしは対応力、医療の力で大きな感染爆発、重症化は避けられてきたのですから。



◎10月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

すっきりとしない天気ですね。
今朝のテレビ報道で、東京都議会の都民ファーストの会が、
コロナを複数の人に感染させたら5万円以下の罰金を課す条例を都議会に提出される事が取り上げられていました。
「就業要請、外出しない事に従わないで一定数以上の人に感染させた場合」
「事業者が休業要請・時短要請に従わないで一定数以上の人に感染させた場合」
「ガイドラインを守らなかったら事業所名公表」など。
感染源である事をどうやって特定するのか…と言った疑問も当然ありますし、賛否両論とのこと。
続いて、突然、消毒液をスプレーされる「消毒警察」なるものが全国に広がっている内容が取り上げられ、
コメンテーターの方が「いつから、こんな住みたくない世の中になったんでしょう…」と、ため息交じりに…。全く同感です。

コロナ禍では、人がどう「人」としてあるべきか…が試されています。
前置きが少し長くなりました。今朝は、伊豆新聞に県と賀茂6市町が「伊豆南部の自然を味わう暮らし」をテーマに、
オンライン移住セミナーを開催した記事に目が留まりました。

各市町の担当者、先輩移住者の方が、移住に感心を示す首都圏の方々に答えるというもので、
先輩移住者の方のご意見は本当に参考になり、市町ごとでなく伊豆南部を一つのエリアとしているところもいいですね。
記事の中にある先輩移住者の方のご意見に「家族で一緒に過ごす時間がほしかった…」とあります。
同じ伊豆南部を管轄とする法人会でも、各市町の移住者の方の取材に回らせて頂いた時、これも動機の一つとしてよく耳にしました。

何かと忙しい都会の暮らし…田舎もある意味、忙しくもあるのですが、その意味が違うと言われました。
海や山に元気をもらった、月を見上げる事などなかった…など、やはり自然の中に癒しを感じる瞬間があり、子供のためにも良かった。
人生を時間と共に消費している感のあった都会暮らしより、
人生を全うしている感じがする…という移住者の方の言葉が印象に残っています。
ただ一方で、地元の方々とのコミュニケーションが取りにくく孤独を感じてしまう…と答えられる方もいました。

やはりこの点は、移住促進を進める際、一つの壁となってくると思われます。
勢いで移住された方が「こんなはずでは…」と再び都会に戻られるケースも少なくありません。

こうした機会に先輩移住者の方のご意見を聞く事も貴重ではありますが、
移住される皆さんの不安は、住居、雇用問題などに加え、地元の方々とうまく交流していけるかどうか…ではないかと思います。
移住者の皆さんと地域を繋ぎ、定期的に交流、そこで悩み等も共有し、
地域や行政の方々にも聞いてもらえるコミュニティーがあっても良いと思います。





◎10月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は、秋晴れの気持ちのいい1日となりそうです。
今朝は「GoTo商店街」に関する記事に着目しました。商店街の事業支援のため、1団体当たり300万円を上限に支給。
複数が連携する場合には500万円を上乗せし、総額1,400万円までを支援するという制度。
朝のテレビ報道の中でも取り上げられていましたが、
実際に東京の商店街にある3つの商店街が連携して1,400万円を支援してもらう形をとっているが、
この支援金が後払いになっているため、立て替えしなくてはならず、それが厳しいといった内容で、
今後は前払も検討されているようです。
商店街の衰退は、コロナ禍以前より問題になっていました。コンビニ、大型店、チェーン店等が乱立し、
インターネットで翌日配送が当たり前になっている時代、如何に、お客様に足を運んで頂くかは、
商店街にとっては、常にぶつかってきた壁でした。地方に足を運べば「シャッター通り」の風景は大体見かける事ができます。

関連記事が別ページに掲載されていますが、その中には「採択された事業の中には、期間限定の催しが目立つ。
新型コロナウイルスの影響で中止した恒例行事の復活もあり、一過性のイベントでどれだけ客足が戻るかには不安が残る。」
とありました。
全国商店街振興組合連合会の副会長も「商店街は一時的な活性化で満足しがちだと危機感を抱く。」とのコメントも…。
一方で、インターネット上に仮想の商店街をつくるシステム費に補助金を充て、
通販や飲食の宅配につなげる取り組みも紹介されていて、この取り組みをしている理事長は
「個別の店舗だけでは資金面で限界があることから、商店街全体で販路を開拓するための大事な支援」と話されています。

今政府は「GoTo」の名のもとに様々な支援を打ち出していますが、この財源は税金ですので、当然、限界もあります。
また、「ウィズ・コロナ」の時代もいつまで続くか、現状では見通しもたっていません。

GoTo」で世間や業界が沸き立つ報道を目にする度、言い知れない不安が胸を過ります。
私たちが想像すべきは「アフター・コロナ」の時代であり、今考えるべき事は、一過性のものではなく、未来を考えることなのだと。





◎10月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も快晴の1日となりそうです。
青森県弘前市がコロナのクラスター発生に伴って、公共利用施設の休止、公共小中学校の臨時休校、
市内飲食店には20万円の協力金を支払っての12日間の休業要請をしたとの報道がありました。
夜の接待を伴う飲食店2店で59名のクラスターが発生したとのこと。
県外客もいたとのことで、GoToキャンペーンの裏側に潜むリスクがある意味、表面化した形となりました。
弘前市を代表する「弘前城菊と紅葉もみじ祭り」も中止となり、経済的な打撃も大きいですが、
弘前市の対応は早かったですね。1日も早い収束を願うばかりです。

さて、今朝は「バーチャル総会可能に」の見出しに目が留まりました。
コロナウイルス感染症の拡大は、急激にデジタル化を推進する流れを作っています。
政府は、物理的に会場を設けずにネット上だけで総会が開催できる方向へと会社法を改正するようです。
当法人会も今年は総会が開催出来ず、全会員に総会資料を郵送、決議に関しては、役員一任の委任状を取り付ける形となりました。
話は変わりますが、昨夜は、松崎、西伊豆地区の役員会に出席をさせてもらいました。
換気のため部屋の窓も開け払い、30分程度の会議をした後、軽い夕食を伴うものでしたが、
春先から会合が無くなっている事もあり、地元の方々ばかりですが「久しぶり」と言い合う姿が多かったです。
私の隣にいた役員の方は70歳を超えている人ですが「コロナのお陰でどこにも出かけられないし、この歳になると、
お金より時間が大事になってくるから、本当に1年損したようだよ」と嘆いておられました。
いつもなら、夕食後に「どこに行く?」と二次会に流れるところ、それぞれ静かに帰宅…致し方ない流れですが、
久しぶりに顔合わせた皆さん、やはり、嬉しそうでした。

バーチャル、オンライン、テレワーク…人と人とが顔を合わせない流れが加速しています。
そこにどことなく寂しさ、恐れを感じてしまう自分がいます。

「おー久しぶり、元気?」「元気だよ、そちらはどう?」こんな街角の何気ない会話は、やはり対面でしたいものです。




◎10月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

最近、お堅いネタが多いので、たまには地元の季節ネタを…。
河津町の名産「ズガニ」(モクズガニ)漁が最盛期とのこと。
写真にあるズガニ立派ですね〜ズガニ漁名人の堤さんは「川ばた」(http://www.kawazu-kawabata.com/)という宿を経営していて、
法人会でも以前に役員をやって頂いていました。
よく紹介されているのが、このズガニを丸ごとすりつぶして、だし汁で煮出した「ズガニ汁」が有名です。

カニ自体は、高級食材でもある上海ガニに似ているともいいます。
実は、色々と書いておきながら、お恥ずかしながら、隣町の名産、名物料理を食べたことがありません(^^;

自己弁護するわけではないですが、意外と、こういう地元が地元の事を知らないって、ありますよね。
という訳で、今日はこれから「南伊豆を知る会」という名目で、大型バスに女性部会20名が乗車し、
波勝崎モンキーベイ(https://monkeybay.jp/)
石廊崎オーシャンパーク(http://irou-ocean.or.jp/)
をめぐるツアーに出かけます。
いずれの施設も最近リニューアルしました。
昼食は、多くの観光客も訪れる「伊豆の味おかだ」(http://www.izu-okada.co.jp/)で…。
今日は観光客気分で地元を勉強致します!
何とか午前中は天気がもってほしいですね。
では、行ってきます!




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ズガ二食べたい!!


◎10月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

週末にかけて天気は回復に向かうようですが、今朝は少しどんよりとした空模様です。
静岡新聞一面に、県内公立小中学校のいじめ、不登校に関する調査結果が掲載されていました。
まずは、見出しにもある県内で6,281人(前年から10%増)もの不登校の実態に驚きました。
一方、いじめ件数が初の減少となっているようで、その理由に「学校が積極的に対応する機運が高まり…」とあります。
ただ、他紙では、高校生も加えた全国の調査結果が掲載されていましたが、
全国ベースで見るいじめの件数は、前年度から7万件増えて61万件と最多を記録しているようです。
中でも、小学生のいじめは、この5年で4倍にも増えていると書かれていました。この数字は異常事態と言ってもよいでしょう。

増えているのは、やはり携帯電話、SNS上などでの中傷…調査では、18,000件余りに上っていますが、
表面化していない数字を加算すると、恐らくはもっと多いでしょう。

いじめは「小さな世界であればあるほど起こりやすい」と言われています。
今、世の中は、核家族化がどんどん進み、家族の単位も小さくなり、少子化や学習プログラムの影響で、
以前に比べて教育現場も小さな単位になってきています。
一方で、部屋にいながらにして、世界中の情報が収集でき、外部とのコミュニケーションもスマホ一つでとれてしまいます。

一見、便利に、世界が一瞬で広がり、繋がる情報の中に身を投じながら、
実は、どんどん小さな世界へと誘われているような気がしてなりません。
また、不登校が増える背景として、一つの逃げ道にもなっているような気がします。

SNS上では、あれほど雄弁な人が、現実社会ではコミュニケーションがとれない…そういう人を目にする事も少なくありません。
子供たちを、そういう小さな世界から大きな世界へと導いてあげる術を見つけ、大人も一緒になって導き合っていかなければ、
いじめ、不登校は増え続けるだけのような気がしてなりません。





◎10月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

今週末は、爽やかな秋日和となりそうですね。伊豆にも、GoToの影響もあって、多くの観光客が訪れそうです。
さて、政府が年末年始の帰省、旅行、初詣などを分散するコロナ対策として、
企業、業界団体、地方自治体に年始休暇を、来年111日まで延長する事を促すとの記事が掲載されていました。
これを実施した場合、16連休…ゴールデンウィークどころではありません。
全国30都府県の神社庁では、初詣で参拝者が集中することを避けるため、三が日に拘らない「分散参拝」を呼び掛けているそうです。
感染が広がりやすい時期でもありますので、政府の方針も理解は出来ますが、この要請に従える企業がどれぐらいあるのか…
中小企業からは「マンパワーが限られる我々のような中小企業では現実的ではない」
「多くの客が訪れる年始に休みを増やすのは簡単ではない」との声も上がっているようです。
学校関係者も、長い冬休みともなれば、ただでさえ遅れがちな学習計画が更に過密となり、
授業の遅れを取り戻す事は出来ない…とコメントされています。

旅行業界、観光関係者にとっては、新たなビジネスチャンスともなりえますが、現実的には多くのハードルがありそうです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

それでなくても、未だ娘の学校ではオンライン授業が続いているので、学力や今後が心配です。
今月から、ようやく週1登校になりましたが、パソコン諸々背負って教室でオンラインらしいです。

お休みが増えるのは、一部の人たちだけで、本当に必要かどうか…
withコロナ、感染防止対策は、個人でできるような気がしますが…
決めないとだめなのでしょうかね?


◎10月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝も気持ちのいい朝です。
静岡新聞の一面に、今年の出生率が過去最少の84万人台半ばになる見通しであることが掲載されています。
未婚化、晩婚化が進んでいる事も原因ではありますが、
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大への不安が高まった57月の出生率が特に低かったようです。
今、出生率に大きく影響している要因に、やはり、子供を育てられる社会環境であるかどうかの「不安」が一番にあるのかな
…と感じます。

私の下の息子は、来年、大学を卒業し都会に就職する事となりましたが、
大学等などがない(または通学させられない)地方において、大学などを卒業させて子供を一人前にするには、
教育費も莫大で、場合によっては、奨学金など、就職後に子供が返済する借金をさせなければなりません。
また、そうして一人前になった子供の将来を考えると、今回のコロナや大型化する自然災害、社会環境の大きな変化、
格差社会…「不安」を取り上げると切りがありません。

政府は、少子化を取り巻く諸問題に様々な政策を打ち出してはいますが、それは、やはり小手先に過ぎません。
如何に、子供たちが夢を、希望を持てる世の中にしていけるか…
これを私たち大人が、本当に真剣に考えていかなければ、日本の未来はありません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

新型コロナ対策として一律10万円の給付やGoToに不正受給が続く持続化給付金等税金の使い方として
最大限の効果があるのかどうか疑問に思います。

莫大な負債にさらに負債を増やせば、今後未来の世代に大きな負担を負わせ公共サービスの低下を招きかねません。
政府は未来の若い世代や若者たちに投資すべき税を無駄遣いしているのではないかと思えてしまいます。
難しいですが、法人税、消費税、累進課税等のあり方や税の使い方が見直され
国民からしっかりと監視される社会にならないと若い世代が将来に希望が持てないように感じています。

仰る通り我々大人が若者を批判するのではなくより良い未来へ導くために真剣に考える必要があると思います。


◎10月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

最高の天気にも恵まれ、週末は多くの観光客で賑わったようです。
今朝の伊豆新聞には、石廊崎オーシャンパークで開催されたイベント「伊勢海老づくしの特別な日」での、
伊勢海老の早むき大食い選手権の模様が一面にありました。
写真を見れば説明不要ですが、地元でもなかなかこの風景にお目にかかる事はありません(^^)

東京からお越しになった、優勝者の方は「とてもぜいたくな時間を過ごした気分」とコメントされていますが、納得ですね。
先週、女性部会の地元視察でこのオーシャンパークを訪れた際、帰り際に
「今週末は伊勢海老イベントがありますから、是非またお越し下さいね~」と元気のよい若いスタッフが声掛けしていました。
この日のオーシャンパークは、行列が出来るほどの大盛況だったようです。
晴れ渡る絶景の下、地元特産の伊勢海老を思いっきり…ん~これぞ、旅の醍醐味です!

今日は長いコメントは不要のようです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

石廊崎オーシャンパークって昔のジャングルパークなんですね。
僕はあそこが好きでよく行きました。
あと、遊覧船も外海に出るのでけっこう迫力あって良かったなぁ。
ジャングルパークがやめてからいったことないけど、今度は行こうかな

好きな私には、とても素敵なイベントだったんですね。
来年はチェックします!
お客様が来てくれて成り立つ生業…私も、その末端にいますが、接客は本当に怖いです。
細心の注意をして、お互いに心を通い合わせることを目標にしています。難しいですけど….


◎10月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、菅首相が就任後初めての所信表明演説を行いましたね。中でも印象に残ったのは「温室効果ガス2050年までにゼロ」という発言。
温室効果ガスについての議論も様々だと思いますが、実現の為には、電力供給に限って言えば、
現状だと自然エネルギー又は原子力に頼る形になります。
伊豆にも、太陽光、風力発電などの事業が推進されていますが、首相発言によってエネルギー政策に拍車がかかり、
それを受けた民間が経済優先で立ち回り、充分な検証がされないままに
伊豆半島沖に巨大風車が立ち並ぶような事がないよう願いたいものです。

さて、今朝は、南伊豆で高齢者の移動・外出を支援するサービスの実証実験(試験運行)が行われ、
住民の運転ボランティアを養成している記事に目が留まりました。
南伊豆町は小さな集落が多く、通院、買い物には不便な地域です。田舎では、車での移動手段が命綱になっていると言っても
過言ではありません。
免許返納したくても出来ず、危ない運転をする高齢者の方の車は年々増え続けています。
一方で、人口減少と共に、集落にあった唯一の商店、診療所等は閉鎖となり、町に出なければ生活出来ない環境も加速しています。

都会のようにウーバーイーツなどあれば…なんですが、それは田舎では商売になりません。
これは、一つは「公」の役割であるのと同時に、運転手のボランティアを地元の人間が請け負う「助け合い」がなくては成立しません。
現状でも60歳以上の運転ボランティアの方々で運営されているとのことで、継続していく上で後継者育成は必須のようです。

視点は変わりますが、今、小中学校なども少子化に伴い合併の方向へ進められています。
田舎は、人口比率に対して地域が広いため、子供たちに視点を置き換えても、移動手段の確保は重要な問題でもあります。





◎10月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、QRコードの下に「賽銭箱」と書かれた看板写真に目が留まりました。
先日、年末年始の休暇延長を政府が…という記事を紹介した折にも、「密」を避けるため、
年末年始の混雑を回避する取り組みを寺社側でも…という内容のコラムを書きましたが、
この「キャッシュレスさい銭」は、個人的には流石に違和感を覚えます。
記事には「オンライン参拝」を推奨するところもあり、ご朱印を配送しているそうで、
禰宜の方が「動画を見て、お参りした気持ちになってほしい」と語っている…との紹介もされています。

お賽銭の起源は諸説あるようですが、昔は、その年の豊作、豊漁などに対しての感謝の意味を込めて、
海や山の幸、お米などが供えられたのが始まりで、貨幣の流通と共に、いつしか貨幣が供えられるようになったようです。
元々は神様への感謝であったのです。しかしながら、現代では、今年はお賽銭を奮発して、願い事を…などと都合のいいお参り、
お賽銭の捉え方になってはいませんでしょうか。私も書きながら少し反省しています(^^;

確かに、コロナ禍において、如何に「密」を回避するか…という事は本当に大事な事です。
しかし、変えていいものと変えてはいけないものはあるような気がします。
貨幣が米などに変わったように、時代の流れでキャッシュレス…これは、致し方ないとしても、
神様への感謝が対峙しない事で伝わるでしょうか?
「じゃあどうすれば…」と言われれば二の句もありませんが、
やはり、根本的な事は守りながら分散を呼び掛ける形にして頂きたいと思います。
でなければ、それでいいんだ…と、コロナが収まって以降、神社に行かないでオンライン、キャッシュレスで済ます…
その内、脈々と受け継がれてきた日本の伝統文化が失われてしまうのではないかと思うのです。

来年は、三が日に拘らず、「密」を回避しながら、「昨年も無事に過ごせました」との神様への感謝の気持ちを込めて、
お賽銭を…と思ってます。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

左下の収入減を懸念という記事も気になります。
今年の葬式は家族葬ばかりです。法事も延期されています。
初詣はかき入れ時と言うのも抵抗感がありますがコロナの影響は神社や寺にもあります。
この状況が続きますと運営もままならなくなりそうです。

キャッシュレス賽銭は年代により抵抗感が反比例しているように感じます。
仰る通りコロナを理由に初詣の習慣が若い人たちに無くなることも心配されます。
個人的には時期や時間をずらして密にならないようにと考えています。


◎10月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、静岡で県内の青年部会が集う会議がありました。
人数を制限し、会議も夕食もアクリル板で区切られた形の円卓で行われました。
ニュースでも取り上げられていましたが、浜松商工会議所の青年部会が、
会合後の主に2次会席でのクラスター感染のニュースが報じられたばかりでしたので、
本来なら2次会の流れに…となるところでしたが、流れ解散となりました。
GoToブームで少し世の中が油断しがちになっていますが、地方を中心に拡散している状況もあり、気を引き締める必要がありますね。

今朝は、富士山遊覧飛行の修学旅行がチャーター機を使って行われた記事に目が留まりました。
以前にも、修学旅行に行けない状況から「オンライン修学旅行」が行われた記事も紹介しましたが、
これは、コロナ禍で最も苦戦が強いられている空港会社が提案したというプラン。
長引く減便による余剰の機材と乗員を有効活用するためだといいます。
富士山や駿河湾など、故郷の絶景を上空から眺め、更には学校上空も飛び、下級生が人文字を描いて応じる場面もあり、
生徒会長の「普段は通学だけでも遠いと思っていたのに、自分たちの日常は世界の本当に一部、今後の役に立ちそうな経験になった」
というコメントが本当に素晴らしく、核心をついているな…と感じました。
上空からの大きな視点で郷土の素晴らしさを知る…逆に普通の修学旅行では出来ない経験でもありますし、
コロナ禍で苦しんでいる航空業界の助けにもなっています。

他にも遊覧飛行を予定している学校もあり、20校ほどから問い合わせもあるという事で、
可能であれば取り入れて頂きたいと思いました。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

良いですね。この時期に最大限の可能性を提案、実行した大人の方々に拍手です。
普通か、普通でないかは別として、大切なのは大事な時期に心に温かい想いが残ること、これが全てではないこと。
当たり前でないことを踏まえて、多感な方たちにエールを贈りたいと思います。
周りの大人は知恵を出さなきゃですね。素敵な記事。



◎10月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

ここのところ、GoToキャンペーンの効果もあり、平日にも関わらず、多くの観光客の方を目にする機会が増えてきました。
観光地にとってはありがたい事ですが、
一方で、今朝の記事には、キャンペーンを悪用して不正にポイントを取得する事態も増えている事が報じられています。
偽名で宿泊ホテルに予約。宿泊当日の午後3時以降に電子クーポンで入手し、
宿泊自体は無断キャンセル…ホテルが無断キャンセルと判断するのが、通常深夜以降となる為、
その「盲点」をついた不正行為だといいます。記事には、指南役のような人物から持ち掛けられ、
100
件のノルマ…という話もあるので、背後に、反社会勢力のような存在があるかもしれませんが、
正に、持続化給付金の不正受給の時と同じ構造で、立派な詐欺行為にあたる犯罪です。

コロナ禍の経済対策として打ち出される政策に対し、制度の盲点をついて「少しでも得をしよう…」
と人々が群がる様子が毎日のように報道されています。

しかし、このお金は天から降ってくるものではありません。財源は全て「税金」。
やがては、私たちの生活に「負担」として戻ってくるものです。

コロナ禍も長期化の様相を呈してきました。「ウィズ・コロナ」の生活様式、経済スタイルを長期的視野に立って考えると共に、
国及び地方自治体が、コロナ対策にて財源放出した後のアフターコロナの時代についても今から考えていかねばなりません。

良識ある行動をお願いしたいと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

左下の「コンパニオン付き」対象外も当たり前ですね。
最近観光地や乗り物に海外の人を見かけるようになりました。
頭が古いかもしれませんがGo To キャンペーンの対象者が在留資格があれば外国人もOKというのも少し引っかかります。
医療関係者は忙しいからではなくリスクがあるからと旅行や外食を自粛されているそうです。
(個人的な気持ちですが)税金を詐取するだけでなく宿にも迷惑行為を働く悪人どもは徹底的に追い詰めて弁償させて欲しいものです。

制度が甘い!!


