「ウィズ・コロナ掲示板」(2021年11月3日~12月)

当地伊豆では夏本番を控え、海水浴場の開設を発表しています。
コロナ下において経済の歩みも止めないためには「ウィズコロナ」の精神のもと、
受け入れ側も受け入れる側もコロナ対策を心がけた行動が求められます。
法人会では、本掲示板を通じて、今後ともその点を訴えかけていきたいと思います。


◎11月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は「文化の日」です。
日本国憲法が公布され、戦争放棄を宣言した日で「自由と平和を愛し文化を進める日」として制定された休日だそうです。
11
月に文化的イベントが多いのも、こうした日があるからですね。

今朝の伊豆新聞に、南伊豆町の子浦にサイクリストに特化した「ジュウザ サイクルヤド ミナミイズ」
という宿泊施設がオープンするという記事が掲載されています。
町のサテライトオフィス誘致事業「南伊豆るプロジェクト」による進出企業であるとのこと。
(町が取り組むこのプロジェクトもいい取り組みなので、下のリンクから覗いてみて下さい)

主体となる会社は、インテリアコーディネートやリフォームを手掛ける会社。
この宿の大きな特徴は玄関に整備した自転車を保管することができる「サイクルピット」。
整備用の道具もありメンテナンスもできるといいます。
食事は町内の飲食店を使ってもらうため朝食のみで、
食事後にすぐに出発できるよう吸収に優れた地場野菜や魚を使ったスープを提供するといったサイクリストに配慮したこだわりも…。

最近は、確かにサイクリストを見かける機会が以前より多くなりました。
南伊豆の子浦は、伊豆半島の突端であるので、行くには車かバイク、自転車での交通手段になります。
普通は不便に感じられる道のりも、サイクリストにとっては、
起伏があり海や山といった雄大な自然の中に溶け込めるようなコースが素晴らしく感じられる事でしょう。
その上、サイクリストに特化した宿が出来たとあれば、この宿を目指して自転車を走らせる人も増えるかもしれません。

「特化する」という事は決断が伴う事ですが、今後の経営には必要な事かもしれません。

南伊豆るプロジェクト
https://minami-izuru.com/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

113日は、敗戦前は「明治節」(明治天皇の誕生日)この日を残すために、憲法公布日を合わせたとの説も有ります。
普通、此の列島の慣習からして、憲法施行日が、月の初めではなく3日になることが通例とは言い難いので、
かなり有力と思われる説ではないでしょうか?


やっとオープンですね。宿、流行ること祈ってます。


◎11月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

季節の割には暖かい日が続いております。
法人会の方では、一番近いところだと、10日後の14日にご家族100組が参加する野外イベントが予定されており、
そろそろ、天気の方が気になりだしました。

さて、今朝の伊豆新聞に、議員が新型コロナウイルスに感染した場合、
氏名を公表する事を下田市議会が策定、施行したという記事が掲載されています。
この掲示板でも以前に書きましたが、下田市でのクラスター発生時、当該団体の事務委託を受けていた関係で様々な批判を受けました。
本来なら、この記事を取り上げる事は躊躇しましたが、やはり、だからこそ思う所もあり、今回は取り上げさせて頂きます。
今回の指針策定の理由としては、議員は公人であり市民への影響力が大きい、模範となるべき立場…
仮に感染した場合には落ち度がなくとも公表すべき…と書かれています。
私の中では「模範=落ち度がない」という部分については本当に腑に落ちませんでした。
また、公表について、この記事では、濃厚接触者についても市のホームページ、報道機関を通じて公表するとした。
となっています。議員だけでなく濃厚接触者についても同様なのでしょうか。

何故、こんな事を書くのかと言えば、この田舎においては、噂に尾ひれがつく度合いも追及度合いも凄まじいものがあります。
それは体験したから言える事ですが、私自身、クラスター発生の場所には行っていませんでしたが、近所では陽性者として見られました。
多くの問い合わせ電話では、本当にデマも多く、無関係でも必要以上に傷つけられた方は多くいます。

私は、報告は当然ですが、公表については、その感染経路等からして落ち度がない場合には、
いかに議員であると言っても、もう少し慎重であってしかるべきかと思います。

今回の記事を読まれ「そうだ議員なんだから公表するのは当たり前だ」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
こうした風潮は必ず波及します。感染者は氏名を公表しろ!という流れが追従する事が本当に怖い事だと思います。

立場はあっても議員も住民と同じ人権を有する人です。公人であるからこそ攻められる度合いも一般の方よりは強くなるでしょう。
やはり、落ち度がない場合の公表は、もう少し慎重に対応すべきかと私は思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

機微(センシティブ)情報として、
a) 思想,信条又は宗教に関する事項
b) 人種,民族,門地,本籍地(所在都道府県に関する情報を除く。),身体・精神障害,犯罪歴その他社会的差別の原因となる事項
c) 勤労者の団結権,団体交渉その他団体行動の行為に関する事項
d) 集団示威行為への参加,請願権の行使その他の政治的権利の行使に関する事項
e) 保健医療又は性生活に関する事項
個人情報のなかには、人種、思想、犯罪歴、病歴等の他人に公開されることで
本人が不当な差別や偏見などの不利益を被ってしまうような情報もあります。

極めて慎重に取扱う必要があります。
議員だけでなく、拡大解釈して、警察官や教員、公務員へと広がる可能性もあります。
新型コロナウイルスには、誰もが感染するリスクがあります。
感染したことが悪いことではなく、病気(コロナ)に問題があるのです。
この指針自体に差別や偏見を助長する懸念があるように見えます。

濡れ衣での風評被害大変だったこととご同情します。
私は、コロナ感染者の公表には賛成する立場です。
古いデータで、ワクチン接種開始前に、東京で不作為抽出でコロナ抗体所有者(コロナに感染したことがある)を調査しました。
結果は、PCR検査で感染確認した人の倍の数の抗体所有者=感染後治癒した人が存在しました。
今回の第5波では、濃厚接触者の追跡調査ができなくなり、殆ど放置状態になりました。
その状態で、コロナ感染者数が172万人います。多分先のデータを適用すれば、
350
万人が、コロナに感染して、自己治癒したのでしょう。検査崩壊を加味したら、500万人に達しているかもしれません。

コロナに感染しても、1/3は無症状、1/3は無自覚症状(コロナに感染したとは思わなかった)と言われています。
その2/3の人が、感染を拡大し、死者数をも増やしていたのです。
今現在、治療法も見つかり、早期発見早期治療で、医療崩壊しなければ、
コロナを原因とする死者は、極めてまれな環境になっています。

重症化を防ぐ薬も開発されました。
コロナは、感染が自覚しにくいから恐ろしい病気なのに過ぎません。
身の回りに濃厚接触者が、コロナ感染者がいたら、速やかにPCR検査を受けて、感染を広げない態勢になるべきです。

濃厚接触者やコロナ感染者を隠蔽して広く告知しないから、不安を煽り、結果的に無症状コロナ感染者、
無自覚コロナ感染者が進んでPCR検査を受けて、感染拡大を防ぐ妨げになっていると思います。

コロナは、早期発見、早期治療すれば、必ず治る。
その、一般化は、なされるべきですが、感染拡大につながったり、コロナを不安がる風潮を重んじて、公表を渋る事は、
個人情報の違法な拡散と全く関係ない事と思います。



◎11月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は読売新聞の一面に目が留まりました。
政府与党が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた支援策として、
18歳以下の子供に現金10万円を一律支給(所得制限設けず)の方針を固めたという事と、
マイナンバーカードを保有する全国民を対象に、13万円相当のポイントを付与する方向でも調整中とのこと。
子供たちに対する支給は約2,000万人が対象で予算額は約2兆円。
(非正規労働者や生活困窮などの現金給付についても別途行う方向で調整中)
マイナンバーカードの保有者へのポイント付与については約3兆円の予算が見込まれています。

先日の衆議院選挙の時もそうでしたが、何かバラマキ的政策が続々と発表されるたび、
一方で「大丈夫か?」という不安が心に過ります…
昨年、全国民への一律10万円支給が行われた際、その多くが貯蓄に回ったという実態も明らかになりました。
その後の飲食店等の補償金支給については、他業種から公正でない…という批判も出ました。
確かに、現金の一律給付については、誰の目から見ても文句のつけようはありません。
しかし、政治としての役割を考えた時、やはり、これでいいのだろうか…という疑問が湧いてきます。