◎10月31日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、GoToトラベルに関する、ポイント目当ての予約キャンセルなどの不正について取り上げさせて頂き、
皆様からも「怒り」の反応がありました。

今朝の新聞には、GoToトラベルの補助対象から、観光を主目的としない高額なサービスとのセットプランを除外(116日の販売分から)
し、8泊以上の旅行プランを対象から外す(1117日から)とあります。
長期出張による利用、地域共通クーポンなどの不正取得が高額になる事を防ぐ事が狙い…とあります。
不正取得が高額になるのが狙い?という部分に行政感覚の甘さを感じてしまうのは私だけでしょうか?

何日から…とありますので、駆け込み需要、駆け込み不正などがなければいいのですが(^^;
そもそも、当初の制度創設の際、様々な想定のもとに設計されるべきと思うのですが、
キャンペーン開始後、出るわ出るわの不正、アンフェアな状況…
もちろん、制度の目的外使用や不正を行う国民側にも問題はありますが、余りにも雑な制度設計であると言わざるをえません。
バナナの叩き売りのように国民に投げ掛け、その後に徐々に…その間も税金は不適切に、不正の温床に使われていきます。
しかし、その責任は曖昧です。

その下には、持続化給付金の不正受給の返還の申し出が6000件を超えているとの記事。
背後に手数料目的の指南役が存在しているとは言え、やはり、相当な件数ですね。
国民側も、もう一度、この国難とも言える状況を、個人の視点ではなく社会の視点で考えるべきですね。

性善説を前提にした国策の制度設計は難しい世の中なのでしょうか…朝からぼやきです(^^;




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ウチの職場に長期出張で来ている者が、Go Toトラベルを不正に利用していたので注意したところ、
差し入れと称してお菓子を買ってきましたが、Go To以前にウチの職場ではそんなモノは受け取れません。

8泊以上は除外とありますが、長期出張で34日ごとにホテルを移動して、今後も不正をしようとする不心得者が出そうです。
そもそも1泊や2泊の出張と観光をどの様に判別するのか難しいと思います。
予約のキャンセルは予約者の連絡先から追跡できそうですが、
出張の場合、宿泊予約は個人名でするコトが多いので難しいと思います、これは悩ましい問題になります。

そもそも8泊以上の旅行、高額な宿への宿泊が地域経済を活性化させるのでしょうか?
個人的には旅行に行く機会が少なくなるお年寄りの団体旅行や家族旅行等地域経済にお金を落としてくれる旅行を誘導して欲しいですね。
ちなみに"トラベル"の割引と地域クーポン券、"イート"のポイントやプレミアム分は一時所得として
50
万円を超える金額は課税対象になるそうです。
しっかりと徴収して欲しいものです。


◎11月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

早いもので、もう11月…今年も残すところあと2ヶ月ですね。
今年は、イベント事が次々と中止になり、季節感が薄れているせいか、時間の流れが早く感じます。

今日は、県内高校に「eスポーツ部」続々発足…の見出しに目が止まりました。eスポーツは競技人口が年々増えていて、
将来のオリンピック競技の候補にも上がっています。世界的な広がりから多額の報酬を得ているプロもいるほど。
遊び感覚でやるゲームとeスポーツは全く違う、あいさつや礼儀など、部活で養われるものは運動もゲームも同じ…
との意見を先生が述べていますが、ん〜古い人間としては考えてしまいます。
先日、学生の基礎体力が数十年前に比べて大きく減退している記事を目にしました。
昔は外で遊ぶ事が普通でしたが、今は部屋に込もっての遊びが主流。それは、気軽に楽しく遊べるから…
部活にeスポーツが認められると、スポーツをやる人口がそこに流れていかないでしょうか?
果たして、これはスポーツと呼んでいい競技なのでしょうか?
学生の時には、その成長過程に合わせて身体を鍛練する事も必要だと思うのです。
リアルに身体を鍛え、競い合い、喜び、悔しさを覚え…という事が必要ではないかと、私の世代はどうしても思ってしまいます。

その内に「YouTuber部」なども出来て、グラウンドはガラガラ…なんて事にならなければいいんですが…皆さんはどう思います?
これも時代の流れ、選択肢の一つなんでしょうか。




◎11月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、イベントが中止で季節感が薄れて…などと冒頭にコメントしてしまいましたが、
今朝の伊豆新聞には季節感いっぱいの写真が掲載されています。
今見頃になっている、東伊豆町稲取の細野高原のススキの写真です。
標高821m、約125ヘクタールの三筋山裾野に広がる高原は東日本屈指であるとのこと。
駿河湾も一望でき、「すがすがしいススキの美しさに感動した」との来遊客のコメントが掲載されています。
ここで深呼吸すれば、コロナ禍であることを一瞬忘れさせてくれるかもしれません。
6
日までは東伊豆町観光協会が「秋のススキ」イベントが開かれているようです。入山料が中学生以上300円かかるとのこと。


東伊豆町観光協会HP https://www.e-izu.org/

左側には、松崎町で「田んぼを使った花畑」に向けた種まきが、町内外から約80人が参加して行われたとの記事。
このイベントは、補助金などの打ち切りによって、一時取りやめになる事になっていましたが、
楽しみにしている人も大勢いる…と、地元有志の方々が立ち上がり継続されているイベントです。

伊豆に来て自然を楽しむ…至極当たり前のように感じますが、その裏側では、イベントを支えている方々の努力があります。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ずいぶんと前に稲取に行きました。夕食だけでなく朝食にも金目鯛が出てビックリしました。
ホテルの屋上露天風呂から見た太平洋の雄大な水平線に感動したことを今でも覚えています。
稲取と聞きますとその思い出が浮かんできます。

伊豆半島は行かないとその素晴らしさが分からないですね。
先日川端康成の伊豆の踊子を久しぶりに読んでみました。あらためて伊豆を訪れてみたいと思いました。


◎11月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

富士宮市が来年の成人式の参加者全員に「健康観察中カード」の提出させることにした…との記事に目が止まりました。
カードには居住地、帰省日、連絡先、自身の平熱と当日の体温、健康状態を記入する欄があるといいます。
ここにも4割が県外在住とありますが、田舎に行けば行くほどその比率は大きくなります。
しかし、先日ご紹介した修学旅行と同じで、成人式も一生に一度のもの。生まれ故郷で成人式を迎えたい
…という思いは一緒だと思います。

私にも息子2人が県外在住で、コロナが落ち着くまでは帰省するな…と言っています。
PCR検査も完璧ではありませんし100%リスクを回避する事はできません。
先日、妻が知人にその事を話したら「そうだね、その方がいいね」と言われ、
今、県外から多くのお客さんが来ているのに、なんで…と少し悔しそうに言っていました。
母親としては、息子に会えない思いもあって、その矛盾が許せなかったのでしょう。

私もこの記事を見て、もしも息子が成人式のタイミングであり、県外在住の友達が帰ってくる中、
お前だけは帰るな…と言えただろうか…と想像してしまいました。

そういう意味では、行政が公の立場で、これをクリアして頂ければ、成人式に参加されてもいいですよ…と、
責任を明確にし、こうした形を示してくれる事は本当にありがたい事だと思いました。
また、来年、成人式はあるのだろうか…と、漠然とした不安を抱えている若者、保護者の方にして見れば、
成人式はあるんだ…という安心にも繋がります。

個々の判断に任せます…では、やはり、個人基準は様々、結果として不公正な状況を招くことになります。
来年、成人式が次々と中止に…とならない事を願ってますし、大人が、コロナ禍の成人式を何とか成立させたいとした
努力、決断をくんでもらい、いつもより行儀の良い成人式になるよう、若者には期待したいと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

>カードには居住地、帰省日、連絡先、自身の平熱と当日の体温、健康状態を記入する欄があるといいます。
来年の河津さくらまつり、黒船祭、海水浴のお客様は宿泊前提として、
GOTOにも義務づけられている上記のような健康観察カードをお客様の宿泊予定の宿泊施設で管理して貰えないでしょうか。



◎11月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝目に留まったのは、「コロナ交付金、農家混乱」の記事。
「高収益作物次期作支援交付金」という、コロナの影響で、野菜や果樹、花といった作物が減少した農家らに対し、
作物の面積に応じて一定額の交付金を支払う内容の交付金が、農家からの申請数が予想を大幅に超え、
支給要件を厳格化したところ批判が殺到。急きょ設けた救済措置にも「不公平」との声が上がり、
早期支援を目指して見切り発車したツケが出ている…というもの。
これ、全く、持続化給付金やGoToキャンペーンと同じことが起きています。

早期給付を目的に甘い制度設計で取り急ぎ…不正や予想外の状況に急きょ…不公正だと不満が…
同じ国の政策なのに同様の事態が起きているのです。
農家の人たちのコメントに「交付金を見込んで農機具購入などの先行投資をすでに済ませ、はしごを外された」とあり、
10
30日までに農機具の購入契約を済ませた農家には、その代金分などを支給する事で決着したとありますが、
この支援制度がコロナで売上が減少した事に対するものであるなら、やはり、結果として不公平になってしまっていますし、
少し違和感を覚えます。

国家財政は「打ち出の小槌」ではありません。
国の制度設計の甘さはもちろんあります、本当に困っている方々への救済はもちろん必要です。
ただ、そうでない方が「もらえるものは…」という発想でここに飛びつくのは違うと思うのです。
私たちは、支援を受ける反面、子や孫の世代の負担に繋がっていく事もどこかで考えなければなりません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

交付金の原資は税金です。政党や族議員の票集めの為の道具ではないです。
交付金を申請する側には貰わないと損という考えではなく趣旨を踏まえて申請して欲しいものです。
後から増税として来年度以降に大きな負担となります。若い人たちに負担をかけることになります。

誰が負担することになるかをしっかりと教えていただきたいですね。

まったくその通りだと思います。また旅行業界支援なのに旅行者が不満を言ったり、
飲食店支援なのに消費者が不満を言ったり、少し冷静になる必要がありますよね。



◎11月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日からアメリカ大統領選の報道が過熱しています。
現状ではバイデン氏が優勢ですが、トランプ大統領の発言などから、最終判断がもつれそうな気配です。
アメリカを二分しての戦いであるだけに、結果によっては暴動などの懸念もされています。
大国の選挙ですが、何か、田舎選挙のような様相です。
この結果が世界に影響を及ぼす事を考えると、対岸の火事では済みません。
どのような結果になっても、ノーサイドの精神で大国に相応しい理性的な判断をしてほしいと思います。

さて、今朝は静岡新聞の「出張商店街で世代間交流」の見出しに目が留まりました。
富士宮市が声掛けをし、市内商店街から店舗12軒が出張。中心街から離れた地域に買い物・交流の場を作ると言う取り組みで、
総菜、日用品、衣類などを販売され、世代間交流の推進を狙って手作り子供服やアクセサリーなどの子育て世代向けに
3店舗出店したそうです。

同プロジェクトは、5年前から、高齢者の見守りや地域のにぎわい創出につなげる事を目的に年30回ほど開催し、
郊外から中心街に出向くバスツアーも定期的に開催してきたと言います。
コロナ禍で一時中断してものの、高齢者らの開催を求める声で再開されたようです。

ネット販売などが加速的に普及し、商店街のシャッター通り化については、以前にも取り上げさせて頂きました。
一方、高齢者の方にとっては、ネットを駆使して買い物を…という事もなかなか…移動手段の問題もあり、
買い物難民になってしまう状況もあります。

という事を考えると、商店街が出張して郊外へ出店する取り組みは、本当に需要と供給が合致しています。
コロナ禍で、高齢者の方々は寂しい日々を過ごしがちです。子供たちの声が響く場所で買い物が出来る…
生活手段の一つである上に、何よりの癒しでしょうね。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

アメリカ大統領選挙は政治のあり方を考えるにはとても良い素材ですね。
いずれにしても、大統領、総理大臣(首相)、そして首長は支持者のためにあるのではなく
国民、市民全員のためにあるということを肝に命じて職務に取り組んでもらいたいものです。

シャッター商店街についてはもはや商店街の人の努力だけでは解決できません。
行政がどういう支えを果たすかはとても大事です。
それと同時に僕ら市民が損得勘定だけで購買行動をするのでなく、
社会全体の健全な発展のために商店街のために働くことも必要だと思います。

地域のお年寄りや子供たちが買い物をしやすいことも過疎化を防ぐ重要な要素ですよね。
みんな生活に余裕がなくなってきて目先の利益を追ってしまいますが、もう一度考え直さなければ。
いつも、様々な問題について考えさせていただきありがとうございます。
今月15日、16日に下賀茂温泉に行くので下田もお邪魔します。よろしくお願いいたします。

各地のいろいろな試み、知恵を出し合って助け合って、という昔ながらの人と人との繋がりを感じました。
しばらく顔を見ていない元気にしていてくれる両親に会いに、実家へ顔を出してきます


◎11月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、全国のコロナ感染者数が2ヶ月半ぶりに1,000人を超えたとの報道がありました。
北海道は過去最多の119人とのこと。GoToで全国に人が繰り出している状況を考えれば、予想できた事ではありますが、
これから冬本番を控え、更なる感染拡大が懸念されています。
もう一度、コロナ対策について気を引き締める必要がありそうです。

さて、下田市の新庁舎建設事業が延期となりました。延期理由としては、新型コロナウイルス感染拡大による財政悪化と、
予定地の近くに流れる稲生沢川の洪水への対応が不十分であるとのこと。
ごもっともな理由ではありますが、そもそもこの新庁舎問題については、
前前前市長の頃より市の最大の懸案事項として10年以上もの間、二転三転を繰り返してきました。

その間、膨大な時間と労力、予算をかけて進められてきたわけですが、なかなか決着がつきません。
今回、多分にコロナの影響も大きいとは思いますし、時代の変遷と共に変わりゆくニーズも当然あると思います。
しかしながら、議会も含め、何故、ここまで事が進まずに先送りされてきたのか…過去の事を含め、
反省材料としてしっかりと検証すべきと思います。
誰が悪い…とかではなく、何が、どの過程が悪かったのかという視点に立ってです。

これから、財政悪化が進むのは小さな自治体だけではありません、県や国も同様です。
限られた財源をどのように「公」に投じるのか…それは、今後、個人の利害を超えたところで話し合う必要があると思うのです。
(当たり前の事ではありますが、あえて言います)

こういう内容の投稿をすると、「お前は〇〇派か」「賛成なのか、反対なのか」と詰め寄ってこられる人たちがいます。
昨日、アメリカ大統領選挙が田舎選挙のよう…と形容させて頂きましたが、本当にそのレベルを脱しなければいけないと思うのです。
どんなに優秀でも100%支持出来る人はいません。誰が言っているから…ではなく、
その「コト」が本当に「公」に相応しい判断であるのか、個人にとってのベストではなく、
皆にとってのベターであるようにしてほしいと思います。

コロナ禍で皆が力を合わせて乗り越えなければいけない今、今回の事が新たな火種とならぬよう、今は願うばかりです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

行政の役割をどう位置付けるか、その責任をどの様に守るかが問われてると思います。
こうしている間にも東北の様な未曾有の災害が近づいてるのは確かな事。その時今の庁舎は倒壊するでしょう。
災害時に陣頭指揮を取るのは行政職員。
危機感を持って進めて欲しいと他所の市ではありますが…。

我が職場の清掃センターでは、来年度から焼却施設の運転管理が、民間に委託され、新たな処理施設建設までの間、
公設民営でゴミ処理をする事になります。

ゴミ処理施設の建設についても、広域処理施設か、下田市単独かと二転三転どころか、四転五転しています。
これまでは各市町の思惑もあり、議論が進められずにいましたが、今後は、市庁舎建設問題同様にコロナ禍の影響を受けそうです。
しかし、処理施設も既に耐用年数を超えた部分もある為、早期に方向性を決定しなければならないところですが、
こちらも先延ばしになりそうです。


先延ばしと延期とは予定日の有無で違うことです。
いつかはやらなければならない事案をズルズルと先延ばしすると予算の無駄遣いでありやらねばならぬ事が為されなくなります。
先日秋の青春切符で静岡から山梨を3日列車旅行しました。
交通機関、宿等の感染対策は徹底されていました。観光地や飲食店、商業施設等も同様です。

気温が下がったこともありますが接待を伴う飲食店、大学生等のクラスターから若い人たちの気の緩みや
地元客相手の飲食店の対策不足が原因かと考えています。トラベルよりイートの方が心配です。
先月末の名古屋のハロウィンに集まった若い人たちがこれから感染を広げて行きそうです。
喉元過ぎれば…ではないですが一部の人たちの油断が第三波にならないかと心配しています。


◎11月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

伊豆の国市や浜松市でのクラスター発生の状況から、静岡県の警戒レベルが「レベル4」に引き上げられました。
流行レベルの上から2番目にあたる「感染移行期後期」に該当し、記事にありますように、
地域に応じて「慎重に行動」から「特に慎重に行動」、「注意して訪問可」から「慎重に行動」に引き上げになるといいますが、
その言葉による違いは人による受け止め方、感覚で、なかなか分かりにくい…と言わざるを得ません。

県外への移動制限強化の一方で、GoToの影響で県外からのお客さんで観光地は賑わっています。
国は移動を推奨し、県は移動制限…都会の人はどんどんとお出かけ下さい!逆に、県内の人は出かけないで下さい!ん〜矛盾ですね。

中でも心配なのが、伊豆の国市にある順天堂大静岡病院のクラスター。伊豆南部は小さな病院ばかりですので、
症例によっては対応できず、天城越えをして通っている方もたくさんいますし、
救急患者が運び込まれる事も日常的にあります。
伊豆住民にとっては「命の盾」と言っても過言ではなく、所在する伊豆の国市だけの問題ではなく、伊豆全体の問題です。

このクラスター発生後、予約しているけど…親を送っていくんだけど…と悩まれている方を多く見かけました。
しかしながら、県が調査を開始する一方、病院側はホームページで感染状況を公表するのみで、
感染経緯、感染した医師の行動歴などの説明もなく、会見をする必要もない…という回答をされているようです。
訪れた方が、人影のないフロアがあった事を指摘して説明を求めても、教えてもらえなかった…と話しています。

これが例えば、飲食店や夜の店で発生したクラスターであれば、しばらく閉店、行かない…という選択肢もありますが、
病院となればそうはいきません。コロナ感染を恐れて病院に行かない選択をした方が、
逆に命の危険にさらされる事も考えられるのです。

ただでさえ不安を抱える患者さんが、更に不安を抱えて病院に…という気持ちを想像して頂きたいと思います。
一刻も早く、安心できる情報開示、感染対策について発信をして頂きたいです。




◎11月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、当会の青年部会東伊豆支部が税金クイズ抽選会を開催し、たくさんの子供たちの笑顔を見ることができました。
来週の日曜日には、家族で力を合わせて税金クイズなどに挑戦してもらう「税キング22」を伊豆アニマルキングダムで開催します。
今年は規模を縮小しましたが親子100(330)が出場予定です。
野外イベントであるので、晴れるよう、今から天に祈ってます(^-^)

今朝の伊豆新聞の一面には、中山間地域の子供と専門家を繋ぐオンライン授業「プロフェッショナルをすべての学校に(プロ学)」が、
冷凍食品大手ニチレイフーズが連携して実施された事が掲載されていました。
子供たちが、たくさんの専門家(プロ)と出会い、多様な価値観、職業観を育むことを目指し2017年から行っていて、伊豆では初めて。

今回は、子供たちが、キンメなど地場産品を使った冷凍チャーハンのアイデアをニチレイ社員にプレゼンしたとのこと。
法人会でも、高校1年生の職業人講座に講師派遣させて頂いてます。建築家、美容師、料理人等々、その道のプロの方々です。
ほんの30分位の講話ですが、そのプロの話を聞いて進路変更した生徒さんもいました。
ほんの一瞬の出会いが人生を変える事もあります。
一方、別な機会で高校生に「夢ありますか!」と問いかけた時、誰も手が上がらなかった事がありました。
田舎にいると、とにかく勉強して都会に進学して…と子供を塾通いさせ、
肝心の「どういう人になりたい、何になりたい、夢は…」という機会を作ってあげられていないのかな…と感じた事があります。
子供がなりたい夢に「ユーチューバー」の答えが多い現代ですが、それは単純に目に触れる機会が多いからだと思うのです。

もっともっと、多くのプロに触れる機会が子供たちにあれば、憧れの職業も幅広くなるでしょう。
今後は、人工知能やロボットの技術も進み、近い将来、単純作業は人がやる事ではなくなってくるでしょう。
プロ意識を持った「人」になること…これは、子供たちの教育の柱にすべきではないかと思うのです。

キンメチャーハン…採用されてほしいですね。




◎11月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

ここ数日、なかなか決まらないアメリカ大統領選の報道が連日続いていましたが、やっとバイデン氏が勝利宣言…
しかしながら、トランプ氏が意味深なツイッター発信をし、まだ敗北を認めていません。
選挙結果をめぐって問題が長引けば、アメリカが更に分断され、禍根を残すところとなります。
バイデン氏が訴えているように「分断ではなく団結」に向けて進んでもらいたいと願うばかりです。

今朝は朝刊がお休みでしたので、昨日の静岡新聞から気になったコラムを…畜産の拡大が地球環境に影響を…という内容の中に、
「家畜のゲップ」が強力な温室効果ガスのメタンが含まれるという視点に「へ~」という驚きをまずは感じ、
続いて、地球上の哺乳類の60%が家畜、人間が36%、野生の哺乳類が4%でしかない…と、改めて数字に示された部分にも驚きました。
また、感染症との関連で言えば、新型コロナウイルスについても、野生動物が持っていた病原体に帰来する動物由来感染症であり、
この中に家畜がまん延拡大の一因となっていると書かれています。
もちろん、ここで書かれている事が全てではないでしょうし、様々な議論がある事を承知の上で申し上げれば、
地球温暖化と感染症の拡大…この2つが、こうした肉食欲求によるものだとしたら、
自らの欲求によって自らが苦しめられている事になり、天からの厄災などではなく正に自業自得。

プラスチック関連のゴミ問題も同様ですが、やはり、人の欲求を満たす事を第一とした経済活動から、
地球との共存を第一の視点とし、私たち一人一人が、生活そのものを省みる時代に突入していかなければ…と改めて感じました。

これもコロナ禍で学ぶべきところです。




◎11月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

こちらは、秋晴れの日がしばらく続きそうで、今週末に控えている野外イベント「税キング」も
今のところの予報では無事に開催出来そうです。

今朝は、浜松で35歳以下の若手起業家コミュニティ「やらまい若衆」が設立された記事に目が留まりました。
実は、当会でも、10数年前、ビジネス・ネットワーク・クラブなる若手起業家のコミュニティを発足し、
12回夜間に情報交換、経営上の悩みなどを話し合って頂く機会を設けていました。
元々は、田舎での経営者のコミュニティを見渡すと、2代目、3代目の方々が多く、それは法人会でもその傾向にありました。

ただ、この田舎において若手で起業するパワーに触れる度、こうした人たちの集いの場を作る事が出来、
それを会の方に繋げる事が出来たなら、法人会にも「新しい風」が入ってくるでのはないかと期待しての事でした。

11社、若手起業者のところに回った時は、「何しにきた?」「周りは商売敵ですから」と
厳しい対応をされた事が今でも記憶に残っています。
しかし、何とか説得してクラブを発足。2年間、活動をしました。最後は、何か皆で一緒にやろうと、
あるプロジェクトを手掛けたのですが、方向性の違いから衝突もあり、クラブ活動自体がなくなってしまいました。
しかし、活動が無くなった後、彼らから「もうやらないのですか?」と問い合わせをもらいました。
その時思ったのは、どんなに強い人間でも、経営者と言う立場はある意味孤独であるんだな…という事でした。

最近、ワーケーションという新しい枠組みの中に、多くの若者が集い、中には、
こちらで起業する人材も多く相談を受ける機会もありました。
また違った形で、若手起業者が生まれようとしている今、法人会として、地元との架け橋になれないかと思案しています。





◎11月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日から17日まで「税を考える週間」となります。
こちらで事務局を受託している伊豆下田納税貯蓄組合事業の、中学生の「税の作文の部」にて、
下田市立稲生沢中学校3年生の生徒の作文が全国表彰を受ける事となり、今日の午後に1日下田税務署長を務めてもらう事になりました。
週末は家族で税金を学んでもらう「税キング」、最終日の17日には、
税金について会員に学んでもらう「伊豆下田税務大学」が開催されます。
税キングは22年目、伊豆下田税務大学は今年で45年目を数えます。
取られるものではなく納めるもの…社会の会費としての税金について、使われ方も含めて考える1週間としましょう(^^)

さて、今朝は、そういう税金の使われ方を考えるにあたって、富士市の「敬老会廃止へ」という記事に目が留まりました。
審議会の答申ですが、人生100年時代を迎える中、この富士市の敬老会の対象となっている77歳以上が年々増え、
財政への負担が大きくなり、また、出席者の減少、固定化されている事から、祝い金を含め縮小するというもの。
敬老会の廃止だけで6,120万円が削減され、その財源を高齢者の移動手段の確保や生活支援等に振り向けるよう提言したとのことです。
誰しも、個人目線で考えれば、少しでも多くのお金を頂ける事が嬉しいでしょう。
敬老会を廃止するとは何事だ!と怒る方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、高齢者の比率が今後も増え続けていく状況の中、限られた財政下において、
何を優先すべきかを「公」の目線で考えなければなりませんし、難しい舵取りが求められる事でしょう。
税金を納める、私たち国民一人一人が、これからは政治家任せではなく、その使われ方についても考えなければなりません。
何度も申し上げますが、今週は「税を考える週間」です。





◎11月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、3ヶ月ぶりに国内感染者が1,500人を超えました。経済活動を続けながらも、
如何に感染拡大を抑えていくのか…正念場を迎えています。

今朝は、東急とJR東日本、伊豆急行が伊豆を中心としたエリアで実施する、
観光型MaaS(マース)の体験プランが実施される記事に目が留まりました。
対象は、下田の海底熟成酒と西伊豆の潮かつお。海底熟成酒については、
会場で購入したワインや日本酒のラベルを自分でデザイン…下田湾内に沈める様子をクルーズ船「サスケハナ号」から見学。
下田湾を眺めながら、一足早く海中熟成酒を地元の幸と味わい、半年後、マイレベルを張った酒が参加者に届くといいます。
この流れを聞いただけでも、とてもワクワクする企画ですね。
下田を景色、味わいと共に堪能すると共に、体験を通じて深く関わってもらい、半年後にその思い出が甦る仕掛け…。
また下田に…という気持ちにもなりますよね。

潮かつお作りは、カネサ鰹節店でカツオをさばいて塩を詰めて潮かつおを作る体験をした上で、
自分で削った鰹節と共に潮かつおうどんを味わうというもの。
潮かつお作りは地域の縁起物、伝統食として伝わってきたものの、一時は途絶えてしまうのでないかとの危機もありましたが、
関係者や地元の発信、努力により、今では、大切な郷土食として注目されています。

いずれも、今までの観光の仕方、仕掛けから、体験してもらう事で、地域の方々との関わりも含め、
より深く、より親しんでもらおうという思いが感じられます。

地元の人間が体験していない事を、これからは観光客の方々が体験されるわけですから、
私たちも地元の事について、体験、勉強する必要がありますね。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

この時期にコロナ感染者数が増加した理由は寒さもありますが10月末のハロウィンによる馬鹿騒ぎも影響していると思います。
渋谷の人出は減ったものの地方や各飲食店には多くの若者たちが集まりました。
昼間にはマスク等対策をしているのに夜お酒が入ると対策を忘れてしまうようです。
飲食店はこれから年末年始のかき入れ時でありGo To イートも始まりました。感染拡大はなんとか止めたいものです。
発想の転換で、夜から昼間へ飲食の主力を変更したり、出張して提供したり、
屋台やテントなどでの提供だとか自粛するだけではない工夫も必要になりそうですね。



◎11月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナの感染拡大が止まらないですね。法人会も15日、17日、19日と人が集まるイベントを控えていますので、
受付での検温、マスク、フェイスガード等の使用、会場設営、ソーシャルディスタンスの確保には、
充分に注意をはらいたいと思います。

さて、今朝の伊豆新聞の掲載記事に、修善寺図書館の企画「Fuku面本(覆面本)」コーナーの取材内容が掲載されていました。
これは、図書館職員が、小説、エッセー、歴史物、ノンフィクションと幅広いテーマからお薦めの本を選出。
本は、全体を中身が分からないような厚紙で覆われ、パラパラとめくる試し読みも出来なくなっていて、
その代わりにカバーに書いてあるヒントから本の内容を想像して借りるというもの。
そのカバーに書かれているヒントが想像力を掻き立てます。

「…誰かにとって当たり前のことは、誰かにとって変なこと?それを知られるって怖いこと?…」
「…身近な人とのお別れを描いたストーリー。大切な人と過ごした時間はかけがえのないものですよね…」
「死んだほうがいい。死にたくない。どちらの言葉も少女の中から生まれた言葉でした…」など、
職員さんは「福袋のようなドキドキ感も覆面本の魅力の一つ。サプライズを楽しんでほしい」とアピールし、評判は上々のようです。

今、欲しい情報はキーワード一つですぐに手に入ります。本の文字もデジタル化され、
インターネットやスマホから読むことが出来ます。結果、出版業界は苦境に、町の本屋さんは次々と姿を消しつつあります。
しかし、やはり好きな本は手にしたい…と思われる方もまだまだ多いのではないでしょうか?
本を手にした時の満足感、ページをめくる時のドキドキ感はやはり「リアル」ならではだと思います。

情報化が進む中、もう一つ危惧するのは「想像力の欠如」です。
想像するまでもなく見えてしまう情報が溢れる現代社会においては、
昔のように「あの海の向こうに何があるのだろう…」などと想像を膨らませ、その中で育つ思いが夢となり、
人生を大きく動かしていく…などという事が少なくなっていないだろうか…。
もう結末は分かっている…どうせ、この先そんなもの…などという人生は寂しいものです。

「覆面本」…。想像力を総動員して借りてみたいと思いました。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

インクや紙の匂い、学校や旧い図書館には作法や規律があるように感じました。
図書館は子どもの頃のワクワクする場所でしたね。
図書館職員もそんな経験から企画されたのでしょうか。
子どもだけでなく大人にも面白そうですね。


◎11月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナ第3波と言われるような状況になりつつあります。
菅首相はGoTo継続を強調されていますが、経済状況を考えれば、政府の立場からすれば無理からぬ事…
しかし、感染拡大が広がる地方においては医療現場が切迫…。進むも退くも…という状況とはこのことでしょう。

そんな中、GoToイートについては、予算上限に近づいているため、ポイントの付与が今週末にも終了するという記事…。
予算措置である故に致し方ありませんが、感染拡大の状況の中、駆け込み需要が発生するのでは…という別な心配も過ります。
他の記事を見渡すと、「地銀6割が減益・赤字」「3メガ銀・全社減益」「JR東、冬のボーナス3割減」
「後期高齢者の医療費2割負担を本格議論」など厳しい見出しが続く中、
ネット通販急増で物流大手4社増益…の記事だけが唯一気を吐いています。

本格的な冬の到来を目前に、本当に難しい舵取りが求められてきています。
今日は少し暗い内容になってしまいましたが、伊豆アニマル・キングダムにて昨日から公開されている、
ホワイトタイガーの赤ちゃんの写真に少し癒されましたので、こちらの記事も…。

明日はここで「税キング22」というイベントを開催します。会えるかな〜(^-^)






◎皆様からのコメント(一部抜粋)

Go To イートの税金の使い方はアベノマスクと同様に効果について問題があります。
「錬金術」、「無限」とかがめつい人たちに食い散らかされたイメージが残り本来の目的である飲食店の救済ではなく
予約サイトに多額の税金が流れています。

さらに都市部と地方の格差が端的に出(地方では使える店舗が少ない)、世代間格差もありました。
新型コロナ対策と言う名目で税金の無駄遣いが容認されそのツケが未来の大きな負担となりつつあります。
国であろうが家庭であろうとも収支に関しては同じことだと思います。
人のお金だと無駄遣いや回り回って自分の懐に入れるようならば家計を預かる人間は退場か交代しなくてはならないように思います。

下田のコロナ禍地元対策について取り上げがないのが気になりますねぇ…。
GOTO等誰もが使いこなせる物ではなく、税金を平等に還元するという事については、
我が下田市は、上水道の基本料金2ヶ月無料という、のしんそこ平等な措置に久々あっぱれと…。

これなら一人暮らしや病人障害者全て平等に還元され、過疎地の予算貧しい地区でもどうにか出来る安ですよね。
やっと我が家も恩恵を受ける事ができます。



◎11月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は伊豆アニマルキングダムでイベントを開催しましたが、
朝の情報番組ZIP!でホワイトタイガーの赤ちゃんが取り上げられていましたね。
昨日も、見物のお客さんがたくさんいらっしゃいましたが、益々混み合いそうですね~(^^;

今朝は、浜松の新聞店3社が「HOTプロジェクト」と銘打ち、「地元応援!農家さん直売会」をされた記事に目が留まりました。
コロナ禍が農業に与えた影響を危惧し、「何とか地元を応援しよう」と企画、市内12の販売店に協力を求め、チラシを配布。
会場には38の農家や商店がブースを構え、新鮮な野菜や果物、ジャムなどの加工品などが陳列され、
コロナ対策も施された上で賑わったようです。
主催責任者の販売店社長は「新聞販売店の強みを生かし、地域住民と農家や商店の関わりを強めていきたい」と話されています。

この「新聞販売店の強み」というのは、言わずと知れた販売、配達網…SNSやインターネットなどの通信網がいくら発達しても、
毎朝夕にリアルに機能する配達網。それは、朝刊を1日の始まりの情報源としている高齢者が多い田舎であるほど強いと感じます。

また、新聞店さんには、毎日、配達員さんから地元の情報が入ります。「ここのお店が…」「あそこの家が…」「あの人が…」
コロナ禍で苦しむ農家さんの苦しみを、様々な角度から知る事が出来たのかもしれません。
役員になって頂いている地元新聞店の経営者の方もいますが、舌を巻くほど地元の情報に詳しく、いつも感心してしまいます。

一方、新聞店さん側からすれば、インターネットの普及による「紙離れ」は商売の存続にも関わる重要な問題です。
今回のような取り組みによって、新聞店が地域にとってかけがえない存在であると認識される事は、
長い目で見れば商売的にもプラスになる事ではないでしょうか。

コロナ禍では、今行っている商売の強み、弱みが明確に出るケースが少なくありまぜん。
逆に言えば、強みにもっと磨きをかける、弱みをカバーする強みを見つける…など、
あらゆる場面を想定しての経営戦略を考えるチャンスの時でもあります。

また、1社で出来なければ2社で、会社で出来なければ地域、個人で…など、形態に捉われず、
常識に捉われず発想する事も必要だと思います。

地域や人々に幸せをもたらす…という事も一つのキーワードですね。




◎11月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は「税を考える週間」の最終日。当会も、午後から「第45回伊豆下田税務大学」という
3
講座のセミナーを下田ビューホテルにて開催します。今日も快晴で良かったです(^^)

さて、今朝の伊豆新聞の一面に「潮かつお作り最盛期」の記事。先日も、体験講座の記事でご紹介をさせて頂きました「潮かつお」。
カネサ鰹節店5代目の芹澤安久氏には、青年部会や当会の伊豆下田元気塾でも講演をして頂きました。
正月用の伝統保存食として、豊漁豊作、子孫繁栄などを祈願してわらで飾り付け、神棚や玄関先に吊るし、
三が日過ぎに下ろして、茶漬けなどにして味わう郷土の食文化。
「正月魚(しょうがつうお)」が「しおがつお」とも重なる縁起物。一時は消滅の危機にあった「潮かつお」は、
地元の若手が「しおかつお研究会」を立ち上げ、B級グルメ「しおかつおうどん」を考案、出品し全国に発信。
その活動も、最初から順風なものではなく、徐々に地域の人々の理解を得て広がっていき、
今では、西伊豆にとって欠かせないものとなっています。そう考えると、別な意味でも縁起物と呼べるものかもしれませんね。

もう一つ、松崎町「鮎の茶屋」の焼アユ作りが最盛期という記事。近くの清流の水で育った鮎を炭火で一昼夜かけて焼き上げ、
籠に並べて3日間燻すもので4千匹を焼き上げるといいます。
もう、10年以上前になりますが、こちらのアユが美味しいから…と、少人数での会議と懇親会をさせて頂いた事があります。
鮎づくしのお料理がとても印象に残っていて、この記事を見て、久しぶりに…という気持ちになりました。

海と川の違いはありますが、鰹と鮎が共に最盛期…季節はめぐっていますね(^^)
もう一つ、先日の税キングの記事も掲載されていましたので、
折角なのでこちらに…相澤下田税務署長さんがアップで写っていました(^^;









◎11月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は「第45回伊豆下田税務大学」を開催致しました。コロナと税について学ぶ機会となりましたが、
3講座の長時間セミナーでしたので、受講者の方はお疲れになった事と思います。来年はコロナに気を遣わない設営をしたいものです。

今朝は、個人的な事で恐縮ですが、私の次男がちょうど大学4年生である事もあり、
来春大卒の内定率がリーマン・ショック以来の下落率になった記事に目が留まりました。
記事には、大学生だけでなく短大生、専修学校の内定率も出ていますが、短大の内定率が27.1%、専修学校は45.5%…
10
1日現在ですが、短大は4人に1人しか決まっていない状況という事になります。
次男も就職活動に入る前にコロナで就活がストップし、大学もリモート、就活に関する情報収集はパソコンを通じてのみ…
会社訪問等のリアルな就活が出来なかったため、その点は不安もあったかと思います。(多分、親の方がやきもきしていましたが…)
今は、何とか内定をもらって一安心していますが、何があっても不思議ではない今の世の中においては、
どこまでも不安はつきまといます。

現在就活中で、まだ内定をもらえない世代の子供たち、その親御さんの心情を思うと、同じ世代の子を持つ親としたら、
とても他人事とは思えません。

コロナが収まりを見せない今、ここ数年は新卒採用枠が少なくなる…と言われています。
これからの世代を担う子供たちが、そのスタートから大きな試練に見舞われています。
1日も早いコロナ収束を願わずにはいられません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

本当ですね。
これから、という若い人たちや子供たちに、あまりにしわ寄せがあり過ぎて可愛そうなどという言葉だけでは表現できませんね。
Gotoの見切り発車的な一連の政策が悔やまれます。
ただ、全てを止めて1か月待つ、というのは無理だったとは思いますが、
少しずつの動きにしてほしかったなぁと個人的に思ってしまいました。



◎11月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

3連休を目前にして、コロナの感染拡大が止まりません。
伊豆にも多くの観光客の方が訪れていますが、ホテル、旅館、観光施設等での感染防止策が功を奏しているのか、
今のところ、GoTo関連で感染者が出たとの情報は出ていません。
いずれにしても、一人一人が意識的に感染防止について心がけるしかありませんね。

さて、今朝は伊豆新聞一面にあった「松崎町プレミアム商品券、購入限度額5万円に引き上げ」の見出しに目が留まりました。
見出しだけですと朗報のように受け取れますが、記事を読んでいくと、50%のプレミアムを付けても買う人がいない実情が読み取れます。
3万円で45千円の買い物が出来る商品券を売り出したのが728日…購入率が上がらず、
職員が町内各地で出張販売…にも関わらず、1117日時点で57%の販売率…。
破格のプレミアム率が付いているのに、これだけ売れていない状況はどこに原因があるのでしょう?