子どもたちへの支援…これはとても大切な事です。教育費に係る親の負担は相当なものです。
しかし、お金を一律支給したから政治の役割を果たしましたよ…は違うと思うのです。
今回は一律支給ですので、お金に余裕のある家庭では自然に貯蓄に回るでしょうし、
余裕のない家庭でも管理は親…不適切な使い方もされる事もあるでしょう。
であれば、その2兆円もの予算を本当に必要な教育費の補助に充てる事を考えられてもいいと思うのです。

マイナンバーカードの3万円のポイント付与にしても、5千円ではそれほど伸びないけど、3万円ならみんな作るだろう…
という政府の意図が見えて、何か鼻先にニンジン…という気がしてしまいます。
マイナンバーカードが普及しない要因の一つは、個人情報などのセキュリティーの問題や、
このカードを国民が取得する事で、どのような利点があるのか、また、デジタル化によって、
今後、国が抱えてきた手間、経費をどのくらい節約できるのか等々の説明がされていない事が問題であって、
まずは、そこが先だと思うのです。

先日、ある新聞で「地方の給油所に打開策」という投稿を目にしました。
内容は、政府はガソリン供給網を維持するため、
自治体が整備して企業が運営する「公設民営型」のガソリンスタンド設置に補助金を出すことを目指しているが、
税金の無駄遣いにならないか心配…それより、地方のスタンドで給油する際、ガソリン税を免除する事を提案したい。
給油を安くすます事が出来れば、過疎地に行く人が増え、地域活性化の起爆剤となる。
給油所の維持だけでなく需要喚起の仕組みが先決だ。
という内容を読んで、ガソリンスタンドの組合の事務委託を受けている関係もあってか、とても感心しました。

先日の衆院議員選挙の際、消費税減税、廃止などを訴える政党はたくさんありましたが、
消費喚起するため、一定期間に限り消費税を廃止する…などの提言があってもいいのでは…とも感じるところもありました。
一律配布は、一見公平で文句が出にくい政策ではありますが、アベノマスクのような無駄が生じてしまいます。
政治家の皆さんには、是非、もう一歩踏み込んだ政策をお願いしたいと思います。(あくまでも私見です)





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

酷いですね。上から目線の政策です。
来年の参院選を前にしての寄せ餌でしょうか?
それよりも根本的な経済対策や医療体制の整備、ワクチンや治療薬の開発などに投資すべきだと思います。
ばら撒き政策が若い人たちの政治不信を招いている要因のひとつだと分からないのでしょうか!

コロナ禍で収入が20%減ったのに、
子供が大学生で家賃、携帯代、生活費、学費と何も変わらす普通に払って頼みの綱の学生バイトも飲食だから休みばっか…。

18歳未満って何なの?って感じアベノマスクの赤字は誰が責任取るの?
マイナンバーカードなんて意地でもいらんわ!
こんな政策言うだけでやれるならオイラでも言えるわ!

使われる金なら、ばら撒いて使った瞬間に1割は消費税で取り返される。
2兆円で2千億円、3兆円で3千億円。合わせて5千億円も消費税の増収。
昔、甲斐犬に餌くれ騙しした飼い主が指を酷く噛まれた事を思い出した。

一律はどんな政党、どんな政治家でも出来る考えない政策なんですよね。


◎11月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

少し肌寒い感じがする朝です。
昨日、18歳以下の子供たちへの一律10万円給付とマイナンバーカード所持者に対する3万円ポイント配布
についての記事を掲載したところ、様々なご意見がありました。
個人個人の立場、環境、角度から見れば、やはり、少し乱暴な配布手段に感じられるようです。
それなら、国民全員に一律給付しろ!というご意見も、平等という観点からすれば正しいのかもしれませんが、
それでは政治の役割は無いに等しいものだと私個人としては感じるところです。

今朝の読売新聞に「コロナ予算22兆円使わず」とタイトルで、
新型コロナウイルス対策で国が20192020年度に計上した65.4兆円のうち22.4兆円が使われず、
大半が翌年度に繰り越されていたことが分かった…との記事が掲載されています。
補償金等の給付が未だに成されていない事業者にとっては「何やってんだ!」と言いたくなるような内容ですが、
この「使わず」という言葉が、如何にも政府の怠慢かのようなイメージを持つ事は少し危険のような気がします。

この記事にもありますように、震災復興予算の10年分の予算が35兆円…使われた42.5兆円でも、それを遥かに上回る数字です。
日本経済が最高潮だったバブル期、余ったお金が地方に1億円づつばらまかれた事もありました。
その後、縦割り行政の予算の引っ張りあい、使わなければ翌年の予算が付かないから、
とにかく予算消化…の繰り返しで、全く経済実体に見合わない国家予算が借金によって維持されてきました。
ここに、予期しない震災復旧、コロナ対策費が積み重なり、子供たちが担う事になる国の行く末が気になります。

民間では、常に費用対効果が問われ、費用をかけずに済ます事が評価されます。
しかし、予算主義で動く行政の中では、与えられた予算を消化する事が評価されます。
公正でなかったり、スピードを欠いた支給についての批判は当然ですが、
金額自体を引き合いに出して「使わず」が批判の的になることは、やはり変えていかなければならないと思います。

こうした事が、配慮無きバラマキに繋がってしまう事も私たちは意識すべきだと思います。
天から降ってくるお金はありません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

地方にばら撒いた1億円で思い出しました。此の市の1億円がどうなったかを。
毘沙子島(みさごじま)のライトアップに使われたんですよね。
ところが、事前調査が不足していて、ライトアップした結果、港湾機能に問題が起き、通電停止。
そのまま器具が錆て駄目になるまで放置してお終い。

国税の使い方も、使う額や目的より、結果として、誰の懐に入ったかをしっかり見届けないと、
トンデモない話に化けてしまうのかな。



◎11月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は日曜日ですが、生憎の雨…寒さも感じます。
いつもなら単純にがっかりする朝ですが、来週日曜日に300400人のご家族が参加する野外イベントを控えている立場としては、
あ〜少なくとも今週でなくて良かった…とほっとしたりして…何とか来週は…と天に祈ってます。

今朝の伊豆新聞の一面は、「河津平安の仏像展示館」が、
下田の上原美術館で開催中の特別展に本尊である薬師如来像と地蔵菩薩像を貸し出したことで生じたスペースを利用して、
映像、光、音楽で神秘的な仏像を中空に映し出す特別イベントを開催している記事が掲載されています。
このイベントの中心になっているのは、栖足寺、千葉兼如住職を中心とした「てらまち会」。
千葉住職は、こちらでも何度かご紹介しましたが、元プロのミュージシャンでプロジェクションマッピングの手法も自己流で学び、
お寺の外に出てバガテル公園などのイベントにも積極的に関わっておられます。

お寺を昔のように人が集まる場所にしたい…その思いが周囲の人の共感を集め「てらまち会」も結成されたと伺ってます。
私は元々、仏像、宗教的なものに興味は少ない方ですが、
この記事を見て、上原美術館で開催されている仏像展、この仏像展示会でのイベントの両方に行ってみたいと思いました。

時代と共に、人に伝える(求められる)手法は進化しています。伝統文化を若い世代に伝える…
といった点で言えば「スーパー歌舞伎」などもその部類に入ると思いますが、
こうした演出を入り口に、仏像に興味を持つ若い人が増えるかもしれません。

千葉住職には、来月開催される「変革」をテーマとした青年部会での研修会講師もお願いしています。
とても楽しみにしています。


河津平安の仏像展示館
http://kawazuheian.sakura.ne.jp/

(今日時点でイベントの記載はないようです。
 記事には、来年110日まで土・日曜と祝日の午前11時と午後1時の2回行われるとあります)







◎11月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

1週間の始まりです。
週末は土日両日とも出かけ外食をしました。外食も数ヶ月は自粛していましたので、
飲食店さんの感染症対策に対する動きがとても手慣れた感じ見え、
「少々お待ちください」と言って行う素早い消毒作業、入り口から客席への誘導に至るまでの流れるような動きに感心しました。
改めて、日本人の対応力、学習能力の高さを実感しました。