取扱店一覧を見ると、スーパーやコンビニ店も名前を連ねています。日常で確実に消費される事を考えると、
売れていない事が不思議に思えてしまいます。
一部の人から上限を上げてほしい…との要望も分かる気がします。話は変わりますが、GoToキャンペーンのプレミアムについても、
国民一律に一見公平そうな還元に見えますが、サイト利用によるポイント還元等、
慣れていない高齢者の方々にとっては使いにくい側面もあります。
今回の松崎町のプレミアム商品券、券を買って使用するだけ…のシンプルな商品券が何故売れないのか…
広報の仕方であるのか、内容であるのか…これは検証して、次に繋げていく必要がありますね。

また、このプレミアム商品券は多くの自治体でも販売されていますが、使用実績を見ると、
その多くが地元商店などでなくスーパーやコンビニ店に集約して消費される傾向があります。
プレミアム商品券販売に併せて、地元商店等が新商品販売やセールなどの工夫もし、
今後の売り上げアップに繋がる努力をされると良いのでは…と感じます。
折角のプレミアムを一時的なもので終わらせないためにも。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

プレミアム率50%ではなく『150%プレミアム商品券』だとか『3万円で45千円使える商品券』
とお得感を前面に出したらどうでしょうか笑笑。

となりの記事に岡谷市が稲取の朝市に特別出店とあります。
スーパーに行く理由は安いのもありますが一度で買い物が終わり時間の節約ができるところもあります。
地元の商店街の強みは地域密着です。地域の消費者と商店街をネットで結んで現代の御用聞きと配達をしたら需要がありそうです。
その仲間たちにたまに岡谷市や甲府市等の特別ゲストを入れたりすると魅力あるように思いますが。


◎11月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

晴れ間が続いていましたが、昨夜から久しぶりの雨が降っています。
残念ながら、感染拡大の傾向は広がりを見せるばかりですね。

今朝は、伊豆新聞の熱海の記事「芸妓・コンパニオンを支援」に目が留まりました。
GoToキャンペーン」の対象から外れがちな接客を伴う業界を支援し、温泉街の伝統文化と雇用を守ろうと企画…とあります。
関係される方には大変申し訳ありませんが「今ですか…」という思いはぬぐい切れません。
法人会でも以前は宴席の場に呼ぶことも多かったので、大体の仕組みは存じていますが、
対象が商議所会員、市内組合加盟ホテル、旅館を通じて芸妓、コンパニオンを利用した場合11本(30分)当たり
2,500
円(上限2万円)を助成する…とあります。
通常、一座敷と言われる時間は2時間。ホテル、旅館の場合、派遣会社に支払われるお金に持ち込み料をプラスして、
お客さんから支払ってもらう代金は2万円程度…この内、芸妓さんやコンパニオンさんに実際に支払われるのは半分程度でしょうか…。
現実には、ホテルの売り上げに関わる分にも支援される事となります。

お客さん側から見れば、一座敷頼んだ場合は通常2万円支払うところ、
1万円の助成が発生しますので半額程度で利用できることとなります。

温泉街のコンパニオンさんは、都会と違って、お座敷でひざを突き合わせて接待します。
温泉街に来た解放感とお酒の力もあって、トラブルも日常茶飯事です。私も何度も仲裁する場面に立ち会いました。
小池都知事が啓蒙している5つの小「少人数で小一時間、小声で、料理は小皿、小まめにマスク、換気、消毒」は、
コンパニオンさんが同席するお座敷では不可能です。

今、GoToキャンペーンで、ホテル、旅館等は予約が多く、都市部からの多くのお客さんを迎えていますが、
最近は観光客の方も十分に感染症対策をされ、宿泊施設でも十分な対策を施しているため、
こちらでは新たな感染者が出るような事態にはなっていません。

しかしながら、やはり都市部の繁華街で感染が広がったように、お酒を伴う密接な環境下においては、
その感染力は何倍にもなっているような気がします。

業界の方々も大変なご苦労をされていると思いますが、やはり「今ですか…」と思わざるを得ません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ここはおっしゃる通りですね。
であれば、行政からの手助け(補償等)が最も必要な業種かもしれません。
予算に限りがあることはわかっていますが、そこの部分もしないといけないのかなぁと思います。
僕が言うのは簡単と言われちゃうかもしれないけれど、そこに取り組むのはやはり行政しかないと思いますので。
難しいとは思いますが。


◎11月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

様々な不安を抱えながら、3連休に突入しました。
医療現場の切迫した状況から、今まで以上に感染拡大対策を心がける必要があります。
一方で、感染拡大関連記事の裏に、旅行業界最大手JTBが、9月中間決算で過去最大の781億円の赤字となり、
6,500人を削減する…という記事がありました。共に「命」の問題であり、考えさせられます。

暗いニュースが多い中、静岡新聞に取り上げられていた記事に目が留まりました。
焼津市の市民団体「チームももいろ」が、コロナで外出機会が減った独り暮らしの高齢者を支援しようと、
100円弁当の宅配に取り組んでいるという内容です。
このチームは2016年に「地域のためにやれることを」と市内多業種の30代〜50代の男女10 名が発足。
毎月の清掃活動を始めたといいます。
17年から子供や独居の高齢者に月2回食事を振る舞う「ももいろ食堂」をメンバー宅で運営を開始。
子供は無料、高齢者からは参加費300円。食材などはスタッフが無理なく続けられるよう、
市民の寄付やスタッフの自家農園栽培で賄ってきましたが、コロナで4ヶ月間、中止が余儀なくされ、
高齢者と地域との接点が失われる事を心配して、5月から「100円弁当」を始められたといいます。

コロナの影響は誰もが受けています。
恐らくは、このチームのスタッフの方々の中でも大変な思いをされている方もいらっしゃるでしょう。
そんな中、地域の独り暮らしの高齢者が置かれている立場、心情に思いを馳せ、お弁当を届けながら高齢者の方々に寄り添い、
活動するチームの方々には本当に頭が下がります。

コロナ禍となり、新聞記事を取り上げてのコラムを始めて、何度も「自分だけ良ければ…では…」との内容の記事を、
残念ながら取り上げる機会が多かったですが、この記事を見て、まだまだ、人は人に優しい…と思えました。

今、どうすべきか、何が出来るか…このチームの精神で考える事が出来れば、自ずと答えが出るように思います。




◎11月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

とうとう菅首相が「GoTo」見直しを表明しましたね。
ただ、3連休の初日、昨日は多くの観光客の方を見かけました。これだけの人の流れを止める事はなかなか難しく、
やはり、何度も申し上げているように、一人一人が感染防止の意識を高めるしかないと感じます。

今朝は伊豆新聞の一面に、南伊豆町で自然保護活動に取り組む「いのちの森・水辺リングホタル清流さくら園」が、
所有する山に広場や散歩道を整備し、自然散策が楽しめる「いのちの森、竹ノ浅間神社」をオープンさせた記事に目が留まりました。
このコースの終着点には、整備中に見つけたという、男性と女性の顔が一つの岩にある「めおと岩」があり、
山の中なので、声を出して願い事を…と、「こだまめおと岩」として小さな社を設置されたといいます。

入場は日の出から日没まで、無料ですが、安全ために受付が必要とのことです。
思わずいいな…と思ったのは、森から出てくる子供たちの写真。
昔は、こうして子供が森や海など自然の中で遊ぶ機会が多くあり、その中で学ぶ事がたくさんありました。
そもそも人は、この中で生まれ生活する自然の中の一部であり、ここにある「めおと岩」のような自然の中に信仰の対象を見つけ、
祈った歴史があります。そこに自然を敬う気持ちも養われたように思います。

コロナ禍だからこそ、原点に立ち返り、自然に触れ、手を合わせる機会を作る事も必要かと思います。
南伊豆町の新名所になってもらいたいですね。





◎11月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

3連休も今日が最終日。昨日も近隣に出かけましたが、どこもお客さんでいっぱいの様子。観光地としては喜ばしい反面、
感染拡大の現状を考えると少し複雑な思いも…。

今朝の伊豆新聞の一面には、そんな様子が掲載されていました。
下田ロープウェイや堂ヶ島の観光遊覧船が利用者で賑わっている事が記事にもありますが、いずれも密になる事が必須の乗り物…
観光地の選択においても感染が広がっていない地域を…という傾向にあるようですので、
海外旅行も感染が広がる都市部にも…という事になれば、この賑わいも頷けます。

また、緊急事態宣言後に見られたマスク未着用の人の姿もほとんど見られず、大声で…という状況も余り見かけませんので、
感染防止の意識についての高まりも感じます。

ただ、感染拡大情報が連日報じられる中、リスクと背中合わせの観光、宿泊施設の接客における緊張感、ストレスは半端ではなく、
この賑わいの何割ほどがキャンペーンの効果であるかを考えた時、やはり、その後の影響が気がかりです。
関係者の「先行きが見えないのが不安」というコメントは全てに言えることです。

私たち一人一人がどうこの時代に立ち向かっていくのか…本当の意味での「ウィズ・コロナ」はこれからだと感じます。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

最近Go Toキャンペーンは果たして観光や飲食業救済の為なのか、予約を取り仕切る中間業務を行う企業の為なのか判らなくなります。
キャンペーン終了後にどうなるのか、キャンペーンを補填する為にどのくらい増税となるのか、
キャンペーンが無ければ旅行や飲食しなかったのでしょうか等いろいろと考えてしまいます。

いずれにしても観光客と対面して働く人たちのストレスは大変かと思います。
その人たちが報われるキャンペーンになるように国は考えて欲しいですね。



◎11月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

3連休が終わり、今日は急に冷え込んできました。風邪などひかれないよう、体調管理には十分お気をつけ下さい。
さて、感染拡大が広がりを見せる中、政府は、札幌、大阪などを対象に「GoToトラベル」の予約を一時停止する調整に入ったようです。
予約済みの旅行の扱いについては、割引を適用せずに、キャンセル費用を国が補償する方向だと言います。
ただ、予約停止地域の住民が他の地域へ出発する旅行については、引き続き割引適用を容認するようです。

キャンセル費用の補償については、国に扇動されて予約した結果ですので、これを国民側が負担する事となれば、
不満爆発する事は容易に予想できますので国も致し方ないところではあります。
心配なのは、次々と感染拡大地域が広がり、地域ごとに「GoToトラベル」が停止になる事で、
感染拡大の広がっていない地域に予約が集中し、全国へ…とならないかという事です。
これから、感染拡大が本格的に心配される冬を迎え、年末年始についても集中しないよう注意喚起が今からされています。

経済を止める事は、ウイルスとは別な意味で命を危険にさらす事に繋がります。
政府も自治体も苦渋の選択が続くことでしょう。





◎11月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、下田市民劇場が会員減少で存続危機…の見出しに、他人事でない危機感を感じました。
下田市民劇場は、会員制演劇鑑賞団体で1989年の発足当時には800名の会員がいたとのこと、それが現在200名、
ここ30年で4分の1に会員数が減少したといいます。
1989年と言えば平成元年、3%の消費税が導入された年でもあり、まだバブルの余韻が残る時代…
1989年の下田市の人口を見ると、約3500人、現在の人口が約21千人でありますので、
人口比としては3分の2程度に減少した事になります。
では、会員数の減少が単純な人口比減ではない原因はどこにあるのか…経済的に見れば、バブル崩壊、
リーマンショック、2度の大きな大震災、異常気象、今回のコロナウイルスなど想定外の事態に見舞われ、
個人個人が余裕を失いつつある事も大きな原因ですが、もう1つ、インターネットなどの通信環境、物流等の社会環境の変化で、
求めるコミュニティが内側へと移行し、引きこもりやすい生活環境に変化している事も要因ではないかと感じます。

当法人会も、私が帰郷した平成3年当時を振り返ると、会員数は今のほぼ倍ありました。セミナーや交流会を開催すれば、
今の倍以上の方が積極的に参加されていました。
足が遠のく会員企業の方々に、どうしたら集って交流して頂けるか…が、ここ20年近くの課題でした。

今年4月、緊急事態宣言が出され、そういう機会が益々失われてしまう…との焦りから、とにかく発信をと始めたのが、
このコラム発信でした。このコラムを見て会に入会して頂いた方が数名、脱会を留まって頂いた会員さんもいらっしゃいました。
喜びはありましたが、同時に、時代の移り変わりも感じました。

自前で立ち行かなくなり解散するコミュニティは数多くあります。当会も、職員2名ですが、そんなコミュニティの事務委託を、
法人会以外に3つほど引き受けさせて頂いています。それは、法人会の財政運営上にも必要な事としてです。

今後も、厳しい環境である事には変わりありませんが、やはり、リアルな人との繋がりによって何かを得て頂ける会でありたい
と考えています。

明日は、コロナ対策に十分に留意しながらではありますが、青年部会でリアルな情報交換交流会を予定しています。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

考えさせられる話です。
人間は生きていく為に必要な優先順位は『衣食住』だそうです。着飾る衣装ではなく暖を取る為の衣服が一番だとか。
むかしに比べると贅沢な暮らしをしないなら生活は豊かになりました。
TVやネットの発達により映画館、本屋などは減少し、アイドルやジャニーズ等の公演はファンが群がり日本の伝統芸能には
若い人が興味がないようです。

今更ながらですが、アベノマスクやGo To イートにトラベルのキャンセル料等の税金の使い方に違和感を強く感じます。
文化庁を通して衣食住に続く文化的なコンテンツや産業の創造、国民の文化的意識の向上に税金を使うことの方が
長い目で見て経済の活性化エネルギーになるように思います。

若い人たちをはじめ市民が観劇やイベントに参加することで地域との結び付きが高まる可能性があり、
大切な社会ツールかもしれませんね。



◎11月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

西村大臣の「緊急事態宣言が視野に入ってくる…」という発言が波紋を広げています。
飲食店経営されている方にとっては「またか…」という落胆の声が聞こえてきます。

さて、今朝は三越伊勢丹の「リモート接客に期待」の見出しに目が留まりました。専用のスマホアプリを使い、
リモート接客、販売サービスを始めたというもの。
全体の売り上げが4割減った現状からオンラインの売り上げを…という事ではありますが、
そもそも、百貨店の客層が求めるサービスに「リモート」を取り入れる事で、その良さが継承されるのだろうか…
という素朴な疑問を感じました。
大塚家具のお家騒動の時も、従来通りの高級路線を推し進める創業者と、
時代に合わせた、カジュアル、安売り路線を進めたい娘さんとの争いでしたが、
結果、会社自体を実質的に失う事となりました。
今、あらゆる市場が、どこでも、誰にでも、簡単に安く手に入れられる環境下にあります。
しかしながら、それだけでは満足しない顧客の存在がある事も事実です。そこに「差別化」の発想が生まれます。

宿泊業で言えば、高級旅館、ホテルのサービスなどは、「泊まる」という行為に「非日常」を掛け算する事で、
その何倍もの価値を払ってでも満足感が得られるものです。

最近、コロナの追い風もあってか、リモート、オンラインに舵を切る業種、業界が増えてきています。
しかし、その全てが正解だとは思えません。リモートの導入によって、対面での良さが置き去りにされるケースも少なくありません。

コロナ禍だから…という根拠の下で、安易にリモート、オンラインに切り替え、
従来からあった企業の強みが失われる事がないよう願いたいものです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

先日の焼津市の「チームももいろ」の宅配弁当の話を思い出しました。
チームの皆さん自身も苦しいなか高齢者に寄り添って100円弁当の宅配されています。
お弁当を提供するだけでなく孤立しがちな高齢者の相談相手になったり見守りもされているようです。
リモートと言うと聞こえは良いですが血が通っていないように感じます。
百貨店の利用者層とサービス内容がややミスマッチしているようにも感じます。
高級旅館がキャンペーンで今までと違う客層の人たちを大挙して招き入れたら、
従来の上得意客が来なくなってしまったにならないと良いですが。



◎11月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、河津町のホテルで青年部会の情報交換交流会を開催しました。
静岡県内のコロナ感染拡大が止まらない中、河津町は伊豆で唯一、感染者ゼロを継続している自治体。
昨日も、河津町のメンバーと話をさせて頂きましたが、「1人目にはなりたくない…」が住民共通の思いだそうです。
それはそれでストレスだな…と感じました。

さて、今朝の伊豆新聞一面に、その河津町で来年早々に開催される「河津桜まつり」に関連する記事が掲載されていました。
50万人の来場を想定し、健康チェック済みシールの活用、混雑状況をウェブでなど、見える対策を徹底されるようです。
河津桜まつりは河津町経済における大黒柱であり、近隣市町に及ぼす影響も大きい催し。野外イベントですが、
関連施設も含めコロナ対策を徹底する事で結果を出せば、それは信用に繋がります。
コロナ収束が見えない中では、観光地として、その信用を積み重ねるしかありません。

下の記事は、松崎町温泉施設に、その活性化を願う住民有志の方々から、地元書道家が書いた「大沢温泉 依田之庄」の看板、
のぼり旗やパンフレットなどを贈ったという内容が掲載されています。
この施設は町営で、この地元有志から「設定されている町外の方に対する入浴料が高い、
もっと利用しやすい金額で…」と要望活動が持ち上がり、町が聞き入れ、当初設定より安い料金設定になった経緯がある施設です。

今まで、自治体が運営する施設については、開設しても「ふーん、出来たんだ」…。
失敗すれば「やっぱり、町がやってもだめだね~」というどこか他人事のような反応が通例だったような気がします。
しかし、このケースでは、町が運営する施設に対して、たくさんの人に利用してもらいたい…との思いから、
住民が声を上げ、ただ声を上げただけでなく、自分たちが出来る事を応援しよう!とその思いを形にされています。

これからは、かくあるべきだと思います。行政は行政、民間は民間という感覚ではなく、互いに意見し合い、
互いに出来る事をし合いながら、地域の為になる事を追求していく…。

本当の意味で官民一体とならなければ、この難局は乗り切れません。




◎11月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

GoToを巡っての迷走が止まりません。
昨日、大阪、札幌については、そこから出発する旅行についても、控えて欲しいとの要請から補助対象外とし、
キャンセル料を国が補償する事が決まりました。
医療現場が切迫する中、短期的に収束に向かわせる為にも、もう少し思いきった判断を求める声も出ています。

さて、今朝の伊豆新聞の一面には、嬉しい記事が2つ並んでいました。
下田市の海洋調査会社「ウィンディーネットワーク」が独自の技術を駆使し、函南町の「瓢箪山古墳」について、
ドローンを使った空中レーザー測量調査を行い、地形の立体画像を古墳調査をしている筑波大教授に送り、称賛されたというもの。
上空写真と立体画像が並んでいますが、普通に見ると森の上空写真でしかないものが、
ドローンからの撮影で詳細に地形の立体画像を表現出来るという事が驚きです。
古墳の形として有名な前方後円墳の形がはっきりと見てとれます。
同社はこれまでも、この技術を使っての海洋調査で、海中地形の立体画像を作成、海に沈む、軍艦、戦闘機、潜水艦などの発見も
次々とし話題になってきました。ドローンを使ったこの技術が更に様々な可能性を広げた事になります。

こうした最新技術の成果が「下田の…」という形で発信される事がとても誇らしく感じます。
もう1つ、左側の記事に、下田の「和歌の浦遊歩道」の災害復旧工事が終了し、
日中に関しては共用再開された事が取り上げられています。
こちらは以前にも書かせて頂きましたが、ミシュラングリーンガイドの二ツ星を獲得したスポットであり、
毎年下田を訪れていた作家の三島由紀夫氏が愛し、散策をしていた遊歩道です。
今年は三島由紀夫没後50年にあたり、各所でも記念イベントが開催されています。
財政難から見送られていましたが、「市長と語る会」で市民からの声を受け、三島没後50年の1125日に合わせ、
急きょ先行実施したものだといいます。行政の予算、事業執行は、大体1年の流れが年度当初に決められ粛々と消化されるものですが、
市民の声で優先して…という形は好ましく感じました。今日は久しぶりに和歌の浦遊歩道を歩いてこようと思います。





◎11月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の一面には、西伊豆町の宇久須港で、SNS誹謗中傷撲滅を訴えた「命の大切さを伝える花火大会」が開催され、
2021
発の花火が打ち上げられた事が掲載されていました。

主催は、実業家の三崎優太さん、ゲストに最上もがさん、三崎さんは「青汁王子」として通信販売事業を成功、
メディアにも多数露出していましたが、昨年2月に法人税法脱税容疑で起訴され執行猶予付きの有罪判決を受けた経歴があり、
最上さんも、SNSを中心に知名度を上げて活動をしてきましたが、最近、誹謗中傷を受けている事が報道されました。
共に31歳、SNSの恩恵と誹謗中傷を共に極端な形で受けた方々です。

今朝、この新聞を見て、お二人の経歴、花火大会の様子をYouTubeで見ました。
一瞬にして、こうした事が可能な事が今の世の中です。

若い人には想像も出来ないかもしれませんが、スマホどころかインターネットも普及していない時代には、こうした事は不可能でした。
見逃した花火大会を見る事はもちろん無理ですし、その人の素性を知りたければ、図書館で調べる…なんて事も当たり前でした。
それが今では、家のソファーに座りながら指先1つです。

しかし、逆に言えば、その人の人生の全てが、傷も含めて一生付きまとう世の中になったという事です。
便利と引き換えに不便な世の中になったとも言えるのではないでしょうか。

お二人のこの行為も、SNS上では恐らく賛否両論出るでしょう。しかし、思わず素晴らしい花火を見ることが出来た住民の方々、
花火大会が次々と中止になり、仕事の機会を奪われた花火職人の人たち…にとってはありがたいプレゼントになった事と思います。

物事何事も一長一短、良いことも悪いことも背中合わせです。
しかし、今の世の中、SNSでの誹謗中傷のように、悪いところばかりをつついて正論の如く振りかざす人が多いと思います。
その指先の向こうで誰が傷付き、もしかしたら命を落とすのかもしれない…
という想像力が本当に足りない世の中になったような気がします。
コロナにおける、〇〇警察のごとき風潮も同じです。
しかも、自分は傷付かない「匿名」で…。これはやはり、変えていかなければなりませんね。





◎11月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

こちらも朝は大分冷え込むようになってきました。
今日は静岡新聞に掲載されていた「県内増える墓じまい」の見出しに目が留まりました。
核家族化や少子化で墓の管理が難しく、「子供に負担をかけたくない…」「嫁いだ娘たちに苦労をかけたくない…」
との理由が書かれています。
私も息子2人がいますが、県外で働く息子と、来春、東京で就職する息子…帰郷するかも分からない息子2人にお墓の管理…
そう考えた時、墓じまいも1つの選択になってくるのかな…と、正直頭をよぎる事もあります。

ただ、理由の言葉の中にある「負担」「苦労」という言葉には少し違和感を覚えます。
昔、日本人にとって「家を守る」という事は第一優先されていました。
それは時に、ある意味、個人の幸せを犠牲にするものでもあったかもしれません。
許嫁(いいなずけ)などの習わしは、今の世の中では漫画の中の世界の話でしかありませんし、
家と家との正式なお見合いなども今はあまり見かけなくなりました。
現代では、気軽に出会える「合コン」が主流でしょうか…
しかし結果、離婚率は35%前後、3組に1組以上が離婚している状況になっています。
もちろん、個人の幸せが優先でしょ…と言われればその通りかもしれません。
しかし、そんな世情の中でも、守るべきものがあるのではないか…と最近思う事が多くなりました。

単純に、「家」と言う単位が守れなくて「国」が守れるのか…という事です。
そういう単位より個人の幸せを尊重するあまり、自分、自分の世の中になってしまい、結果、責任を負いたくない、
苦労はしたくない…と国民全てがなってしまったとしたら…。

話が少し飛躍してしまいましたが、お墓に手を合わせるという行為は、今ある自分に繋がるご先祖様を敬い、感謝する事だと思います。
昔は、お墓を守る、家を守るという行為は、ごく自然に当たり前にあった事だと思うのです。
それを負担や苦労と思えてしまう事自体を、やはり考えなければいけないのではないかと思うのです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

最近新型コロナの為にお葬式が家族葬で行われることが増えました。
友人の身内が亡くなった時に家族葬だと楽だと言います。
法事も高齢者が多いからとなくなります。
墓仕舞いも含めてお寺の経営がこれから成り立つものか心配です。
日本人の識字率はほぼ100%で世界一だと言われています。
いろいろな理由があると思いますが、日本人の生活の中に仏教が(古くからありお経を暗唱してきたことも)大きいと思います。
家を守る、ご先祖さまの墓を守る、仏壇を守る、日本人としてのアイデンティティのひとつが無くなりつつあると
同年代として同じ思いです。



◎12月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

感染拡大による医療現場の切迫が報じられる中、GoToトラベルをゴールデンウィークまで延ばす案が自民党から提案されたとの報道も…
今朝の新聞には、全日空の冬の賞与ゼロ、来春卒大学生の内定率急落…など、
コロナ禍による経済的ダメージを伝える記事も並列されていて、全てが「瀬戸際」の状況にあり、
100%正解と言う答えは、なかなか見つかりそうもありません。

さて、昨日、墓じまいに関する記事を紹介、コメントをさせて頂きましたが、今朝の伊豆新聞の見開き一面に、
河津町の栖足(せいそく)寺で、元ミュージシャンの経歴を持つ千葉住職の仕掛けで、
疫病退散、地域活性化の願いを込めた「音と光の仏教体験」を開催する記事が掲載されていました。
この寺では、昨年から本堂の夜間ライトアップ、演奏会、プロジェクションマッピングの手法を活用したイベントを開催。
寺以外でも、河津バガテル公園内でプロジェクションマッピングのイベントに協力し、先日は個人的にも拝見させて頂きました。
千葉住職の「お寺にもっと親しんでもらいたい」という言葉に全てが集約されていると思います。
時代と共にお寺と地域、住民との関わり方も変わりつつあります。

やはり、一般の方々にとって、葬儀、法事、お墓参り以外には、なかなか敷居が高い雰囲気を感じてしまいますが、
昔はもっと生活に近い位置にあり、心の拠り所になっていた事を思うと、
「親しんでもらいたい」と願うご住職の思いも分かる気がします。

この記事を拝見して直ぐに「行ってみたい」と思いました。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

Go To トラベルが延長と聞くと嬉しい気がしますが税金を上乗せすることです。
税金を厳密に徴収する割に政府は安易にと言うか無駄使いしているように感じてしまいます。
先ずはコロナの感染を抑える為にもワクチン開発や医療従事者に税金を投入すべきだと思いますが。
昨日の新聞にあるように遺児大学生の窮状に税金を使い未来に投資すべきのように思います。
公平感で言えば、コロナで疲弊しているのは宿泊施設、飲食店だけではないように思います。
そもそも旅行や飲食に国から補助を受けて行くものでしょうか?
来年GWまで延長したとしてその後Go To 終了後の反動にどのように対処するのかも考える必要があります。
政府も含めて国会議員と国民の間に大きな感覚のズレがあるように感じます。


◎12月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、こちらは曇り空で、少し寒くなりそうです。
このコラムを始めてから、毎日、新聞各紙を隅々まで読む習慣が出来ました。
最近は、コラム感染拡大関連に関する医療現場の切迫状況、GoToトラベルの見直しによる業者の戸惑い、
冬のボーナスゼロ、リストラ、就職率の低下、企業倒産等、本当に悲鳴に近い記事が並び、
読んでいると朝から気分が落ち込んでしまい、少しでも前向きになれる内容に…と思っても、
なかなか自分自身が前に進めない心情になることも度々です。

そんな中、今朝は「与党、衆院選へ影響懸念」の見出しに目が留まりました。
以前のコラムでもお伝えした、後期高齢者を対象とした窓口負担を2割に引き上げる方針について、
次期衆院選への悪影響を懸念して慎重論が強まっているというもの。引き上げられる対象は一定の所得水準以上の方。
最も対象を絞っても200万人の負担が増える事から、自民党幹部が「もし、200万人の票が野党に流れると落選者が増える」
と強い危機感を抱く…とあり、二階自民党幹事長は
「選挙の直前を選んで、そういう議論をするのが適当かどうかも十分念頭に置いて対応したい」と公の立場で口にしています。

この記事、私には別世界での出来事のように思えて仕方ありません。
誰でも負担は少ない方がいいに決まっています。しかし、このコロナの状況下において、
子や孫の世代の事を真剣に考えないお年寄りの方がいるでしょうか?
200
万人負担増になれば200万人の票が野党に流れると本気で思っているのでしょうか?
国民はそれほど愚かではありません。このままの医療制度、年金制度が持続出来るなど、ほとんどの方は思ってないでしょう。
今まで、そういった問題を先送りに、国民に聞こえの良い事を続けてきた結果が、負の遺産として残されてきた事を反省し、
しっかりと説明をした上で、国民に強いるべき負担を毅然と頭を下げてでも実行すべきだと思います。
国民は政治家のそういう姿勢を必ず評価します。
これでは、国の為、国民の為ではなく、選挙の為に政治家をやっている…と思われても仕方ありません。

私たち国民一人一人も、そういう政治家を生み出してしまったという責任はあります。
政治家批判だけしていても前には進めません。そんな事は所詮「きれいごと」と言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
これからは、本当の意味で「個や私」ではなく「公」のために働ける人をきちんと見定め、
政治を託せる世の中にしなければいけません。

もう、後がありません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

問題は、全ての人間に悪平等でやろうとしている事。
負担率増加されないのは、住民税非課税世帯数のみなんて、悪平等も良いところ。 
大金持ちの麻生太郎でも、3割負担で済むなんて酷すぎませんか?
この列島では、きちんと所得統計を取っている。
所得の中央値(世の中の真ん中の所得)が、一年遅れで判明している。
中央値以下の人は、75歳過ぎたら、1割負担。中央値から、その倍までの人は、2割負担。それ以上は、3割負担。
なんて、簡単に実行出来る。

そうやって、保険から金持ちの人たちとそうでない人達の悪平等を解消する事に、なんの問題も無いはず。
それを、幾ら(勝手に官僚と政治家が決める)からは〜〜〜なんてやってるから、麻生太郎の様な大金持ちが、
保険から給付される様なおかしなことが起きる。


先送りという事は選挙が終われば元通り。


◎12月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

GoToトラベルが6月末まで、割引率を徐々に抑える形で継続されるようです。
事業者側も少しづつ備えを進めたいところです。

さて、昨日は政治家の選挙を意識した対応について、少し辛口なコメントをさせて頂きましたが、今朝はこの記事。
新型コロナウイルス対策のために自治体に配った「地方創世臨時交付金」が
目的外と判断されかねない利用事例が相次いでいるという内容。
この交付金は、感染拡大防止、雇用の維持、事業活動の継続、経済活動の回復などを目的に、
全ての都道府県と市区町村に交付されているもの。
()がつく交付事例としては、北海道で、来年度小学校に入学する子ども全員にランドセルを配る…
公用車10台購入…花火大会等々がありますが、本当に理由が酷いです。

公用車購入が自動車産業の業績回復に寄与。ランドセルは全員に配りながら、経済的に影響を受けている家庭支援…。
コロナ禍で本当に困っている箇所への交付金であるにも関わらず、何と雑な使い方でしょう。これ全て税金です。

個人の持続化給付金の詐欺などもしかりですが、こんな事では政府批判は出来ません。
補助金事業などを見て、時折思うことがあります。結局、自分で稼いだお金ではないので、
どこかお金の感覚が甘く、雑な使い方になってしまいます。
町のために民間有志で始めた事が、補助金が入ることで活動そのものが無くなってしまった事例もいくつか見ました。

全ては税金、天から降ってくるお金などではなぬ、私たち自身が払い、
後々も負担になって帰ってくるお金だという意識をもっと持つべきだと思うのです。
この意識を変える事が出来なければ、やはり、後はありません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

まったくその通りだと思います。
政治家も行政官も国民も公金と言うことを考えなさすぎです。
一人一人が自分のこととして考えるところから始めなければいけません。

基礎自治体がこのようなお金の使い方をしたとは。
]感染拡大抑止と地元企業の活動を守ることは両立しなければなりませんね。
コロナ禍が過ぎた後、半分も企業が倒産してたらもうその地域自体が崩壊ですからね。


先ず医療現場費充実から!命を一番に守る医療の現場一番!
ここを充実させてからの全ての出発だったのですよ!全て後手後手に!人の命を軽んじて何が経済を回す為だ!
先ず命の保証をし安心の保証させてからの経済を回す事が継続出来る保険であったのでは!
ちょっと立ち止まって考えていたら…。
救えた命が有り、医療の切迫もあれだけ専門識からの早くからのアドバイスや先読みのあった中での今日…
我が家は税金を支払う側のみ!
クーポンやGOTO等使う暇もなく、ただひたすら医療関係職として日々を働くのみ!

ですので、初めから間違っている公金のばらまき方に腹立ちしかありませんし、
呆れて本当はこうしてコメントすらむなしさが込み上げて来ます…。
今、医療崩壊が目の当たりに迫っていますよ!正月明けは果たして…。

安全、安心の医療確保保証有っての経済だと!
このままでは対応する医療従事者確保は間に合いませんし、誰も率先してやるナイチンゲール達は遠ざかってしまって当然です!
日々むなしさだけが…。


◎12月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

ついに大阪では、医療崩壊の危機を示す赤信号が灯されました。
師走にきて、年を無事に越せるだろうか…という不安が大きくなっています。

少しでも明るいニュースは…と朝刊を開けば、こんな呆れたニュースが一面に…。
下田市須崎の人気ジオスポットの恵比寿島の岩肌に、ひっかいて書いた落書きが見つかったというもの。
法人会でも2度ほどジオ見学ツアーを企画し、この恵比寿島を訪れましたが、
自然の造形美が本当に素敵で、地球の歴史を刻み、物語る本当に貴重な場所。
こうした行為は、京都などの歴史的建造物にも時折見られニュースになりますが、
まずは、歴史、先人に対する敬いの心と知識、こうした行為がどのように受け止められるか…
という人としての想像力が欠落しているとしか思えませんでした。

このジオの自然美、造形が物語るのは地球の歴史そのもの…自然に対する敬いの心と知識もなく、
この自然を伝え、守る活動をしている地元の方、ジオガイドさんの努力を無にする全く愚かな行為です。
一事が万事、こうした行いは、平気で自然の中にゴミを放り投げ、自然破壊など私たちには関係ない…
と言った考えに繋がるものだと思います。

こういう落書きは、残念ながら、我もと相次ぎ、悲惨な状況を招く事が多いです。
この行為が、地元の人間であるのか、観光で訪れた人であるのかは分かりませんが、
如何に愚かな事であるのかを知って頂く為にも、この場所に限らず、こういった行為を止めて頂くためにも、
よろしければ、シェア拡散して頂きたいと思います。

朝から怒っています!




◎12月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナ感染拡大が日々深刻な状況になる中、今朝は、来年の成人式に向け、西伊豆町が出席の新成人に向けて、
唾液抗原検査キットを郵送し、町内の新成人は、開催日の1週間前と式前日の2回、
町外在住で開催の1週間より前に帰省する新成人に関しては、帰省前日、式前日の2回検査してもらい、
結果をメール報告、陽性の場合は欠席してもらうというもの。
驚いたのは、新成人には、陰性なのでマスク着用せずに式に参加するということ。
星野町長は「子供たちの一生に一度の晴れの日をなくしたくない。特に女性は着物を着たり、
化粧をしたりする中でマスクを着けるのはかわいそう」と話しています。
一見するとあっぱれな取り組み…と思えるかもしれませんが、マスク不着用については賛否両論ありそうな気もします。
西伊豆町は、県内で高齢化率が一番高い町です。新成人60人の内、現在出席が33名…例年より悪いといいます。
この背景には、当然コロナに対する警戒が背後にあるでしょう。実家に高齢者の方がいる新成人については尚更です。
抗原検査が絶対であれば問題はありませんが、何事も100%はありません。無いとは思いますが、
自己申告なので、成人式に出席したい思いが強く…検査結果を偽って…という事が100%ない…
という事も言い切れないような気がします。

また、マスクなしで式に…という事が逆に不安を与える…という事はないでしょうか?
式に向かう新成人がマスクなしで会場に向かい、マスクなしでそのまま町内施設に繰り出す…
これを事情を知らない一般の方はどう見るでしょう。この日、マスクなしの免罪符を新成人に与えてしまう事にならないでしょうか?