今朝の伊豆新聞の一面には「町民対象にクーポン券、町宿泊施設利用で5,000円分」の見出し記事が掲載されています。
東伊豆町観光協会の取り組みで、中学生以上の町民を対象に町内の宿泊と宿での夕食代を割り引く
5,000円分の「知っている街に泊まってみたい」と銘打ったクーポン券を発行するというものです。
地元の人の利用を促進し、地元ホテル等を知って頂いた上で
東伊豆町の営業マン』になってほしい…との企画。
コロナ禍前、法人会では会員企業のホテル、飲食店を利用した懇親会などを頻繁に開催していた関係で、
「お薦めのホテルありますか、お薦めの飲食店ありますか」と問い合わせを頂く機会が多くあります。
時には、本当に近くにお住いの方から「家の近くにある○○ホテルですが、お客さんに色々と聞かれてしまって…どんな感じですか?」
と聞かれる事も…。

自宅にいる時、そんな問い合わせを受けている私の横で
「いいわね~あなたは色んなホテルで食事する機会があって…」と妻からチクリ(^^;

夫婦で近くのホテルにでも泊まりに…と考え中です。
話は変わりますが、今月24日には昨年6月にオープンした東伊豆町のホテル視察を計画したところ、
地元の女将さんから複数の申込みを頂きました。
もちろん、ご商売上の関係からの興味が一番大きいところだと思いますが、近くて遠い場所であったように感じました。

コロナ…という事もあって外への視察旅行は中止となりましたが、
逆に「地元を知る」というテーマで企画をさせて頂いていて分かる事は、
もしかしたら、地元ほど地元の事が分かっていないのではないか…と思う場面が多々あります。

地元民を対象に、複数の地元ホテルを巡るツアーを企画しても面白いかな…とこの記事を見て思いました。
ホテルだけに限らず、「灯台下暗し」にならぬよう地元の事をもっと勉強したいと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

地元ホテルを巡るツアー賛成です。
地元が地元の事をよく知らないでは話になりません。
私もお薦めのホテル、飲食店をよく聞かれます。
地元が地元の営業マンになる…大切な事だと思います。


◎11月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝からまとまった雨が降っています。お昼ごろにかけて続くようですが、
集中的に降る場所もあるようですので注意が必要です。

今朝の伊豆新聞に、空き家活用とワーケーションの最新事例から学ぶ「第2回下田市まちづくり座談会」
がナンズキッチンで行われた記事が掲載されていました。
ワーケーション施設を運営する「ライフル」の協賛で下田市が開催したものです。
興味深く読んだのは、基調講演を行った佐藤社長の「アドレス」が行っている、
全国に100施設以上有し、月額14万円の定額制で利用できる「全国住み放題サービス」。
そこには、その土地に精通した人が管理人「家守(やもり)」となって利用者と地域をつなぐパイプ役が存在します。

人口減少、核家族化…今、地方だけでなく都会も含め、空き家が増え続けています。
私も息子2人がいますが首都圏に就職しましたので、帰ってくるかも分からず、家やお墓の先について考える事があります。
その間にも空き家はどんどんと増え、取り壊され駐車場となるならまだいいのですが、
空き家のまま朽ち果てていく家が目立つようになりました。

こうした状況を打開するためには、空き家活用、ワーケーション事業を全国的に展開する企業と協力し、
地域を売っていく仕組み作りが必要かもしれません。

先日も投稿の中で「シェアの時代」という表現をしましたが、
もしかしたら、家を買い、そこを終の棲家に…という考え方自体がもう古くなるのかもしれません。





◎11月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

紅葉シーズンを迎え、今日から1週間程度は晴模様が続きそうです。
本来なら、地域の明るい話題を…と言いたいところですが、余りにも政治に対する負の報道が多いので、
今朝は、静岡新聞に掲載されていた政治関係の記事を取り上げます。
昨日、無免許運転事故を起こした都議会議員が議員辞職しない考えを会見で表明し、世間をざわつかせています。
また、川勝静岡県知事の御殿場市についての「コシヒカリしかない」という発言に対し、
謝罪をしない姿勢に、県議49人が抗議文を提出するという報道もありました。

記事に掲載されているのは、先日も取り上げさせて頂いた18歳以下の子どもに一律10万円を支給する政策をめぐって、
自公の話し合いの中、年内に5万円の先行した現金支給、来春までに子育て関連に使える
5
万円相当のクーポンを支給する事で合意したという記事が掲載されています。
所得制限導入に関しては、自民党が年収960万円を提案したが、公明党は持ち帰って協議を継続…とあります。

皆さんはこの流れ、どのように感じられたでしょうか?
私には、自民党と公約実現に拘る公明党の党間での綱引きであって、国民目線の政策を検討しているようにはとても思えませんでした。
公約の実現は大事な事ですが、例えば、先日の衆議院選挙で、バラマキ、消費税廃止などを公約に掲げた野党連合が
もし政権を取ったと仮定したら、その後の公約実現の流れに国民はただただ拍手を送ったでしょうか?

国民はそれほど愚かではありません。
確かに、本当にスピード感をもって救わなければならない人々も存在します。
しかし、そこを国全体の財政バランス、将来設計、国民への理解、一定の公平性を保ちながら
政策を紡いでいく事が政治家の役割であって、この緊急時に、政党間の綱引きを見せられても国民はひくばかりです。

衆議院選挙も終わり、今後政治の役割が益々重要になっていく中、
政治家の態度、発言の一挙手一投足が国民に不安や希望をもたらします。

政治家の皆様、よろしくお願いします。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

宗教法人は原則非課税です。来年の参院選の為のバラマキのようにも感じます。
困っている世帯に集中して配布すべきだと思います。
配布する金額と配布する為の経費は数兆円にのぼります。
利権の匂いがします。

反対している維新の吉村知事が、「私でも30万もらえる」とおちゃらかした発言していたが、
子供の為に使うなら、吉村知事にいくら渡っても問題ないでしょうね。

余計な制限かけて支払いが遅くなったら価値が無くなる。
ロスより速さが求められる事は山ほどあるはず。
新幹線より、鈍行のほうがエネルギー効率が良いから、新幹線止めろって言う人はいないでしょう。


◎11月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

本日11日から17日にかけて「税を考える週間」です。
法人会でも、14日に一般のご家族に楽しんで税を学んで頂く企画「税キング」を開催。
18日には年末調整とインボイス制度に対する説明会を開催する予定となっております。
税の啓蒙活動や提言などを行っている団体としては、やはり、その使われ方にも目が行きます。

昨日の投稿に引き続いた内容になるようで恐縮ですが、
今朝の静岡新聞に、その税金の使われ方についての記事を2つ抜き出させて頂きます。
1つは、事業者向けの給付金制度の概要についてです。
新型コロナウイルスの影響を受け、売り上げが減少した個人事業者と企業に対して、
今年11月~来年3月の売り上げの落ち込み幅に応じて一括支給するもので、
既に実施された持続化給付金の場合は、企業が上限200万円、個人が上限100万円と区分され、
支給要件も売上が前年同月比50%以上減少している事が条件でしたが、
今回は、企業、個人を問わず事業規模に応じて250万円、新しい制度では落ち込み幅が30%~50%でも支給対象と緩和されています。

そして、昨日も取り上げました18歳以下給付に関連して、
専門学校生、大学生などの困窮学生についても10万円支給する事が首相から明らかにされました。
また、マイナンバーカードについては、3万円…という金額が報じられましたが、
カード取得時に5,000円、健康保険証としてのカード利用開始に7,500円、
公的給付金を受け取る預貯金口座とひも付けた場合7,500円の合計で最大2万円分のポイント付与になったようです。

何やら、現金やポイントといった個人に対する給付については、世論も見ながらでしょうか、二転三転をしているように感じます。
いつも思うのは、こうした個人向けの給付に対しての「線引き」をどこに置くか…という事に国民は敏感に反応します。
所得制限、売上の落ち込み率、支給要件の数々…線引きをする以上、100%平等、100%国民が納得いく線引きなど存在しません。
必ず不満は出てきます。困窮学生…という表現もありますが、その線引きはどこに置かれるのでしょう。

岸首相は「成長と分配」を強調しますが、今、目に見えるものは「分配」が圧倒的に多く、
個々への分配がどの程度の救済になり成長に繋がるのかも掴みにくい状況では、このままで国は…という不安の方が大きくなります。