今の感染拡大の状況下、新成人だからこそ、マスク着用をきちんと求める…という事も必要なのではないでしょうか?
これは命に関わる問題です。
抗原検査キットを送り、2回に亘って検査してもらう措置は本当に素晴らしいと思います。他の市町も是非真似してほしいと思います。
西伊豆町は、緊急事態宣言以来、全国に誇れる先進的な取り組みをされ、こちらでも何度も賛辞を送らせて頂きました。
だからこそ、この「マスクなし」については、個人的には慎重を期して頂きたいと思うのです。
それが、0.001%のリスクであっても、万が一の事があれば、新成人に一生の傷を残す事にもなりえると思うのです。

本当は、手放しで「素晴らしい!」と言いたいところではありますが…。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

成人式に出席することに意義があります。
成人式は着物を着て化粧する場なのでしょうか?
マスクは他人にコロナを感染させない思いやりのツールでもあります。
新たに成人の仲間入りをする成人式の趣旨からも違和感を感じてしまいます。
成人式で帰省する同級生たちと久しぶりに会えば会話も弾むだろうし二次会で飲食もするかもしれません。
そもそもが感染リスクと晴れの日に可哀想だと言う発想こそが感染拡大する油断の一因のように感じてしまいます。
大人になると言うことは自己責任を負うことです。
西伊豆町の常識が他の地域の非常識にならないと良いのですが。


◎12月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は静岡県の「地域防災の日」。この地域でも朝9時から防災訓練が行われ、私も地域の防災役員の末席にいるので、
避難訓練の設営側として制服、ヘルメット着用で参加しました。

今年はコロナの関係で、この訓練を行わない地域もあるとのこと。田舎では、避難されてくる方もそうですが、
防災役員に携わる方も高齢の方が多く、私のような50代半ばは、まだ若手と呼ばれます(^^;

難地は、お寺の上にある急な坂道を登るので、高齢者の方がつかまるロープを張って、それを支えます。
ロープを持ちながら、息を切らし、やっと上がってくるお年寄りの姿を見ながら、果たして未曾有の災害に襲われた時、
この体制がどれだけ有効なのだろう…と、正直、頭をかすめます。
会議でも色んな想定が話し合われますが、助ける側の防災役員も高齢…いざとなれば「自助」が優先されます。
話すほど、自主防災の限界は見えてきます。ただ、こうした訓練の中、地域の人がお互いに顔を合わせ、
おはよう、お疲れさま、と顔を見て声を掛け合う事が大切だと思います。
ロープをつたってくるお年寄りの力を感じる事が「共助」の入り口なのかな…と思ったりもしました。

自宅に帰って防災バックの中を確認。賞味期限近くの非常食を出しながら、こういう日も必要だなと感じる「地域防災の日」でした。




◎12月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、「菅内閣支持急落50%」の全国世論調査の結果が掲載されていました。
政府の新型コロナウイルス対策は「評価しない」が55.5%、
感染防止と経済活動のどちらかを優先については76.2%が「感染防止」と答えたとのこと。
これ以外には「GoToトラベル」を巡っての一連の政府対応を「妥当」とした人は11.6%、
年末年始の帰省や旅行については83.6%の人が「予定していない」と答え、
東京五輪・パラリンピックについては「中止すべき」が29.0%、「再延期すべき」が32.2%、
「開催すべき」が32.2%となっていて、開催すべき…と思っている国民が3人に1人しかいないという状況が見て取れます。
「桜を見る会疑惑」についての世論調査の結果も出ていますが、個人的には、追及は絶対に必要ですが、
今、この時にこれらの議題と並べて論ずるべきではないと思います。

全ての数字にコロナ感染拡大に対する大きな不安が象徴的に表れ、今の菅内閣の政策について否定的とも取れる感じではありますが、
内閣支持率が50%を保持しているという事が、では、何をすれば、誰が首相となって内閣を率いれば…という事については、
国民にも判断しかねるという事ではないかと思います。
菅首相は、その経歴からも政治の世界でも叩き上げで昇ってきた人物で、
私には政治家というより調整型の実務家のイメージがあります。
これまで、多くのしがらみの中で調整を取りながら信頼に繋げてきた人ではないかと…ふるさと納税の導入など、
地方への思いが強い方なので、コロナ禍でなかったのなら、大いに手腕を振るわれたのではないかと…
しかし、今、日本は先が見えない大きな不安の中にいます。国民の心に力を与えるリーダーの一言が求められる時代です。

是非、菅首相には、大いなる決断とメッセージをお願いしたいと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

私は選択肢の少ない世論調査ほど無責任でマスコミの操作しやすい物は無いと思っています。

国民の気持ちがわかる政治家はいないってこと・・・与党も野党も


◎12月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

年末に来て、コロナの感染拡大が止まりません。
看護師の不足が深刻化する大阪府は、自衛隊派遣を要請し、
政府からは、第3次補正予算と21年度当初予算案の追加分を合わせ、
73
兆円6千億円規模の経済対策を追加する事が発表されました。年末にきて、本当に緊張感が高まってきています。

本来なら、そうした事に関連する記事をご紹介するところですが、何これ?…という内容に目を奪われてしまったので、
今日はこの記事を取り上げます。
児童生徒らにわいせつ行為をした教員の処分を巡り、懲戒免職とするかどうかで各地の教育委員会の判断に「差」が出ている
という内容で、本当にツッコミたくなった部分は「程度を考慮」の箇所。
懲戒免職となった北海道の男性教員は女子生徒と複数回キスをした…
停職6ヶ月に留まった愛知県の男性教員は女子生徒に車内で2回抱きつき、1回キスをした…
え?複数回と1回の程度の差?普通の人じゃないですよ、先生ですよね?1回なら許されるの?とツッコミたくなりませんか?
富山の男性教員は同じ行為をしながら、「本来なら懲戒免職のケース」との判断が、
卒業生らが嘆願書を提出された事、日頃の勤務態度がまじめだったことから「行為は許されないが、総合的に判断した」
と停職に留めたとなっています。これからその教員に習うのは卒業生ではないですよね?
日頃の勤務態度がまじめ…って、犯罪者の行動の裏側でよく言われる事ではないですか?
この事に関連するNPO代表の方が「教え子かそうでないか、恋愛感情があるかないかは理由にならず、
教委によって処分差がでるのは問題だ。(中略)キスであれば回数などにかかわらず免職相当とするなど「例外」を排除…」
と答えていますが、当たり前の事だと思います。

程度問題にもよりますが、犯罪、過ちを犯した人が社会復帰する環境整備をする事は必要だと思っています。
ただ、「先生」という職業は別だと思うのです。私が子供の頃などは「パワハラ」などという言葉もありませんでしたので、
先生にビシビシと体罰を加えられました。それがいい事とは全く思っていませんが、
根底に「仕方がない」と思わせる先生への畏敬の念があった気がします。
今、何か一つの行動が「セクハラ」「パワハラ」「〇〇ハラ」と言われるような世の中になり、
子供に対する接し方、教え方について、非常に気を遣う世の中になりました。
そういった責任を回避する為には、生徒に余り関わらない…という選択肢をとる先生もいるでしょう。同情の余地はあります。

ただ、先生は、教科以外にも、子供たちに「良い事、悪い事を教える」立場である事は今も昔も変わりません。
1個人について、先生としての人生を認めるか、認めないかという話などではなく、
子供たちの教育の場をどう考えるのか…という事に尽きると思うのです。
ですから、教育委員会によって判断が違うという事はあってはならないと感じます。

甘い判断を下した教育委員会の方が、もし、自分の娘さんがその教師に教わる…
という事を想像した時、同じ判断を下せるものでしょうか?

もちろん、そこに至った背後関係や経緯は検証されるべきですが、そこに程度問題が干渉すべきではありません。
先生として2度の教壇に立つべきではありません。





◎12月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の一面には少し寂しい記事が出ていました。
1984年に発足した太鼓グループ「伊豆松崎牛原太鼓」が、メンバーの減少により年内で活動休止をするという内容。

人口減少、少子化が進む中、こうした地域の活動維持が困難になり、休止、解散せざるを得ないケースは多々ありますが、
同情するのは、コロナの影響で今年は1回も披露する場が無かったという事。
一生懸命に練習に練習を重ね、最後の場も与えられる事なく休止…関係者、子供たちの落胆はいかばかりか…
今からでも、町が機会を作って上げられないだろうか…と率直に思ってしまいます。

6歳から練習に参加している高校生が「子どもが減るのは仕方ないことだけど、活動休止はさみしい。
将来は松崎に帰ってきて、復活させたい」とのコメントに少し救われた気がしました。
彼は、太鼓を通じて、地域への思いを育んできたのだと思います。

この高校生が松崎に帰るその時まで、復活させられる地域であれるよう、私たち大人が頑張っていかねばなりません。




◎12月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、コロナ感染者が全国で2,837人と発表され、過去最高を更新しました。先行き不透明な年末となり、不安も募ります。
そんな中、今朝の記事に、当会の会員企業でもある「稲取赤尾ホテル」の若女将が、
自身が開発に携わった美容クリームの新規商品開発に向けてクラウドファンディングで資金を募っている記事に目が留まりました。
若女将の栄里香さんは、学生時代にモデルとして活動していた際、肌荒れに悩んだ経験や臨床検査技師の資格を生かし、
15年前に業者と共同で「雪肌月桃」を開発。ホテル内で販売してきましたが、コロナ禍においてはホテルでの販売自体が難しくなり、
国外の販売を模索しましたが断念に至ります。
しかし、いつまで続くか分からないコロナ禍においてはホテルの売り上げも先行き不透明…
「事業の新たな核にしたい」との挑戦の気持ちから、世界展開可能な新たな原材料を使った
クリームの開発を目指してクラウドファンディングの活用を思い立ったといい、
「温泉水や土肥の白ビワなど、静岡県産の原材料を使い、新商品を開発したい。伊豆や稲取温泉のPRにもつなげたい」
とコメントされています。

この先…と、誰しもが不安を抱える中、気持ちを奮い立たせ、新たな事業展開を模索する若女将の挑戦を応援して頂ければと思います。
クラウドファンディングの返礼品には、クリームの他、ホテルの宿泊券なども用意されているようです。


クラウドファンディングの詳細はこちら
https://wonderfly.ana.co.jp/cf/ideas/977




◎12月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、コロナ感染者が全国で3,000人手前まで膨らみました。重傷、死亡者の数も以前と比べると目立った数字になってきています。
昨日は、女性部会役員会が少人数で行われ、1月末に開催予定であった行事も中止となりました。
感染者が少ない伊豆南部においても、じわじわと寄せてくるコロナの波に恐れを感じています。
また、コロナ差別の問題など、少ないからこその不安も大きいと話し合いの中で感じました。

今朝の伊豆新聞一面には、下田市加増野・横川メガソーラー計画の中止を求める請願採択がされたとの記事が掲載されています。
この地区は山々に囲まれた地域ですが、街道沿いからは確認出来ませんが、一歩山に踏み込むと、
経営不振で廃業したゴルフ場跡地などでメガソーラー建設が進められています。
更にその隣接地の山林を切り開き、開発を進めようという計画。
反対する市民グループは計画地が水道水源に位置し、清流が失われる恐れがあると反対しています。
今、政府は「脱炭素」に向け、自然エネルギー開発に大きく着手しています。

コロナ禍で世間の話題がそちらに向いている今も、その裏では着々と計画が進められています。
こちらでも話題にした、伊豆沖での巨大風車100基の風力発電計画についても、その後の進展を目にする事は少なくなりました。
法人会では、翌年早々にご案内をすべく準備していますが、
来年3月を目途に、伊豆の山と海の価値を改めて皆様に考えて頂く内容の講演会(伊豆下田元気塾)を開催する予定です。

そして、その隣には、松崎町議会の様子が書かれた記事が出ています。
松崎町長と町議会の対立に基づくやり取りは以前にも取り上げさせて頂きましたが、今回の町議会での内容も酷いです。
町長の危機管理意識に関して改善を求める決議案…という事ですが、
91日の職員参集訓練において町職員が統一して導入する安否確認システムを導入していなかった、
町役場に届いた爆破予告当日の1110日、行き先も告げずに外出、連絡をおろそかにした、
125日の市町村対抗駅伝の際、前夜祭が中止となったにも関わらず、静岡市に特別な理由なく前泊した…
これらは責任ある立場であることの認識が甘い…というもの。

これに対し町長が「これらの行動は全て正しいと思っている」「町長がいなくても機能する組織がベスト。
松崎町はそれに値する」など、全く対話になっていません。
こうした空虚な質疑が、税金が使われている議会の中でされる事に呆れますし、
このコロナ禍での状況で、何をしているのか、そんな事は場外でやって下さい…と言いたくなります。
フェイスブックで友達になっている移住者の方が、呆れて議会傍聴する様子をフェイスブック上で拝見しました。
その後、余りにも呆れ果てて、傍聴する事を止めてしまった様子も…。
こちらの人間として、とても恥ずかしく思いました。何とかならないものでしょうか?

今日は午後から松崎町に取材に出かけますので、この件について、地元の人に聞いてみたいと思います。




◎12月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は松崎、西伊豆に取材に出かけ、松崎町を世界発信したいと、キラキラした瞳で話す20代のハーフ女性、
西伊豆町役場の公務員という立場でありながら、組織に埋もれる事なく、
町への思いをもって精力的に動く40歳の男性を取材させてもらいました。
時代はどんなに変わっても、物事を動かす原動力はやっぱり「人」なんだな…と、
「コロナに負けるな!伊豆に生きる人」のテーマで取材をさせてもらってますが、
いずれの方も、コロナに対する愚痴は一つもありません。前を、未来を見られています。

今朝は、下田市の魅力を写真で発信している「下田写真部」の撮影した写真が、JR東日本のポスターに採用され、
来年の3月まで特急踊り子号の車内に掲出されている記事が出ています。
下田写真部の写真は、私もフェイスブックを通じて拝見させてもらってますが、メンバー一人一人の視点で、
下田の日常を切り取ったものですが、見ていて、とてもほのぼのとしますし、下田の魅力の気づきに繋がります。
素晴らしい写真の数々も見所ですので、是非一度ご訪問してみて下さい。


下田写真部
https://www.facebook.com/shimoda.photo/




◎12月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

政府が、2050年までに「温室効果ガスゼロ」を目指し、洋上風力発電の事業について政府が主導するという方針を発表しました。
伊豆沖に100基もの巨大風車が建設される計画がある当地としては、本当に注目していかなければなりません。
関連記事にあった見出し「洋上風力コスト減図る」の記事に目が留まりました。
政府主導によって、開発手続きの簡素化、事業者の開発コスト切り下げをし、電気代の値上がりを防ぎたい…とあります。

この「コスト」が曲者だと思うのです。誰でも安い電気代がいいに決まってます。
しかし、洋上風力発電の開発の際に気にすべきは、環境問題への影響、風車が及ぼす人体への影響があるかどうか、
当地のような国定公園に指定される観光地において景観などに相応しいものであるのか…等です。
その検証すら、コストの名の下に簡素化、開発コストの切り下げで無下にされてしまう事にならないでしょうか?
政府主導で何とか目標達成を…そして、その開発に群がる企業は「儲かる」を柱に手段を選ばす…
となってしまったら住民の気持ちなど置き去りです。

この記事にもありますが、風車の直径200m、東京タワー(333m)並の高さ…それが100基も伊豆沖に立ち並ぶ風景を想像すると、
個人的には絶望的な気持ちになります。

文末の方には、イギリスが2000基超、ドイツが1500基など欧州諸国から大きく遅れている…と書いていますが、
風力発電に必要な欧州と日本との環境の違いには言及していません。
最近、マスコミもこの点について言及する事は少なくなったような気がします。コストと同じで、
こうした数字の単純な比較は本当に怖いと思います。小さな島国の日本が、
東京タワー並の巨大風車2000基に囲まれる姿を想像できるでしょうか?

脱炭素は必要です。じゃあどうするんだ…という声もあるでしょう。
しかし、政府主導、コスト削減の中、大切な事が議論、対策もされずに進むようでは困ります。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

現在、風力発電のコストは、1kwh426銭。LNGコンバインよりも安い。
なのに、洋上風力の買取価格が1kwh30円。
これ以上、風力発電のコストを下げてどうするのか?
コスト減は全て、特別目的会社へ融資したファンドの利益。
ファンド経由なので、利益に対する税は20%の分離課税。
しかも、地方税分は、ファンド所在地の東京へ集中。

原発も、安いを売りにしていたけど、大嘘でしたし、「奥さん、こちらがお得だよ!」には、
要注意と……思わないで引っ掛かる人が本当に多いです



◎12月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、風もあり大分冷え込んできました。
今週から冬本番の寒さ到来のようです。急激に気温が下がっていますので、寒さ対策も万全に体調管理にはお気をつけ下さい。

さて、今朝は新聞がお休みですが、昨日お伝えした、風力発電が政府主導で行われるというコラムに関連した記事があったので
取り上げます。
それは、政府が、600億円という巨額を投じて福島県沖に設置した浮体式洋上風力発電施設を全て撤去するといった記事。
政府主導で風力発電が進められる…といった記事と同じ日の報道ですので、何とも皮肉です。
しかも、来年度予算には、この風力発電施設の撤去費用に50億円が盛り込まれています。
この施設は、2012年、東日本大震災による原発事故で一時全町避難となった楢葉町の沖合約20キロに3基設置されました。
大震災後、全町避難となった町の沖合に建てられたわけで、どうしても、震災のどさくさに…と思えて仕方ありません。
しかも、3基で600億円…。

撤去費用を含めて650億円が海に消えていったわけですが、マスコミも、不思議とこれを大きくは取り上げません。
こういった問題をクリアにせず、脱炭素の看板を掲げて、その失敗をした政府主導で洋上風力発電が進められるわけですので、
これは不安でしかありません。
近隣の東伊豆町でも風力発電(こちらは山ですが)の撤去が決まり、1億円もの撤去費用がかかる事になりました。
以前のコラムでも書かせて頂きましたが、風車全てが耐用年数前に使い物にならなくなっています。その責任の所在はどこにあるのか、
風車が町にもたらした利益は設置から撤去に至るまでのトータルで示されているのか…
住民が納得するような説明が必要だと思いました。

このケースの場合、政府事業なので、国民全てに対しての説明責任があります。
巨額の税金が投入されているのですから「桜の会」どころの話ではありません。

今後、政府主導で洋上風力発電を行うのであれば、今回の件について、国民が納得する説明を行うべきだと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

本当にそう思います。
秋田県の当方も洋上風力促進区域にされ現在事業者公募中です。
かつてこのプロジェクト・リーダーが浮体式洋上風力発電施設実証実験が功を奏し事業化すれば
4000人の雇用と年間5000億円の経済効果」が創出されます!みたいなことを言ってました。
いまのカーボン・ニュートラル志向政権のお花畑話が福島の芝居噺のようにならなように、
しっかりとした人物たちが占める政権に変わり日本独自の未来を切り開いていって欲しいものです。


三菱重工が作った、7Mwhの大型機(当時三菱の最大機)は、解体の為に、何故か鹿児島の錦江湾迄曳航してから解体が始まっています。
6月15日に下田沖を曳航して通過しました。
尾ヶ崎ウィング沖を曳航中に、アメリカ軍のKC130が、仮想敵に想定して、低空での急降下旋回を繰り返して居ました。
600億円の財源は、我々が増税を受け入れた震災復興税より支払われました。


◎12月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日はこの話題につきますね。
GoToトラベル事業が今月28日から来年111日まで全国一斉に停止する事が発表されました。
強気な菅首相でしたが、医療現場の切迫状況から、年末年始にかけての更なる感染拡大は流石に…というところでしょう。
新聞紙面には、一斉に観光業、飲食業界が悲鳴…のような記事が並んでいます。
それまでは医療現場の切迫状況や政府が後手後手…との報道が並んでいましたので、
少しばかり政府側にも同情する気持ちにもなりました。
どちらにしても叩かれるのであれば、政治家はどんどんと責任を負わない方へと逃げて行ってしまいます。
テレビのワイドショーなどでも、評論家が今までの政府対応について、あれこれと語っていますが、大事なのはこれから…
日本人が1億総評論家のようになっては、誰もが無責任に世論を煽る人になってしまいます。批判、非難は誰でも出来ます。
揚げ足を取るばかりではなく、今、何を、どうしたらベターであるのかを考え、
国民一人一人がどのように行動に出るべきかを考える時ではないかと思うのです。他人事ではありません。

昨日も、ある観光施設の方とお話をさせて頂きましたが、そもそも、今月初旬からの感染拡大の報道を受けて、
先週あたりから施設利用者は大幅に減少し、宿泊施設へのキャンセルも相次いでいるとのこと。
今回の決断は更にその影響を拡大させる事は間違いありません。

しかし今は、何とかこの感染拡大を食い止める事が最優先です。
今まで以上に、密の回避、感染予防を心がけましょう。
今年の漢字が「密」…少し皮肉です。




◎12月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜は、月に1度は会食する方と2名で夕食、
その後、馴染みのお店に一人で立ち寄り、カウンターで少し飲みました。
両店とも他にお客さんは見当たらず、マスターともカウンター越しに少し話をさせて頂きました。
今月に入り、感染拡大が報じられるようになり、客足はぱったりとのこと…仕方ない、我慢の時ですね…との言葉に、
そうだね…と返す事しか出来ませんでした。本来なら忘年会シーズンで人通りもあるのですが、本当に静かな夜でした。

今朝の新聞各紙には、キャンセル相次ぐ…の見出しで、宿泊業者の現状、戸惑いの声が各紙ともに列挙されています。
その中に混じって、下田のホテルで地域クーポン1000枚(100万円相当)が盗難にあった…という記事もありました。
盗難のあったクーポン番号は、記事によると、106720501106721000106721501106722000との事。
お気をつけ頂きたいと思います。
不正取得クーポンの問題などもそうですが、コロナに負けるな!と、一生懸命に頑張っているお店に、
そうした不正、盗難クーポンを利用する事に対し、人として恥ずかしいという気持ちを持ってもらいたいものです。