今週は「税を考える週間」です。
納める税の行方、使われ方…私たちは未来も見据えた中で「自分事」として考える必要があります。




◎11月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日から週末にかけてお天気は良さそうですね。
今朝の伊豆新聞の一面には、下田市旧町内の入り口に位置する新下田橋(通称・人魚橋)に設置されている
「人魚の像」の修復作業(お色直し)の様子が掲載されています。
この橋が完成したのは1958年、伊豆急線が開通する3年前、60年以上が経過しています。
私も物心つく頃から「人魚橋」として記憶にあります。
お色直しされたのは、この像の制作者である彫刻のお弟子さんにあたる彫刻家、高橋忠さん。
制作にあたった方のお弟子さんが79歳ですので、そこにも歴史を感じます。
町の者にとっては「当たり前の風景」の一つになっていますが、それが人の手によって作られたものならば、
また当たり前の事ですが、人の手によって守られていかねばならないものです。
こうした作業を引き継がれる方がいらっしゃるかどうか…この記事を見て気になりました。

今から8年前、私の自宅前に小さな「御獅子神社」という地域の守り神がありました。
毎朝、そこに手を合わせていらっしゃるお年寄りの方もいましたが、道路拡張の名目で呆気なく取り壊されてしまいました。
自宅前にあったので私の中ではこれも「当たり前の風景」でしたが、取り壊され更地になった場所を見て、虚無感に襲われました。

そのすぐ近くに「ペリーロード」という観光スポットがありますが、
観光客に支持される理由は、昔と変わらない風景にあると感じます。

時代は流れ、次々と新しいものに町も塗り替えられていきます。
しかし、変えてはいけないもの、普段は当たり前すぎて、
無くしてやっとその価値に気が付くものは実はたくさんあるのではないでしょうか。

そうした視点で町の風景を眺める事も大事かと思います。
当たり前のものなど実はないのですから。




◎11月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

秋晴れの週末になりそうです。
今朝の伊豆新聞には、伊豆漁協稲取支所青壮年部が
「『稲取キンメ』を未来につなげる〜キンメダイの食害を軽減し漁獲量向上を目指す!〜」
をテーマに漁業者交流大会で発表を行い、最優秀の県知事賞に輝いた…との記事が掲載されています。
内容は、キンメダイを食べるサメ、バラムツ、イルカ対策に各種の取り組みの実践例、効果検証を報告したというもの。

昔は地元の人しか食べない…と言われたキンメダイも、今では食に関する観光資源として無くてはならないものになりました。
しかし一方で、漁業者の後継問題や海の環境変化による漁獲量の減少など、
何らかの手をうたねば、キンメダイの安定供給は難しくなってきます。

昔の漁師さんは、全ては「天の恵み」として自然と向き合ってきたと思いますが、
これからは、その「恵み」を自らの手で守り、作り出す時代に入ってきたのかもしれません。

人の知恵が試されています。




◎11月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、伊豆アニマルキングダムで野外イベントでした。
時折、ぽつりぽつりと雨も降りましたが、晴れ間にも恵まれましたので、参加のご家族には楽しんで頂いたと思います。
帰りがけ、いつもイベントに協賛頂くドライブインにお礼がてら立ち寄らせて頂きました。
ここのところ、バスも立ち寄るようになり、お客さんも増えているとのこと。
社長さんは「コロナ禍になってから、いつ何が起こるか分からない状況で商売をしてきましたから、
これで安心せず、目の前のお客さんに一生懸命に対応するのみです」と言われました。
日々ご商売と向き合っておられる経営者の方の気持ちを垣間見た気がしました。

さて、今日は朝刊がお休みでしたので、昨日の静岡新聞記事より取り上げさせて頂きます。
松崎町の料理店「鮎の茶屋」で昔ながらの焼きアユづくりが最盛期を迎えているとの記事です。
今期は、コロナ禍で売れ行きが不透明な事もあり、例年より少ない約2,500匹を今月末までに焼き上げるとのこと。
少ないと言っても2,500匹ですからすごいですね。
現在は作り手が減ったものの、こちらの店主ご夫妻は50年近く続く伝統の製法を守り続けていらっしゃるようです。
この鮎も地元の大沢川の清流で育てられたものです。
郵送対応するほか、甘露煮の販売も行っているとの事で、ご興味がございましたらお試し下さい。

1日も早くコロナも収束し、こうしたお便りを中心とした掲示板「伊豆へおいでよ」に
名称が変えられる日がくる事を心待ちにしています。





◎11月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の一面には、今月23日告示、28日投開票を控えた松崎町長選挙で、
出馬を表明していた現町長の長嶋氏が出馬断念した記事が掲載されています。
12
日、下田青年会議所が主催した公開討論会に出席し、町長としての実績を訴えていましたので、本当に突然の事で驚きました。
理由は「健康上の理由」となっていますが、
記事には支援者離れによる敗戦を見越してやめたのでは…との憶測についても書かれています。
思えば、町長と町議会との対立は就任当初から報道されていました。
就任13ヶ月で町長不信任決議案が可決、事あるごとに対立が報じられました。
今回の選挙も長嶋町長の再選を阻むべく、議会側が元町議の藤井要氏を擁立、
その町長、議会の対立を近くで見ていた町職員の深澤準弥氏が職員の立場を捨て「対話」を訴え立候補。
いずれも、長嶋町長への不信からの立候補であるだけに、今回の出馬断念を両陣営はどのように見ているのでしょう。

松崎町は静岡県で一番小さな町で、人口は6,174人(10月末現在)。
ここでは何度も書いていますが、田舎ではとにかく選挙の遺恨が色濃く残ります。
町長派、反町長派に色分けされる事も…こうした背景の一方で「深く関わりたくない…」
との気持ちが住民に出てくることも無理はないところです。
町議補選では、73歳、79歳、68歳の方々が立候補されているようです。
年齢で区切るのは大変失礼な事は承知していますが、
もっと若い方や女性などが立候補できるような町の空気を作る事もこれからは大事であると思います。

また、国県も含めてですが、今後、新たな収入源でも探り当てない限り、行財政は次第に縮小せざるを得ない状況となります。
これをやれ、あれをやれ、お金を出せと、ただただ行政に求め、詰め寄る事は現実的に難しい段階に入ってきます。
町全体の為に何を優先し、何を成すべきなのか…これは政治に携わる人だけでなく、
住民側も承知した上で、共に考えていかねばならない問題です。
先日の衆議院選挙のように、聞こえの良いだけの政策につられ投票し、
出来なければ、何で出来ないんだ!と詰め寄る形の繰り返しは、もう時代が許さない気がします。

その為には、政治の透明性を高め、住民にも分かるような形で町の現状、町の未来像について示した上で、
徹底的に対話を重ね、最後に首長のリーダーシップによって決断するといった流れが必要になってくると思います。

「官民協働」が今後の鍵になってくる事は間違いありません。




◎11月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、原油高騰を抑えるため、石油元売りに補助金を出す方針を固めたとの報道がありました。
こちらでは石油組合の事務を行っているので、やはり気になるニュースでしたが、
原油価格抑制の為であるなら、元売りへの補助金提供よりガソリン税の暫定税率分(1リットル当たり25.1円)
を停止するなどの措置の方が確実では…と思ったのは、恐らくは、国民の大部分ではなかったかと思います。
最近の政策は、お金を配る事に終始する印象があります。
お金は一度流れてしまえば、思うようにはいきません。貯蓄に回るも遊びにつかうも個人の気持ち次第です。
消費喚起なら消費税の一時減税…などの議論もありましたが、政府が直接的にコントロールできる政策の方が、
無駄がないような気がしてなりません。
それを出来ない事情があるなら、まずはその部分について説明をすべきだと思います。

今朝の伊豆新聞の一面に、南伊豆町の南中小の児童たちが、
林業・樹木医事業を手掛ける「HARD WOOD(ハードウッド)」の森広志さんらの指導で、
伐採した木を使って避難路を兼ねた遊歩道整備に取り組んだ記事が掲載されています。
現場は、シンガーソングライターの白井貴子さんが所有するマイキャンプ場「マーガレットグラウンド」
の津波避難地で実施されたとのことで、同日の活動には白井さんも参加し、児童たちを応援されたようです。

私たちが子供の頃は、遊ぶなら外の海、山、川が定番でした。
というより、それしかありませんでした。
海に友達同士で出かける時、親から「これ持ってきな、何かあったら使いな」とロープを手渡されました。
自然の中が子供の遊び場でしたので、危険な目にも相当遭いましたが自然と知恵もつきました。
あれだけ自由に子供同士だけで自然の中にいて、擦り傷、切り傷は日常茶飯事でしたが、
不思議なほど命に関わる事故などは少なかったように思います。
今の子供たちはどうでしょう。昔に比べれば屋内で遊べるゲームなどの環境もあり、
子供たちだけで自然に向き合う機会は極端に少なくなっていて、
自然の中で子供が巻き込まれる事故も多くなっているような気がします。