今日は、そうした記事を掲載するつもりでしたが、
前にもご紹介した洋上風力発電に関係する記事で見逃せない内容が目に留まりましたので、こちらの記事を紹介します。

政府主導で進める洋上風力発電において、今から20年後の2040年に発電能力を原発45基相当の規模にするというもの。
欧州連合(EU)、中国に続く、世界第3位の規模にするというのです。
これらの国を日本の国土面積で比較すると、EUは約11倍、中国に至っては約25倍…海に囲まれた日本は適地が多い…
と書かれていますが、果たしてそうでしょうか?
先日も、福島沖の3基の洋上風力発電に撤去費用も含め650億円もの税金が海に消えた事を取り上げたばかりですが、
その事についての検証過程も明らかにされないまま、本当にこのまま進めてよいのでしょうか?
地域別目標が書かれた日本地図を見ると、風車に囲まれた日本の姿が目に見えるようです。
ここ数年、想定外の大型台風が何度も日本に上陸をしていますが、そうした事態に耐えうるものなのでしょうか?
目標ありきで盲目的に進める事だけは避けてもらいたいものです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

コロナのどさくさに紛れて精査されることなく無駄遣い?が進んでいるように感じます。
最近思うのですが野党はいつまでも重箱の隅を突くような批判ばかりです。
批判するだけのエビデンスを示すことが大切だと思いますし、政府の施作に対してきちんと向き合って欲しいです。

コメント失礼します。北海道石狩市も洋上風力発電計画地です。
この原発何基分という言い方、本当に詐欺に近いと感じています。
まず、発電の種類が違います。ベースロード電源である火力、水力、原子力発電は、
再エネのような不安定電源で代替できるものではなく、2030年の電源構成目標を見ても、
火力を減らした分の補完は、原子力発電の再稼働が当てられるのは、明らかです。

そして、この数字は定格出力としての総量で比較していると思います。
原子力発電と洋上風力発電の設備利用率は、それぞれ80%30%なので、
定格出力にこれを掛けた上で比べなければ実際の発電量の正確な比較にはなりません。

再エネが原子力発電に代わるという幻想とリンクしやすいようにこのような数字を示すこと自体が、
洋上風力発電も、原発再稼働も、ゼネコンや大手建設会社にお金を落とすんだろうなーと感じているところです。

伊豆は景観と観光が命ですよね。石狩市はシャケで有名ですが、漁協も洋上風力発電を受け入れる方向で進んでおります。


◎12月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝も大分冷え込んでいます。地域によっては大雪で大変な思いをされているようですが、
急な気候の変化で戸惑う事も多いですね。
今朝の伊豆新聞の広告欄に、来年2月の節分行事の中止が掲載されていました。
有名芸能人なども訪れ、地域でも楽しみにしている人も多いイベントですので、がっかりされている方も多いのでは…と思いました。
忘年会、クリスマス、お正月、地域での賀詞交歓会、新年会、節分…次々と年末年始をはさむ行事が縮小、中止となり、
本当に季節感が失われていくようで残念です。

さて、今朝は静岡新聞の「高校生議員、市政に提言」の見出しに目が留まりました。
他の行政区でも時々行われていますが、富士宮市では今回で14回目、高校生が取り上げた多数の提言が実現した…とあります。
当会の青年部会でも、毎年、就職する高校3年生を対象に「税を通じて社会を考える会」を開催し、
政治に興味をもって、選挙へも参加するよう呼びかけをしています。終了後にアンケートも回収していますが、
その都度思うのは、高校生の政治に対する辛辣な声…政治家は年寄りが多すぎる、もっと若者の声を聞いてほしい…
若者を政治に参加させたいなら、若者を皆が知っているような政治の中の要職に就かせてほしい…など、
政治に不満も興味もあるが、私たちのような若者がどう政治に関わっていいのか分からないという声が多数あります。

アフターコロナの世界…それを背負っていくのは、こうした若者たちです。
個人的には、こうした議会参加などの機会を、定期的な学習プログラムの中に入れてもいいのでは…と思います。
一時だけの見学気分での参加ではなく、自身が提案した議案が、どのような経過で、どの程度の予算がかかり、
実現するのかしないのか…。こうしたプロセスも含めて政治の世界を見る事が、将来、政治への興味に繋がり、
今まで、当たり前に享受してきた公共サービスにも目を向けるきっかけになると思うのです。

もちろん、それを受け入れるだけの度量が地方議会にあれば…の話ですが。
若者の未来は若者のためのものです。 




◎12月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナウイルスの感染拡大が止まりません。そんな中、今朝は、「米コロナ以外死者10万人増」の記事に目が留まりました。
アメリカにおいて、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化した3月中旬から11月までの死者が平年より356千人多く、
その4分の1以上に当たる10万人以上が新型コロナ以外の死因で死亡しているというもの。
内容を読むと、医療体制の逼迫(ひっぱく)で人工呼吸器の不足が影響した可能性、コロナ感染を恐れて通院を避けたり、
景気後退による家計圧迫で通院を控えざるを得なくなり、持病が悪化したりした可能性…とありますので、
「コロナ以外」とありますが、正確には「コロナ重篤化が直接的な原因でないものの、コロナに関連して死亡された…」
という言い方が正しいのかもしれません。
医療制度が日本にように手厚くないだけに、その影響は大きいと思われます。
下の囲み記事に「集団免疫確立へ国民感染を」との見出しで、アメリカ厚生省顧問が、既往症のない乳幼児や子供、
10代から中年までのリスクの低い層を感染させて集団免疫を確立する…と言った、信じられないような事を
省高官に提案していたとの内容が載っています。それだけ、アメリカが追い込まれているという事なのでしょう。

今、毎日のように感染者数、重症者数、死亡者数が発表されていますが、こうした、コロナが直接的な原因でないにしろ、
病院の体制が不十分である事や感染を恐れて病院から遠のいてしまった為に亡くなられた人、
今、増えていると言われる、経済破綻に関連し自殺された方など、これも全てはコロナ感染拡大により亡くなられた
1人の命である事は変わりありません。
そして、その波はじわじわと私たちの周りに近寄ってきています。

そういう命の一つ一つに思いを寄せ、やはり、自分事として考えていかねばなりません。




◎12月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜は、伊豆諸島近海で断続的に地震が発生…2回目の地震の際には、緊急地震速報が携帯、市の防災無線から、
けたたましい警告音が部屋中に鳴り響きました。つい1週間前に防災訓練が行われ自主防災メンバーとして参加しましたが、
その瞬間、震災級の地震が発生した場合、外は暗く冷たい風が吹きすさんでいます。
そんな中、避難所までお年寄りが行き着けるだろうか…いや、それが正解なのか…コロナ対応など出来るか…
それ以前に家がつぶれたら…などなど、色んな事が頭をめぐりました。
「どうしよう」と動揺する妻の横で「自助」以前に、どれだけ「共助」に動けるだろうか…
生きているという事は、コロナだけでなく、常にこうした危険と隣り合わせなのだな…と、改めて思いました。

今朝の伊豆新聞の一面には、河津町にある静岡銀行の店舗に三島信用金庫が移転し、共同店舗化される記事が掲載されていました。
競業する金融機関が共同店舗…昔では考えられない事ですし、全国的にも珍しい事だと思います。
老朽化する店舗の改築が急がれる側、スペースの有効利用で賃料を…との事だとは思いますが、
これからは、こうした常識に囚われない企業の取り組みが増えてくるのでは…と感じる記事でした。

その隣には、下田市のコロナ対策「冬モデル」として、高齢者や基礎疾患を有する人向けに、
感染に不安を抱き検査を希望する人を対象に、PCR検査費の助成を行い、自己負担5千円で検査が受けられるというもの。
費用負担はありがたい話ですが、問題は、コロナ感染に対する田舎ならではの差別の目です。
「あの人、検査受けたらしいよ…」…こんな噂が「どうやら、コロナらしい…」
という大きな話になってしまう事は田舎では珍しくなく、現実に検査を受けようとする方がどれだけいるのか…
そうした、コロナ差別が一番の課題だと思います。

真ん中に「水仙まつり」か開幕に向け、関係者が会場清掃に汗を流した記事。
年末年始のGoToトラベル停止が発表された後だけに、清掃に従事する方々の胸には、
複雑な思いがあったのだろう…と想像してしまいました。

穏やかな年末年始になることを祈るばかりです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

昨夜テレビのテロップに伊豆で地震と出ると観光で出かけただけで縁もゆかりも無いけど我がごとのように心配しました。
M5で心配しましたがそのあとのニュースを見る限り大きな被害がないようでなによりです。
旅することはこのような効果があるのかと認識しました。
日本人は江戸時代からお伊勢参りをはじめ旅することが好きだからこそ
大きな災害発生する際に相手に寄り添うことができるのかもしれません。

個人的にはGo Toキャンペーンを一時中止する必要は無いと考えています。
感染の多くは(外国人の)接客を伴う飲食店や感染対策をしない飲食店からのものです。
年末年始は家族単位の旅行です。新潟では実家に家族が帰らない為に雪かきは残されたお年寄りの作業だそうです。
政府による感染対策のやり方、感染に対するマスコミ報道のあり方、
税金の使い方に無知による差別や誹謗中傷などかなり問題があります。

高校生が大人たちの行動やTVの発言がおかしいと言っていましたがその通りだと思います。
当分は余震が続きそうですね。万が一に備え再度点検です。


◎12月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、下田〜伊東間の東海岸を走り、帰りがけに各ホテルの入り込み状況を意識しながら見てみました。
Gotoトラベルの年末年始の停止が発表され、地元ホテル関係者からはキャンセルが多い事を聞いていましたが、
車中からですが、伊東駅前はかなりの人が土産物屋さんの通りを歩いていました。
恐らくは熱海も…下田のホテル前も多くの車が…宿泊者数に対して、町に出る方は少し減っている感じですが、
通年、年末年始を控えた暇な時期である事を考えると、宿泊者自体は例年より多く、人の流れがあるように感じました。
個人的感覚ですが。

今朝の読売新聞の一面には、「生活困窮、相談3倍」の記事があり、年末を控え、雇い止めなどの困窮者が増え続け、
このままでは路上生活者に…生活保護を…という悲痛な声が…。
その人の置かれている立場に目を向けると、旅行に行けない…帰省させられない…などの不満も、
命に直結する、今日の食べもの、住むところの心配を抱える人たちの事を思えば、
まだまだ幸せだと思わなければいけないと思いました。

そんな中、「ヒット商品、コロナ色濃く」「マスク4倍、口紅半減」の記事に目が留まりました。
コロナ禍で外出の機会が減り、アパレル関係の苦境は伝えられていましたが、マスク着用によって、
口紅、ほおべに、ファンデーションなどが軒並み減少している数字が顕著です。
改めて、ある意味、女性が経済を動かしているという現れでもあります。下にある広告の「MASKMAKE」は秀逸なコピーですね。

来年末のヒット商品が、同じような事にならない事を祈りつつ、
来年も、貪欲にニーズに食い込む経営者魂が必要だ…と「良き経営者の団体」としては思うのでした。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

GoToキャンペーンは高級旅館にメリットがあり低料金の宿泊施設はあまり恩恵が無いと言われました。
キャンペーンが一時停止となる今こそビジネスチャンスかと思います。
宿泊者が油断しないならキャンペーンの継続は必要だと思います。

そうだと思います。ただ「まだまだ幸せだ」といつまで思っていれるか、
餓死者や失業者が急増している現状をどうにかして変えたいと思いますね。



◎12月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

欧州各国で、感染力が70%増しのコロナの変異株が見つかったとの報道がありました。
中国でのコロナ感染報道が初めてあったのが、ちょうど1年前のこの時期…少し心配ですね。

今朝は、伊豆新聞、静岡新聞に掲載されていた、下田市の水仙まつりが始まり「300万本3分咲き」の見出しで、
来遊客が水仙の咲く中を散策する写真記事を…と思いましたが、
今まで、風力発電関連記事を取り上げてきて、流石に見落とせない記事がありましたので、ここで取り上げることと致します。

今月に入ってから、政府主導による「脱炭素」を掲げた再生可能エネルギーの数値目標が設定。
洋上風力発電に関しては原発45基分…などとされ、一方、福島沖で600億円を投じた風力発電は50億円もの
撤去費用を使って完全撤去される事もお伝えしながら、きっちりとした検証を置き去りに、
利権が絡む中、数値ありき、計画ありき、で地域の声を無視して計画が進められていかないだろうか…という事を、
本コラムにも書かせて頂きました。

それが、今朝の読売新聞一面にあった「再エネ目標、自治体に義務」という見出しを見て本当に驚きました。
政府は、再生可能エネルギーの導入目標を自治体に義務づける方針を固めたというのです。
環境省が今後、制度設計を行う…とあります。「地球温暖化」については確かに考えていかねばなりません。
しかし、それは地球規模における環境問題に関わる事であって、その為に、自然を切り開き、
景観を損なうといった日本の環境問題について、「環境」という名のもとに考えて頂けるのでしょうか?

環境省の管轄である事が、どうにも腑に落ちません。
再エネ開発に伴う、地方の環境問題はどこに相談をすれば良いのでしょう?
なにか、環境省にこの数値目標を上げさせる事で、その部分を同時に解消させようとしている気がします。
記事にも、「太陽光や風力など、再エネ発電施設の建設を巡っては、景観の悪化や騒音を理由に住民が反対し
、計画が頓挫する事例が相次ぐ。このため住民との合意形成を円滑に進めるため新しい仕組みも整備する」とあります。

計画を頓挫させない為の新しい仕組み?とは何なのでしょうか?
また、一方で、新たな仕組みでは、自治体が景観など環境に配慮し…と、
いかにも自治体に権限が与えられるような新ルールとありますが、数値目標を義務付けされた中で、
それが現実にどの程度機能するものであるのかどうか、甚だ疑問です。

自治体に環境省…地域の声を拾い、計画を妨げる可能性のあるこの2つの機関に数値目標と責任を押し付け、
無理にでも計画を進めさせようとする政府の意図を感じてしまうのは私だけでしょうか?
そこに住まう住民の声、地域の意志がどんどんと遠ざかっていくような気がしてなりません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

福島の洋上風力発電は浮体式でたったの3基と附帯する施設だそうですね、その撤去費が50億円。
稲取の三本風車の撤去費は1億円の見積もりとの事。

規模の違いは判りませんが浮いている物なのに随分と高額ですね。
今、伊豆で計画されている洋上発電は海底に基礎を設けて建設すると聞いています。
昨今の台風の大型化に耐えきれず撤去となった場合はどれ程の撤去費を見込んでいるのでしょうか? 沢山の疑問が残ります。



◎12月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、伊豆新聞の一面に「やる気ある人材、登用」の見出しで、下田市が新人事制度を創設する記事が掲載されていました。
内容は「課長職への登用」と「一般職員のチャレンジ」の2枠で、
採用後6年以上経過した主事、主査は一般職員へのチャレンジ枠として、希望するポスト、部署への応募ができ、
本人の意欲を確認して選考、適材適所の体制整備を…というものです。
やる気ある人材の登用は民間では当たり前の事ですが、何事も無ければ、基本的に年功序列で昇進をしていく行政の仕組みの中では、
そう言った長年の慣習に切り込む革新的な取り組みの一つであると思います。

以前にも書かせて頂いた事があるかもしれませんが、今から十数年前、市役所の若手職員が役所内部の現状を憂いて、
私の所に相談に来たことがあります。何かを始めようとすればワンマンプレーのような空気が漂い、仕事を押し付けられてしまう…
その内、声が出せなくなる…そういう話の流れの中で、行革推進委員会の末席に加わらせて頂いた折、
3
年前後で担当課を異動する形について「そのキャリアの蓄積を生かすような適材適所の方法はないですか?」と伺った時、
役所の課長職の方から「そうは言っても、その人の適性を見るのに12年はかかりますよ」と言われ、
「民間ならつぶれてしまいますね」と思わず答えてしまい、話が続かなくなった事がありました。
その後、若手職員だけを集めての聞き取り会を希望し、意見を聞いた折「今より給料は安くてもいい、その代わり評価をしてほしい」
との発言をした職員がいた事が印象に残りました。
言い過ぎたからなのか、その後、その会議が開かれることがありませんでした。
また、相談に来た職員も退職をしてしまいました。とても優秀な方だったので残念であった記憶があります。

あれから十数年が経過していますので、今の市役所の空気について無責任な事は言えません。
しかし、大事なのは、そういう応募制度に申し込んでみよう…という雰囲気が市役所内にあるか…だと思いました。
能力とやる気ある若者が課長職になったとして、それを盛り上げ、町に良い事を共にしていこう…
という変革への空気が役所内にあるのか…。
応募した事が何かワンマンプレーのように受け取られ、余計な事を…という空気になるのであれば、折角の制度が生かされませんし、
逆に「踏み絵」のようになってしまいます。
ここは、市長が本気で踏み込み、声をかけ、その後も見守っていく必要があるように思います。

先日、西伊豆町役場の松浦城太郎さんを取材させてもらいました。ふるさと納税の立役者の1人ですが、
その功績の一番大きなところは、役場職員の4分の1の人員が、課をまたいでのプロジェクトチームが結成された事と話しました。
縦割りに横串を刺せた事が一番大きかったと…それがチームワークに繋がったと…。
人間1人の力には限界があります。
やはり、多くの人間と問題意識を共有し、その成果も共に喜べるような組織づくりが大事だと感じました。

また、松浦さんは、人生において大きな割合を占める「仕事」を楽しめないようではつまらない…と話されました。
役場にとって楽しめる仕事とは「役に立つ場」だと…。

制度も大事ですが、人のそういう思いが一番大切だと思います。
当事務所は、私と職員の2名ですので、あうんの呼吸で仕事しています(^^)




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

石垣さん シェアさせて頂きました。
此の試み成功するのか失敗するかは大きく市長のリ-ダシップ、洞察力にかかる様に思います。
松崎町役場の町長以下町議会議員、職員の皆さんにも読んでいただきたいと思います。

役所の年功序列打破、これは画期的です。
仕事が出来ない人程、自己評価は高いです。
人の適性を見るのに12年なんてかかりませんよ。半年以内にある程度は判りますよね。
出来る人はどんどんチャレンジ出来る環境になれば良いと思います。


◎12月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞一面に、下田市が新型コロナ対策防止の一環として、
20項目の要件を満たした飲食店にステッカーを配布するという記事が掲載されていました。
コロナ感染予防対策の利用者に対する「見える化」と、
改めて飲食店に感染予防対策をチェックしてもらう機会としては、良い事だと思いました。

ただ、少し気になったのは、市の産業振興課に申請する形になっているという部分。
市のホームページなどを見ても詳細はまだ掲載されていませんが、これがチェックシートの自己申告であるのか、
または申請した事業所に役場の方がチェックに行くのか…というところ。

今月に入り、個人的に、飲食店に伺う機会を意識的に作り、実際に伺って食事をしながら、
店主の方に「どうですか?」と聞くようにしています。
先が見えない状況の中、店主の皆さんは本当に歯を食いしばり、不安と戦いながらお店を開けています。
それは、そこに行って、生の声を聞いて初めて分かる事です。
色々なお店を伺うと、一つのコロナ対策の考え方についても、それぞれの解釈のもとにされている事も分かります。

私は、是非、役場の方に飲食店に行って、感染対策のチェックだけでなく、
そう言った店主の皆さんの声を直接聞いてほしいと思います。
例えば、課の縦割りに関係なく、終業後に役場の方が一人一人飲食店を訪問されても、1日で100200件が伺えます。
(飲食経費、残業代に関わるという話になれば実現はしないと思いますが…コロナで町が生き死にの問題に直面している今、
それぞれの思いで行動に移せないものでしょうか)
それを町の声として集約し、今、行政が何をすべきか…チェック項目をクリアする以上に、
コロナ感染症対策が本当に素晴らしいお店があれば、モデル店として皆さんに周知して頂く方法もあると思うのです。
今、不安の中にいる住民の方々に、もっと寄り添って頂けないでしょうか?