であれば、こうして大人たちが、子供たちが自然と向き合う環境、きっかけを作ってあげる事が本当に大切な事だと思います。
バーチャルなどではなくリアルに自分たちが住む地球環境について考える良い機会でもあります。





◎11月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は曇りがちで少し肌寒い感じがします。
今日は午後の1330より下田市民文化会館大ホールにて、
法人会主催で「令和3年度年末調整及びインボイス制度説明会」を開催します。
年末調整については、今年は改正点も少なくほぼ例年通りですが、
インボイス制度については今年101日から登録事業者の受付が始まり、令和5101日より施行をされます。
インボイス制度の登録事業所にならなければ、支払った先が消費税の計算上、支払った消費税を引けなくなり、その分消費税を多く払わなくてはいけなくなるため、同額の支払いであれば課税事業者から納入した方が良いという事になり、
登録課税事業者(課税事業者であっても「登録番号」が付与されるので届出が必要です)
であるかないかが商取引上にも大いに影響が出てきますし、請求書、領収書等の書式も変えなくてはなりません。
税理士さんがいるから…と言われる方も多いですが、制度の概要については現場の方々も知って頂く必要があります。
法人会では、制度施行までに何度か説明の機会を設けるつもりでおりますので、その際にはご参加下さい。

今朝の伊豆新聞の下田ワイド版に、下田市一丁目のなまこ壁の家「雑忠(さいちゅう)」(下田まち遺産の第1号)で、
白浜のイラストレーター土屋尊司さんを講師に迎えた、小学生向けのイラスト講座が行われた記事が掲載されています。
「雑忠」さんと言えば、江戸時代初期から栄えた、なまこ壁の塀に囲まれた「下田の名家」。
今回は所有者の鈴木家の親戚で千葉県在住の方が企画されたとのこと。
イラストレーターの土屋尊司さんもこちらで何度かご紹介させて頂いていますが、
県外で活躍された十分なキャリアがありながら、祖父の代からの民宿を絶やしたくない…とご家族でUターンされた方です。

このお二人が企画、協力をして実現した今回の企画…下田を外から見る事が出来るお二人が、
愛する下田の為に何か出来ないかと…思われての行動であったように思います。

鈴木さんがおっしゃる「この家を下田のために活用し、さまざまな人たちと連携した企画を考えていきたい」という言葉に、
今後の期待がかかります。





◎11月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の新聞各紙には「経済対策55.7兆円」の見出しで、
コロナ関連の経済対策を含めた財政支出についての記事が大きく取り上げられています。
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本柱とされる対策費のうち、大きなものとしては、感染症の拡大防止に対するものが22.1兆円、
未来社会を切り拓く「新しい資本主義」の起動に19.8兆円とあります。
この55.7兆円と言う金額は、国の一般会計における租税収入などの1年分の金額に匹敵します。
しかし使い道としては、18歳以下の10万円相当の給付、売上が減少した中小企業への最大250万円の給付等々、
バラマキ的な印象が強いものが目立ちます。
これだけの国家予算を投じるのですから、未来社会を切り拓く…
という文言に相応しい「希望に繋ぐ政策」をお願いしたいところです。

そんな事を思いながら伊豆新聞に目をやると、
一面に「手形アートで『未来の下田』」という見出しの記事にあった写真に目が留まりました。
下田幼稚園の園児たちが、地元在住の絵本作家、鈴木まもるさんを講師に迎え、
キンメダイをモチーフにした手形アートに手形を押している写真です。
子供たちの可愛い手形の一つ一つに、何か未来への願いのようなものを感じ、
この子たちの未来に幸あれ…という気持ちが心に溢れてきました。

絵本作家の鈴木さんの「一人一人は小さくても皆で力を合わせると大きな作品になる。
表現の楽しさを味わってほしい」というコメントにもとても共感しました。

この子たちが、夢中で向かい合って一つの作品を仕上げたように、
未来の国のあり方も、国民が気持ちを一つに、共に考え、共に作り上げていくものあってほしいものです。





◎11月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、エンゼルスの大谷翔平選手が「満票」でMVPに選ばれるという快挙が報じられました。
同じ日本人としてとても誇りに感じますし、暗くなりがちな世相の中、こうして無心で喜べるニュースはやはりいいですね。

今朝の伊豆新聞の一面には、2000年に休業となり20年以上も放置されている旧下田グランドホテルの土地、建物が、
所有者の破産により市が購入する方針であることが掲載されています。
購入額は「下田市の言い値」となっていますが、ネックとなってくるのは34億円が必要とされる解体費用。

この廃墟ホテル、私の自宅から徒歩3分程度の場所にあります。
東京からUターンし、商工会議所に入所して歓迎会を開いてもらったのもこのホテルでした。
ただ今は、カラスの住みかになっているような状況です。

こうした廃墟ホテルは、もちろんここだけではありません。
今後は周囲の環境、景観、防災、防犯面を総合的に評価して優先順位をつける必要があります。
今回の取得について一部の議員から「市民の税金が無駄になる」との反対意見もあったようですが、
それを言い始めたら何もできなくなります。

私は地区の防災役員もやっていますが、この手前にある長楽寺という寺の高台にある駐車場が災害時の避難場所になっています。
その坂道は急斜面なのでお年寄りのためにロープを張って誘導をしています。
もちろん、簡単に言える事ではないですが、この高台にある廃墟ホテルを整地出来れば避難所としての活用が出来るかも…
と考えてしまいました。

今後の利活用については、民間資金を含めて検討したい…との事ですが、市民、近隣住民も含めて議論する必要があります。




◎11月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は伊東方面に車を走らせましたが、バスなども含め車の交通量の多さに驚きました。
帰りがけ、暗くなっていましたが、ホテルの灯りや駐車場の混雑ぶりから多くのお客さんが泊まっている事も伺えました。
人流はかなり戻ってきてますが、自分の目に見える範囲では、飲食店もお客さん側も感染症対策には気を配っているようでした。
このまま…と思うばかりです。

今朝の伊豆新聞の「伊豆のひろば」という投稿コーナーにあった「息子を投票に誘ってみたら」という一文に目が留まりました。
50代のお母さんが20代の一度も選挙に行った事のない息子さんを誘って投票所に行った時のお話。

投票を終えた息子さんが「選挙ってこんなに面倒なやり方してるんだね。すごく戸惑った。
漢字も間違えたら無効票かと思うと残念だね。なんでもっとオンラインを活用しないんだろう?
去年お母さんに市役所に連れて行かれて作ったアレ!そうマイナンバーカードだってこの1年以上何の役にも立ってないよね?…」
と話していた事が書かれています。

先日、多くの著名人が選挙に行くような動画が公開された事も取り上げました。
報道や世間もこぞって若者の選挙離れを報じていますが、なんて事はありません。この若者の言葉が全てだと思いました。
母親の世代でさえ投票所の圧迫感を感じているわけですから、若者にしてみれば、何でオンラインに…は当然の感覚でしょうし、
マイナンバーカードにしてみても、世間ではその場でポイント、ポイント、ボタン一つで手続きも簡単。
行政の手続きは面倒な割に役に立ってないな〜は思うところでしょう。

何でも若者に迎合しろとは言いません。
ただ、これが今の時代を生きる若者の素直な気持ちである以上、
投票率を上げるために投票の選択肢を増やす、手続きの簡素化は必須です。





◎11月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は全国的に雨模様のようです。
今週末は松崎町の町長選挙が行われます。
静岡新聞に、今日までの3日間に亘って松崎町長選に関しての記者コラムが掲載されていましたので、それを取り上げます。
松崎町は県内で一番小さな町である事を考えると、
今後人口減少が進む周辺の自治体においても、その取り組みには注目していきたいところです。

記事の中にはいくつかのキーワードがあります。
医療の問題、資源を活かした政策、関係人口の拡大、定住促進(空き家問題)、高齢者の居場所づくり…
これら諸問題については、程度の違いはあれ、伊豆の近隣自治体も同様の課題を抱えています。
私は下田市に居住していますが、隣近所にはお年寄りの一人暮らしの世帯がどんどん増えています。
先日も、自主防災の会議で、まずはどの家にどれだけの人がいて、居住する方の年齢、身体の具合、
もしもの時の家族の連絡先などが分からなければ、災害時の安否確認なども出来ないので調べなければ…という話になりました。
しかし一方で、個人情報への気遣い、知ったところで助ける側も高齢者なので十分には動けない…などの話が堂々巡りになり、
結論が出ませんでした。
昔は、今のような核家族化が進んでいなかったので、各々の家は各々が支える事が基本で、
その上で隣組等の互助制度で支え合う形がとられていましたが、
今は、支え合う者同士に余裕がなく、漠然とした不安が横たわっている状況です。

その不安の中に医療の問題もあります。
いずれにしても、町の活気を取り戻すには、関係人口を増やし、移住者の定住促進、企業誘致などを促進し、
その為には、町の魅力を存分に発信、助成制度など活用しながら受け入れ態勢をアピール、
ウエルカムな町の空気を作り出す必要があります。

限られた財政の中で、それを実現するために何が必要であるのか…
何度も訴えますが、行政と住民が一丸となった「官民協働」だと考えます。

一番小さな町の町長選挙に注目したいと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

おっしゃる通りだと思います。
移住した人たちが馴染めなくて出て行ってしまうことが多いと聞きます。
独身の年配者が田舎生活に憧れて移住して来ます。
地元では観光客として来る時はお客さま扱いするけど、住むなら対応は違うとはっきり言います。
安易な気持ちで移住して来るのも問題がありそうです。
働き方改革と言います。
地元では仕事がないと都会に出た人たちを呼び戻すことが出来る方が、解決策として良いようにも思います。
優先して、ふるさとで仕事ができる働き方改革を促進して欲しいものです。


◎11月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜はとても雨風が強かったですが、今朝は気持ち良く晴れました。
昨日、辞職するかしないかで話題になっていた都議が辞職会見を行いました。
マスコミに切り取られたイメージしかなかったので、YouTubeにアップされていた1時間半にわたる会見を全て見てみました。
謝罪前に自らの功績を長々と語り、活動させてもらえなかったという議会についての批判、報酬目当てではない…と話しながら、
議会出席後の報酬の扱いについては名言せず、同席の弁護士は「これはいじめ」と語気を強め、
会見の終盤には度重なる質問に大きなため息…立場ある渦中の人というのは、
これほど世間とずれてしまうのか…と、ある意味愕然としました。
確かに、SNSなどの誹謗中傷は目に余るものがあります。
しかし、模範を示さねばならぬ公人としての立場が感じられず、とても残念でした。

そんな事を思いながら、今朝の伊豆新聞の「地味にみえることも頑張る」という見出しに目が留まりました。
南伊豆町が下田高南伊豆分校とインターンシップ連携ワークショップ「南伊豆お仕事カフェ」が開かれた内容です。
インターンシップを通じて得た経験、気付きを共有、受け入れた事業者も含めた意見交換を交わし、
生徒は「たとえ地味にみえることでも一生懸命頑張ろうと思った」と語っています。

法人会でも、高校側からインターンシップ先を紹介してくれるよう依頼を受ける事があります。
しかし、恐らくは、学校側への報告書どまりであったと思います。
こうして、仕事を振り返りながら実際の地元経営者と語り合う機会が持てた事は、
自分が行った仕事が会社側にとってどういう意味を持っているのか…という事を改めて感じてもらういい機会になったと思います。

田舎の仕事は、生徒さんが感想をもらしているように「地味」に映るかもしれません。
実際、地味な事が多いです。でも、その積み重ねが地域社会を支えています。

今日は勤労感謝の日です。




◎11月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

まだまだ風が強い感じですね。
今日は、朝から、女性部会の視察研修で昨年にオープンした東伊豆町の「伊豆ホテル リゾート&スパ」に行ってきます。
また報告します。

昨日は、アメリカ初め各国と連携し、石油備蓄が放出する方針が発表されました。円安も進み物価高騰が懸念もされていて、
効果は限定的という見方もあります。
以前、ガソリン高騰抑制のため、石油元売りへの補助金支出の時にも申し上げましたが、
ガソリン税の一時減税、停止などの話題が上がらない事が不思議です。
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万円拠出、補助金、備蓄放出…お金も石油も政策の中心が放出、放出…そしてその行方が論じられています。
何故、直接的に効果が得られる政策があるのに実現しないのか…疑問です。

話題は変わりますが、今朝の伊豆新聞のトップインタビューに下田市の山本建築社長の山本剛生氏が取り上げられています。
山本社長とは数年の付き合いであり、家の簡単なリフォームも頼んだ事がありますので、
彼の人柄、仕事ぶりは良く存じ上げています。今年は法人会理事にも就任して頂きました。
彼を最初に突き動かたのは、大工職人の高齢化…20代がゼロという現実。
このままでは受注があっても施行が出来なくなる…といった危機感。
そのため、山本氏は若者が集う場所に元建材倉庫を買い取ります。
この「ウィズ・ツリー」という事業は、ワーケーション事業で若者と交わる中、行動に出た事でした。
この拠点に若者は集まり、下田にはそういう場所がある…という魅力に繋がります。

また、最新の木材加工機「ショップポット」を導入。大工修行をしなくてもデザイン性の高い木工品などの製作が可能となり、
興味のある若者が集まるきっかけとしたい…将来的には「大工の学校」を創設したいといいます。

彼が凄いのは、考えるより行動…そこに周囲の人、若者が引き寄せられているところです。
先日のイベントの際にも「石垣さん、私が手伝える事があればやりますよ。言ってください」と向こうから声をかけてくれて、
甘えると、忙しい中、駆けつけてくれました。

たけちゃん、いつもありがとう!
人は地域の宝です。




◎11月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

晴れていますが、今日も風が強いですね。
昨日は、女性部会の視察に行って参りました。風は強かったですが、
視察先でのホテル昼食では屋内でもありましたし、とても景観が素晴らしいところでしたので、皆さま、とても喜ばれていました。
「久しぶり、元気だった」とコロナ禍での久々の再会の声も聞こえ、設営させて頂いて良かった…と思える行事になりました。

今朝は、静岡新聞にあった「ふるさと納税、特典規制も」の見出しに目が留まりました。
ふるさと納税自体は、コロナ禍での巣ごもり消費もあり、昨年の寄付額は前年の1.4倍に近い67249千万円であったとのこと。
地場産ではないものや割り戻し率の高い返礼品の登場による競争激化もあり
「寄付額の30%以下の地場産品」との基準が以前に設けられましたので、
自治体提供の返礼品に関する更なる規制?と文面を読み進めていくと、
今回の規制は、各サイトが提供する還元ポイントなどについてのようです。

特典で寄付を募る手法は「自治体への応援」という制度の趣旨に反するとの批判もある…との事ですが、
地方自治体は使える制度は最大限に利用して寄付額を募りたい…ふるさと納税を扱う各サイトは民間企業でありますので、
規制の枠外であれば、何でも利用して利益を上げる方向に…純粋に故郷のために寄付したい…とする方を除く多くの寄付者は、
少しでも得する形で寄付をしたい…そう思って動くのはごく自然の事です。
総務省が訴える「制度の趣旨とは違う…」は、ここまで市場が拡大すると机上の理論と言わざるを得ません。

こうした総務省の意向を受け、大手仲介サイト運営会社の約20社が「ふるさと納税協会」を設立し、
規制要請などの窓口になるようです。サイト各社の統制がとれない状況で競争激化が続き、
ふるさと納税の制度自体の存続が危ぶまれる事態を避けるためには必要な措置だったと思います。

ふるさと納税制度も地方にとっては無くてはならない制度となりました。




◎11月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

もう11月最後の週末を迎えますね。
この時期になると年末まで時間の経過が早く感じます。
今年は団体での忘年会も少ないのでしょうか。人流が増えている実感はありますが…。

さて、今朝の伊豆新聞の「伊豆の今」にマッサージ業界の苦境が伝えられる記事が掲載されています。
下田マッサージ師会によると、ピーク時に32店数えた会員が3店、100人超を数えたマッサージ師の数は現在10人に満たないとのこと。
文末に「風前のともしび」とありますが、私も想像以上の激減ぶりに驚きました。

私が東京から帰郷したのは平成3年のこと。バブル経済も終えてはいましたが、まだまだ旅館、ホテルには活気がありました。
法人会も会合の後は必ず懇親会を開催していましたので、年間で行う宴会の数は、少人数の形も含めると140回に上りました。
現在は、日帰り研修ばかりですが、昔は12日で6講座などの研修も行っており、
参加も200名近くありましたので部屋割りも大変な作業でした。
懇親会後はそれぞれがマッサージ師さんを呼ぶので、夜間のフロント周りには気忙しく多くのマッサージ師さんが出入りしていました。
それが当たり前の光景でした。この時代で言えば芸者さんなども同様だったと思います。