もう十分に寄り添っている…何も知らないくせに簡単に言うな…と言われるかもしれません。
最近は、ここで小姑のように好き勝手言わせて頂いているので、市役所の方には甚だ迷惑かもしれません。

しかし、飲食店の皆さんは本当に困っています。
様々な機関の公務員の方々もコロナ感染症対策の通達がある事で、ぐっと飲食する機会が減っていると聞きました。

もちろん、複数人でお酒を飲みに行って下さい…とは言いません。
コロナ感染はお店の接客側にも大きなリスクが伴います。
コロナ感染症対策をしっかりと意識した上で、お一人様でも飲食店を利用して頂ければと思います。





◎12月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日はクリスマスイブですね。
昨日は、久しぶりに全都道府県でコロナ感染者が出たようです。
年末年始を控え、一向に収まる気配が見えません。
しかし、子供たちにとっては待ち遠しいイブの日です。サンタクロースもマスク着用でしょうか(^^;

今朝は、静岡新聞に、富士宮市で、コロナ経済対策で富士宮市、商工会議所、商工会、信金などが連携、
その枠組みの中で各機関のつながりを強め、4機関それぞれの窓口に担当者を置いて情報の一元化を図り、
ネットワークを強化していく…とあります。(仮称ビジネスコネクトふじのみや)これは大変いい事だと思います。

私個人も昔、商工会議所に数年勤務していましたが、相談に訪れる経営者の人にとってみると、
その相談事項の対応が商工会議所(商工会)であるのか、行政であるのか、金融機関であるのか…
という事も分からずに来られる方も多く、その場で、それは市役所に行って下さい…それは銀行ですね…
という事も少なくありませんでした。
法人会でも一時期、数ある資格者の方をネットワークで繋いで、どのような相談事項があっても対応できる
ワンストップサービスのような窓口を作りたい…と考えた事もありました。

コロナ対策は、様々な状況に応じ、細かい網の目のように張り巡らされていますが、対応、相談する窓口も様々で分かりにくい…
という側面もあるような気がします。
緊急事態である今は、そんな窓口を少しでも連携させ、たらい回しになる事のないようなネットワーク作りが必要だと思います。

常識の枠組みに捉われず、少しでも事業者の為に…という思いを一つに、各自治体の機関も連携して頂きたいですね。




◎12月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、安倍前総理が行った「桜を見る会」についての会見の様子をテレビで拝見しました。
用意された原稿を読み直しながら、「秘書がやった事で、知らない事とは言え道義的責任は重く国民の皆さまにおわび…」と会見し、
自民党離党も議員辞職もされないとの事。
政治家のこうした対応は今に始まった事ではありません。記憶にない…、秘書がやったこと…とお決まりの流れです。
しかし、あれほど長期政権を担った安倍前総理には、もっと潔く自らの言葉で語り、自らの事として責任を背負って頂きたかった…。
政治家の代表格なのですから…。
今、コロナ禍において、政治家が自粛を呼びかけていますが、どこか国民に届いていないのは、
こうした政治家の残念さにあるのではないかと思いました。

さて、伊豆新聞の「伊豆の今」のコーナーに、今までも本コラムでも取り上げました、
松崎町営温泉施設「大沢温泉 依田之庄」についての記事が掲載されていました。
これまで、この町営施設について、入浴料が高い、利用されなくなる…と町民が署名を集め要望書を提出し、
当初設定の入浴料から、町民分を100円値上げ、町外者を300円値下げが実現。オープンに際しても、
看板、幟などを住民が寄贈し、町営施設には珍しく、地域住民が盛り上げていこうという気運を行動で示し、盛り上げてきました。
しかし、今月27日オープンを前に実施した町民無料のお試し入浴に訪れる人が極めて少なく、
オープン前に不安が広がっているという内容です。

要因はいくつかあるとは思いますが、一つは間違いなくコロナの影響です。
大浴場と言っても、マスクをはずし裸で入浴するわけですから、
田舎のお年寄りの方にしてみれば「今は…」というのが本音だと思います。
町民の話し合いの中では、入り口が危ない、露店を…との声も出ているようですが、今は、それ以前の問題であるような気もします。

ここは、北海道開拓の先駆者、依田勉三の生家としても知られる場所として、地域の方も「何とか守りたい…」という思いが強く、
町営施設の運営に住民が深くかかわるケースも本当に珍しい事だと思いますし、本当に成功してほしいと感じます。

ただ、今は時期が悪い…コロナ感染拡大がある程度落ち着くまでは、この施設が皆さんに支持されるかどうかの判断も
難しい時ではないでしょうか。

その点は冷静に分析して頂き、少し長い目で見て頂いた方が良いのでは…と思います。
この記事にあるように、現状でお客が少ない事を憂い、焦りから違った方向に力を注ぎ、
支える地域の方々が支え疲れないようにして頂きたいと思います。

どんな苦境に立たされても、前に前にと進んだ依田勉三のパイオニア精神がこの地には流れています。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

政治家の当たり前は子どもの世界の非常識ですね。
たしか子どもの頃に他人のせいにすると親からとても怒られました。
卑怯者だと悪いことをする以上に叱られました。
一国の元総理大臣が何か哀しいというか滑稽でさえもあります。
無料だと逆に行きにくいと感じられたのではないでしょうか。
それほど心配することはないと思いますが。

近いうち行きます!
依田邸の風呂に山の湯両方入りますよ。


◎12月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝も冷え込みますね。年末年始は、再び寒波の到来もありそうなので、こちらも注意が必要のようです。
さて、今朝の伊豆新聞一面に「下田高に国際科を」の見出し…一瞬、具体的にそのような話があるのかな?と思いました。
下田高校では、会として、模擬面接会や社会人講話の講師派遣にも関わらせて頂き、
国際関係に関わる人を講師派遣をさせてもらった事もあるので、開国の歴史がある下田において、
これからの世の中を見据えた中、良いことだな〜と、思いましたが、
記事を読んで見ると、これは下田市の若手職員有志による「政策研究会」の中間発表の中での意見とのこと。

同会は、松木市長の提案で若手職員の能力開発、向上を目的に10月に発足。
30代を中心とした職員と民間人有志34人でチーム結成し、それぞれのテーマ設定をして政策研究に取り組むというもの。
つい先日、十数年前に行革委員会に所属していた頃、若手職員が給与より評価を…と訴えていた事をここで話させて頂きました。
やる気と思いある若手職員が、その思いを発揮する場がなく、何か起こそうとすればワンマンプレーのように見られ浮いてしまい、
いつしか、何も言わず、内側に閉じ籠ってしまう…と。
そういう意味では、アイディア自体が飛び交う事以上に、とても良いことだと思いました。
これは市役所内に仕事に対する思いを喚起させる取り組みだと思います。

もっと言えば、民間人を今以上に取り込んでもらいたい。こうした政策発表の場だけでも、
多くの市民が参加する形を作ってもらえたらと思います。市役所職員も、こうした思いをもって仕事している…
という事を知ってもらういい機会でありますし、住民がそれぞれの立場で意見を若手職員に直接ぶつけられる場となります。

また、3月に最終発表会があるようですが、その後、ここで若手が出したアイディアを可能な限り形にして頂き、
市長の責任の下に、その職員に権限を与え、実現に向けて動き出してもらえたらと思います。
自らの発案が政策の中で生かされ評価されるのであれば、次は私が…と続く職員も出てくるでしょうし、
役場の活気は町の活気にも繋がります。

松木市長、よろしくお願いします




◎12月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、東京の感染者が1,000人近くまで達し、感染率の高いコロナの変異種も国内で確認され、いよいよ深刻さを増してきています。
年末年始の医療現場の状況がとても心配です。

そんな中、今朝の伊豆新聞の一面に、下田市がコロナ感染対策の「下田冬モデル」として、
健康チェックカード(朝夕の体温、つらいせき、喉の痛み、味覚の状態などの8項目)、静岡県発熱等受信相談センター、
年末年始の救急当番の病院などを記載したものを配布するという内容。
記事には、29日には新聞折り込みで各戸配布…とありますが、
感染拡大の状況を踏まえ、年末年始前に1日も早く…という事でしょうか、昨日、郵便で自宅に届いていました。

市の課長のコメントにも「感染予防の意識啓発にもつながる…」とあります。
逆に、今出来ることは、こうした啓蒙しかないのかもしれません。
私の家でも、息子には帰省しないように、母親の入居する施設も面会禁止…互いに寂しい正月になりそうですが、仕方ないですね。

一方、左側には、下田青年会議所「伊豆グルメガイド」を発刊し、伊豆急下田駅などでチラシを配布している
内容の記事が掲載されています。
東京から23日で訪れた方のコメントも掲載されていますが、青年会議所は経営者の団体…。
今、会食が問題視されていますが、こちらはこちらで、飲食店が苦境に立たされている状況から行動かと思います。

行政も民間も、各々が立場立場でやれる事を…と活動していますが、今は祈るしかない状況であることが、とても歯がゆいです。




◎12月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝のこの記事の写真と見出しを見て、30年ぐらい前の漫才ブームの際に流行った「赤信号みんなで渡れば怖くない」
の言葉が思い浮かびました。

コロナ、コロナに終始した2020年…まるで合図を待つ短距離の走者のように、緊急事態宣言解除が、
それまでの自粛エネルギーを溜め込んだ人々のスタートダッシュに繋がり、
さぁ、行け行け、GotoGotoとお尻を叩かれ走らされた人々は、急には止まれないのかもしれません。
最早、人々にどう自粛を訴えるか…より、この流れは収まらない…
という前提で感染防止策を考える方が有効ではないかと思えてしまいます。残念ながら…。

9割の方が大事ない一方で、重症化し苦しんでいる方々、死亡された方のご家族の悲しみ、休む間もなく、
限界に達しつつある医療現場の方々のご苦労、苦悩…もちろん、経済的に苦境にある人々にも…。
今、目の前になくとも、こうした様々な立場の方に思いを寄せる「想像力」を私たちは持たねばなりません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

どの映像や写真を見ても多くの若者たちが映っています。
帰省できない大学生や他人事だと考える高校生たちなのでしょうか?
それとも23区以外や都外の周辺県からやって来る危機意識が低い若者たちでしょうか?
都知事はテレビだけでなくSNSなど若者たちの情報ツールを駆使して訴えらて行く必要がありそうです。
家族が子ども(若者)たちに外出を控えるように注意しないのでしょうか。
新型コロナは人間の油断につけ込むことで感染拡大を図っています。
ヌーの群れが大移動しながらケニアとタンザニアの国境を流れるマラ川で溺死したりワニに捕食される
危険な川渡りを想像してしまいます。

感染拡大が落ち着くまでは、意識が低い若者たちの行動が変異?することを願っています。


◎12月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、国会議員で元国土交通相の羽田雄一郎氏がコロナ感染により亡くなったとの報道がありました。
基礎疾患が複数あったとの事ですが、まだ53才…無念であったと思います。

今朝は「病院経営、厳しい冬」の見出しに目が留まりました。
交付金の支給遅れが原因で資金繰りが圧迫。コロナ対応で業務は精神的にも体力的にもきつい中、
賞与は減額…クラウドファンディングを利用して独自で資金集めをする病院もあるといいます。
「初めて辞めたいと思った」との看護師さんのコメントが掲載されていますが、
14,000円の危険手当が支給されるが、残業代が減額されたため、月収全体で5万円減っている…
お金という対価をほしがる自分も嫌になっている…と、そんな思いまでされているのです。
毎日毎日、コロナ感染者数、重症者数が増え続け、医療現場は限界、今が正念場…などと政治家の方が国難を訴えながら、
何故、交付金の支給遅れが原因で…と、どうしても思ってしまいます。
コロナに対峙する病院関係の方々に国が直接支給してでも、こんな事態は回避してほしいと心から思います。

私の母親は認知症でグループホームにお世話になっていますが、最近、食事をとらなくなっている…との連絡をもらい、
面会禁止ですが、入り口前まで母親の好物と施設への差し入れをもって2日前に行ってきました。
施設長さんが出て来てもらい、母親の体温、食事を何口食べたか、時系列の様子を細かく書いてある表を見せ、
今後の事も含め、本当に細かく説明頂きました。
この施設に働いている方々にも家族がいます…仕事とは言え、他人の家族のためにこうして対応して下さる事に、
ただただ頭が下がり、身内の自分が「お願いします」としか言えない事に情けなさを感じました。本当に感謝しかありません。

命を預かる現場の厳しさに、報いる政治であってほしいと切に願います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

お母さま心配ですね。
心情的には対面ガラス越しやリモートででもお会いできたらと考えますが難しいところです。
病院の面会にも言えることですが医師や看護師、介護士の方たちの苦労が理解できるが為に踏み込めないもどかしさがあります。
アフターコロナの世界は希薄な人間関係の構築になりそうで時代遅れになってしまいそうです。
話しは変わりますが自殺者が多いのも家族や地域、社会との人間関係が希薄になっていることと無関係ではないと考えます。
感染対策と人間関係は相反するものではなく、人間関係を構築しながら感染対策をしていけたらと考えています。

やっと…やっと…やっと…世の中がどうしょも無いこの期に及び…
何を一番に考え準備と心構えがきちんと出来てから、経済を回す!
人間が健康と安心、安全が保証されなければどうあがいても末路ははっきり見えていましたよ~何回も前々から言ってましたが…。
人の命はお金や位では買えないのです…。気がつくのがちょっと又々ま~たおそかりし蔵之介。
年明けの世界は…日本は…下田は…。検査をする方々が増え…当然の現実が来る…。感謝だけでは…現実は変わらない。
かといって…厳しい現実は受け入れ…。
前向きに自分の出来るガードをし、人間らしく残された時間を守り抜くつもりです。

自助共助公助は災害によく用いられますが、日常の人の営みにも深く必要とされています。
共助が基本でなければ成立しないように感じます!

安心して暮らせる分業制の社会構造を確立していきたいですね。


◎12月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

こちらは今朝から雨が降ってます。気がつけば今年もあと2日…毎年の事ですが、年末はバタバタとあっという間に過ぎて行きますね。
さて、今朝の新聞で気になったのは「500市町に経営プロ派遣」の記事。全国1,700の自治体の3割なので、
こちらに派遣されるかどうか…派遣される事が、自治体能力を図る一つの指標になるのでしょうか。違和感を覚えたのは、
公認会計士や経営コンサルタントが「経営のプロ」と紹介されているところ。
以前、下田市に派遣された経営コンサルタントと話をさせてもらいました。
「東京ではですね…」と都会の例を持ち出し、いくつかの事例をあげるものの、
事の本質に迫らないコンサルタントとの会話に辟易した事があります。
公認会計士も数字のプロではありますが、最終的な判断は経営者にあります。
大事なのは、責任を追ってその事業を決定、遂行する行政の覚悟だと思います。

会計士らの派遣回数が自治体1ヶ所につき年5回程度、人件費が3億円。
この文面だと、1回当たり6,000万円?500自治体で総額1,500億円になります。
これだけの予算を使うのであれば、もっと実績を伴ったリアルな経営者、
又は自治体で実績を作ったスーパー公務員のような人物を派遣すべきでは…と思うのです。
そういう意味では、一方通行のような派遣ではなく、自治体の要望も聞いて頂きたいと思います。

今後、民間だけでなく、自治体の運営も益々厳しさを増し、今までのやり方、考え方では乗り切れない事態も出てくるでしょう。
その際に必要なのは、実践に基づいて実績を残したリアルなプロだと思うのです。

皆さんはどう思われますか?

伊豆アニマルキングダムのホワイトタイガーの赤ちゃんが命名された記事が載っていました。
お母さんの名前が「シロップ」で、子供が「メレンゲ」「バニラ」「ホイップ」…
白くて甘〜い…何とも可愛く、癒される名前でしょう(^-^)

たまには、こんなニュースもいいですね〜






◎皆様からのコメント(一部抜粋)

行政連携の経営コンサルタントや行政書士の方々よりも、派遣先の土地に根付いたorその土地をよく知る方でないと
本当の意味での再生・BrushUPは難しいのではないでしょうか?

それに、都市圏を主戦場とした方々に比べ、経費や費用対効果も全然違ってくる筈では。

その通りですね。
政府の意図する税金の使い方が民間の感覚と随分と掛け離れているようです。
何かしら裏にカラクリがあるのかと勘繰ってしまいそうです。

アフターコロナではまず民間の事業再構築など多くの施策が出されると思いますが。
既に今回の3次補正にも計上されると聞いてます。
そのような中で、優秀な専門家にはまず民間企業支援をお願いしたいものです。


MaaSもそうですが、結局は人と人のお付き合いですしね。
その土地の文脈や空気感が分からないと、コンサルさんも表面的な指摘に留まってしまうでしょうね。


◎12月31日フェイスブック掲載の法人会コラム

いよいよ、2020年も最後の日です。
昨日は、自治体にコンサルタントなどを派遣する総務省の事業に対し少々意見させて頂きましたが、
今朝は、同じ紙面の一面に、厚労省の事業で、離職者の業種転換、事業者にICTを用いた業務の見直し、
従業員のスキル転換のための研修実施を支援する事業を…という記事が掲載されていました。
1
年当たり25,000万円を上限に事業経費の9割を最長3年間補助…とありますので、補助金としては大きいものです。

ただ気になったのは、離職者に対しての補助項目が、実践的な研修を通じた即戦力人材の育成、
大学での学び直しによる専門的な資格の取得支援などが想定…とあります。
確かに、業種転換の為の資格取得等は必要なこととは思いますが、今、離職の憂き目にあっている方々の多くは、
今日明日の生活に困っていたり、家族を養っている方であれば、当面の生活費をなんとか…と深刻な状況であることを考えると、
やはり、当座の転職に繋がる制度、助成をお願いしたいところです。

このところ、コロナ対策に関する大型予算が動きつつあり、各省庁から制度が発表されています。
執行窓口を各都道府県に、各地の実情に合わせて…とありますが、制度の根本を変える事は出来ません。
予算はつけたよ、後は各地域の責任で…では、今までと同じ、結果、使いにくかったり、手続きが面倒だったり、
実情に合っていなかったり…と折角の制度、予算が無駄になってしまいます。
今後は、国、県、自治体が一体となったコロナ対応が求められます。


大晦日の日は何か明るい話題を…と思いましたが、またまた苦言になってしまいました。
この1年を振り返りますと、やはり「コロナ」につきます。
4月の緊急事態宣言があったその日、「コロナに負けるな!掲示板」を開設し、
西伊豆町の取り組み記事コラムが多くの方々に閲覧頂いた事から、コロナが収束する日まで、毎日更新させて頂くこととしました。
(当初は、年越しになるなど想像していませんでした。)

4月当初、夏前までの行事は全て中止、これでは会員や地域の方々との関係性がどんどん薄くなってしまう…
との危機感から始めました。

団体の看板で、言いたいことを言わせてもらっている事にお叱りも頂きましたし、勉強不足でご指摘頂いた部分も多分にありました。
ただ、30年近く、経営者の団体に勤務し、多くの方々と交わりをもった中、自分なりに思っている事を発信する事が、
団体を理解して頂くためにも必要だと考えました。

この掲示板に、多くのコメントを寄せて頂いた皆様、「見てるよ」「頑張ってるね」との声をかけて頂いた皆様、
その温かい声のお陰で、何とか年末まで続ける事が出来ました。心より御礼申し上げます。

まだまだ先行き不透明な時代ではありますが、来年は丑年…牛歩のように、一歩一歩、1日1日、今後も継続していきたいと思います。
2021年が皆様にとりまして、幸多き一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。
来年もどうぞ、よろしくお願い致します。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

いつも様々なことを考えさせていただきありがとうございます。
結局、官僚は自分たちの給料は全く影響を受けないから、現場の逼迫した状況を理解できないんだろうなと思います。
これは金融関係や大企業のサラリーマンなどにも共通していると思いますが。
そういう人たちが世の中には半分はいて、その人たちこそ政策決定や具体的な施策、事業を動かしているので、
残りの生きるか死ぬかを左右される収入減の人たちの肌感覚がわからないというのは悲劇的なことだと思います。

そこを糺していくために政治家の働きが必要なわけですが、政治家自身も半分の困っていない人たちの側にたってしまう。
そうは言っても、困っている人たちは生きていかなければいけないのですから、
その現状をとにかく訴えていかなければいけないと思います。

すいません、良くわからないことを述べてしまいましたが、このスレッドを読んで思ったことを書かせていただきました。
良いお年をお迎えください。