しかし、時代は団体から個人客へと変わり、大きなお座敷のあるホテル、旅館は施設改修も迫られる事となります。
転換出来ない場合は廃業も余儀なくされ、廃業ホテルは次々とグループ企業に買い取られ、
低額な宿泊料金を売りにする宿泊施設となりました。

これも時代の流れ…と一言でかたづけてしまう事は簡単ですが、コロナ禍で「密」を避けるため、
少人数での会食しか出来ない風潮にある今、あの頃の大宴会場での100人、200人の宴会が懐かしく思い出されます。

そこまでとは言いませんが、気兼ねなくワイワイと宴会が出来る世の中に早くなってもらいたいものです。




◎11月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞に、昨日、下田税務署と法人会が事務委託を受けている伊豆下田納税貯蓄組合連合会が共催で行っている
「一日下田税務署長」行事の記事が掲載されています。

一日税務署長を努めたのは、中学生の「税についての作文」で下田市、賀茂地区で最高賞に選ばれた熱川中学校3年生の石井杏一君。
静岡県内の選定で東海地区まで選出され、東海税務連絡協議会長賞を受賞されました。
コロナウイルス対策に関わる費用を丁寧に調べ、命を守る税金…と結んでいます。
納税貯蓄組合からは、記念になれば…と、クリスタルの時計を贈らせて頂きました。

税務職員さんを前にした作文の朗読、署長決済、報道陣からのインタビュー…そのどれもが中学生とは思えない落ち着きぶりで、
逆に周りの大人の方が緊張している感じでした(^^;

ここにはありませんが、報道陣のインタビューで「税務署長さんの椅子に座って、将来、本当に座りたいと思いませんか?」
との質問に、「私は、ロボット製作に携わる事が夢です」とはっきりと全く忖度なしに答えていました。

いやいや、将来が本当に楽しみな若者です。




◎11月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日も天気が良かったので、近くまでドライブに出かけました。
ここのところ新規感染者も大幅に減少し落ち着いた感がありますが、海外での感染力の強い新変異株の報道もあり、
年末年始を控えて、世の中は少しざわついています。

写真を見てもらえば説明もいりませんが、今朝の伊豆新聞一面には、
27日に開幕した下田白浜で開催されている「アロエ花まつり」(110日まで)に登場した「シラハマドア」の紹介がされています。
花の色を意識しての事でしょうかピンク色が映えて、いわゆるインスタ映えする光景です。
ドアの向こうは別世界…というコンセプトから、ドラえもんの「どこでもドア」も連想します。

今は、こうしたインスタ映えの一工夫があるかなしかで集客も随分と違ってくるのでしょうね。
私もこの写真を見て、今まで伺った事のないイベントでしたが「ちょっと行ってみようか」という気持ちになりました。
ドアを開けるだけで、コロナ前の世界に戻れたら…などと妄想も…もちろん、主役はアロエの花です。


伊豆白浜観光協会
https://www.izu-shirahama.jp/




◎11月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、静岡県で一番小さな町の選挙の投開票が行われ、
深澤準弥氏が3,368票、藤井要氏が810票と深澤氏が大差で当選を果たす結果となりました。
また、選挙の関心の高さを示す投票率も前回を上回り、77.54%でした。
6000人余りの町の人口を考えると、3,368票の票数が住民の深澤氏に対する期待の大きさを現し、
町を二分するような形にならなかった事も大きな収穫ではなかったかと思います。

振り返れば、前回の選挙で町長に就任した長嶋氏と議会の対立が報じられる事が多く、今回の選挙では町議の藤井要氏が立候補。
続いて、町職員である深澤準弥氏が54歳の若さで役場を退職し立候補。
すると、情勢を見極めたからなのか、体調の理由を上げ現職の長嶋氏が
今月中旬に立候補を取りやめた事で新人同士の選挙戦となりました。
記事にもありますが、両氏の主張に大きな違いはありませんでした。
いずれも「新しい松崎を」「対話を」を掲げていました。敗れた藤井氏も町議としての経験も十分にあり、人望もあったようです。

では、なぜこれほどの差がついたのか…記事の解説に「若さ」「SNSの活用」「町の未来のために役場を退職するという大きな覚悟」
31年間の行政経験で得た人脈」とあり、これらの要因はもちろんあるとは思いますが、
一番の勝因は深澤氏が歩んできた、人脈を得られただけの、普通ではない31年の公務員人生にあると私は思いました。

記事の文末に「知名度に勝る深澤氏には及ばなかった」とありますが、
普通に考えて、長年勤める役場職員でも、親戚、以前からの知り合いなどを除けば、名前と顔を知っている人はほんの一部です。
ある意味、公務員は裏方に徹していますし、
数年に一度の部署替えがありますので関わりも限定的になり、あまり表に出る事はありません。
しかし何故、公務員である深澤氏にそれほどの知名度があったのか…
それは、職務を離れたところで住民に寄り添い、一緒に汗を流し、住民の立場で物事を考えられた人物であったからだと想像します。
SNSで発信されていた映像を見ると、応援に駆け付けた方の年齢層が本当に幅広く、心から声援を送っている様子が見て取れます。

同じ条件で他の職員の方が出ても同じ結果とはならなかったでしょう。(普通は退職されないと思いますが…)
深澤氏であったからこその結果であったと思います。

ただ、これだけの支持を集めたという事は、ある意味期待値の大きな現れでもあり、
町長としての舵取りに大きな注目を集める事となります。
今後の自治体運営は、加速する少子高齢化、人口減少を考えると、財政面からもバラ色の未来が待っているとは言い切れません。

限られた町の資産を、住民の理解を得た中で如何に町づくりに繋げていくのか…
それは、深澤氏が今まで地道に行ってきた「対話」が鍵になってくると思います。

「さあ、新しい松崎へ」…期待しましょう。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

たいへんわかりやすいご説明を、ありがとうございます。
松崎町民ではありませんが、松崎は大好きな町。前市長と議会の対立など、町政がずっと気になっていました。

新しい松崎、楽しみになりました。


◎11月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

少し肌寒い朝です。
連日、政治関係の報道を取り上げる形となりますが、
今朝の伊豆新聞に前参議院議員の岩井茂樹氏が東伊豆町の町長選に出馬する意向である事が一面に掲載されています。
同時に、416年町長を務めた太田長八氏が引退を表明していますので、水面下での話が進められていた事も伺えます。
私も風の噂では聞いていましたが、国土交通省の副大臣まで努められた方が伊豆半島の小さな自治体の首長に…
という事には半信半疑な思いもありました。
ただ、6月の川勝知事との県知事選の時も、伊豆半島の各自治体の中で、
東伊豆町だけは岩井氏への票が川勝知事を大きく上回っていましたので、
岩井氏が「縁ある土地」と言われるように地元の方々との結びつきは強かったようです。
皮肉な事に、当選後の川勝知事は御殿場での「コシヒカリ発言」が問題となり、謝罪に追い込まれる形となりました。
この発言がもし選挙前であったなら、知事選の結果も違ったものになっていた事でしょう。

選挙は来年3月ですが、いずれにしても、国政経験豊かでパイプもある岩井氏が首長になってくれる事は、
地元にとってもプラスになる事が多いような気がいたします。

昨日の、役場職員の立場を捨てて松崎町長となった深澤準弥氏もほぼ同世代。
伊豆半島に新たな風が吹き込む予感が致します。





◎12月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜は、激しい雨風が夜通し続き、寝付けない夜を過ごされた方も多いのではないでしょうか。
今日は夕方から、講師2名を招いて「変革」をテーマにした「青年部会研修会」を下田セントラルホテルにて開く予定となっております。
またご報告させて頂きます。

今朝の静岡新聞に、国勢調査に基づく静岡県下の高齢化率(65歳以上の割合)の記事が掲載されています。
静岡県内の高齢化率は過去最高の30.2%。別記事を見ると、日本全体では高齢化率は28.6%で、
人口そのものは都市部などの8都県は人口が増えていますが、39道府県は減少している状況からしても、
都市部集中、地方のおける少子高齢化の傾向は強まっていると思われます。

そして、県内で最もその割合が高い自治体は西伊豆町で51.7%と、県内で初めて5割を超えた…とあります。
南伊豆町49.2%、松崎町48.9%と伊豆半島南部における高齢化率の上昇が目につきます。

伊豆半島においては、子供たちが高校を卒業すると、都市部の大学、専門学校に進み、そのまま就職…
地元の雇用環境から帰ってくる事が難しく、若者が流出する事からも、
現状においては、この数字は今後も加速していくものと思われます。

しかしながら、ここでも何度かご紹介していますが、高齢化率5割を突破している西伊豆町においては、
ふるさと納税で近隣自治体の10倍以上にも相当する寄付額を集め、マイナンバーカードの普及率なども高く、
地域電子通貨などもいち早く取り組んでいます。
お隣の松崎町では先日、役場を54歳で退職した深澤氏が圧倒的支持を得て町長となりました。

「高齢化」などという言葉を跳ね返す力はやはり「人」にあると感じます。
まだ詳細は明かせませんが、来年317日に予定されています「第19回伊豆下田元気塾」においては、
この西伊豆町、松崎町の原動力となる「人」をピックアップさせて頂く企画を現在進めております。
年明けにもご案内させて頂きます。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

むかし母が新聞の記事に、老婆か老女と書かれているのを見て、憤慨していたことを思い出します笑笑。
60歳定年などの規定を外して何歳でも働ける仕組み作りを、国がすべきだと思います。
そもそも65歳以上を高齢者と見做しているところに問題があるように感じます。
国会議員(社員)が老害化しているにも関わらず、
契約社員やベテラン社員の雇用システムが改善されていないことに矛盾を感じますが笑笑!



◎12月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

報告させて頂きましたが、昨日は「変革」をテーマに青年部会研修会を開催致しました。
時代やニーズに応え、常に変革を試みる2名の方のお話はとても刺激になりました。
システムエンジニアから旅館経営に転身された35歳の若者が語った「現状維持は退化」「改善して現状維持」
という言葉がとても印象に残りました。前に進む為には「挑戦」です。

昨日は、西伊豆町が高齢化率5割突破…という記事をご紹介致しましたが、
今朝の伊豆新聞には「西伊豆町に厚労省表彰」の見出し記事が掲載されていました。
健康増進や生活習慣病予防推進に取り組む全国の優れた自治体、企業、団体などを表彰する
厚生労働省の「第10回健康寿命をのばそう!アワード」の介護予防・高齢者生活支援分野で、
最高賞にあたる厚生労働大臣最優秀賞を受けたというものです。
記事によりますと、行政や住民で組織する「地域リハビリテーション連絡会」が、
2018年より「ご近所型介護予防」としてラジオ体操を試験的に始め、それが町内全域に広がり、
今では約30ヶ所、500人が参加するまでとなったといいます。
西伊豆町の人口は約7,300人、高齢化率50%として、様々な事情や参加できない方なども含め、
町内お年寄りの7人に1人が参加している事になります。
引きこもり防止にも…とありますが、当然、朝の会話からコミュニケーションにも繋がっています。
また、ラジオ体操に参加すると、電子地域通貨「サンセットコイン」に交換できる「健幸マイレージポイント」
がたまる仕掛けも素晴らしいです。
お年寄りの楽しみになると同時に、こうした電子地域通貨を使う仕組みも同時に体験してもらえます。
マイナンバーカードの普及率が高いのも、こうした取り組みが根底にあるからですね。

また、コロナ禍で子供や孫に会えない高齢者のためにタブレットを活用した「オンライン帰省」なども実施、
シルバーリハビリ体操指導士養成講座、高齢者移動支援セミナーなども開催をされているようです。

具体的活動の成果として、要介護認定率がこの5年で18.1%から16.0%に減少、
オンライン帰省実施後に認知症の症状が改善した人もいたといいます。

高齢化率ナンバー1の町が、実は高齢者の方々にとって住みやすい場所ナンバー1…これって、とても素敵な事だと思います。
西伊豆町は、ふるさと納税実績でも断トツですが、こうした高齢者の方々に向けた施策もとても優れています。
いつも問いかけていますが、行政及び近隣自治体の皆さん、勉強に訪れてみては如何でしょう。





◎12月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、山梨県で震度5弱の地震がありました。
ここのところ地震の頻度が多いような気がしますので、少し心配です。今週末はこちらで避難訓練も行われます。

さて、今朝の伊豆新聞の「伊豆の今」の記事に目が留まりました。
伊豆市の湯ヶ島地区地域づくり協議会が伊豆総合校と共に「タイニーハウス(小さな家)プロジェクト」を進めているという内容です。
地元高校生の書いた設計図を基に地元の業者が…という部分もポイントではありますが、
タイニーハウスの必要性という部分では、今後、各自治体も検討して頂きたい内容であると思います。
地域活性化に感心があり、1人とかカップル、夫婦で越してきたい人が多くとも住むところがない…
空き家はたくさんあっても「知らない人に貸したくない」「親戚に怒られる」などの理由で貸してもらえない…
こうした状況は田舎であれば共通の問題です。借りる側にとっても、古民家は手がかかる上に12人だと広すぎて維持も大変…
ここにあるタイニーハウスは小さいながらトイレ、風呂、台所などの家としての機能を完備し、500万円から購入できるといいます。

私自身の話になりますが、東京からUターン、結婚して実家に入った際、2世帯用にリフォームしました。
しかし、父母が亡くなり、子供たちが独立して家を出てからは夫婦2人…1階には全く使わなくなったお風呂、台所、部屋が残っています。
家自体も大分古くなっていますが、借入して建て替えるのも…とやはり躊躇します。
少し前、建築会社の社長に、核家族化が進んで、1人暮らしのお年寄り、夫婦だけの世帯も増えて、
本当に手が伸ばせば全て賄えるような
スペースがあれば十分だから、
小さな家が集まって、コミュニティがとれる共有スペースとか畑なんかもあって、
そんな小さな単位の小さな村みたいな場所があればいいんだけど、作ってくれない…と冗談半分に言ったことがあります。

田舎は人口の少ない割に面積が広く、移動にはどうしても車も必要になってきます。
今後、高齢者世帯が増えていく事を考えると、簡単ではないかもしれませんが、1ヶ所にまとめる形の方が…と考えてしまいます。
このタイニーハウスは、少数単位の移住者の方向けに考えられていますが、今後は、こうした小さな家が必要な時代かもしれません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

地方移住を考えていて一番気になったのが、移住先の住居でした。
夫婦二人で一軒家の空き家は大き過ぎるし、賃貸で家賃を払い続けるのも、年齢的に歳を重ねていくうちに厳しくなるかなと思ったり…。
タイニーハウスプロジェクト。
私が考えている移住方法の、一つの理想型かもしれません。
手頃な価格と、地域のコミュニティーとして人と人の繋がりを維持できるような環境。
今後を見守っていきたいと思います。

現在ある住居を撤去する費用が高くなって、新しい家に建替えする足かせになっているようにも思います。


◎12月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

12月に入って最初の週末です。
師走とはよく言ったもので、今年は忘年会なども予定されていませんが、12月は本当に気忙しく過ぎていきます。

今朝の伊豆新聞一面に、西伊豆の大型サンマ漁船が約3ヶ月の漁を終えて帰港した記事が掲載されています。
昨年220トンであった漁獲量は今年は120トンで不漁が続く中、更に5割程度となり、過去最低であったとの事です。
温暖化での海水温の上昇が魚の生態系を大きく変え、外国船が増えた事もあり、年々漁獲量は減るばかりです。
船を待ちわびた住民に格安で販売する「サンマ売り」も昨年に引き続き中止とのこと。

3ヶ月もの間、命がけで海に出る漁師さん、家の大黒柱を送り出し安全を祈り帰りを待つご家族…
その結果がこれでは本当にやるせない気持ちになります。

こうした事が続けば、第一次産業の担い手がいなくなってしまうのでは…との危機感もつのります。
伊豆諸島に、海底火山から噴出した軽石が漂着し、その回収に苦心する漁師さんらの記事も、別紙に掲載されていました。
陸からは祈ることしかできません。




◎12月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は買い物で天城越えしました。年末を控えているという事もあるのか、
どの店舗も賑わっている印象で車の流れもいつもより多い気がしました。

今朝の伊豆新聞一面には、県市町駅伝の記事が掲載されています。
この写真を見るだけで説明不要ではありますが、
やっとコロナの感染者数が減少傾向にある中の新変異株報道、頻繁する地震など少し不安が過りがちな今だからこそ、
前を向いて走り出す、力強くスタートする選手たちの姿に「負けないぞ!」という気持ちが伝わり、朝から元気をもらいました。

人口15千人未満の市町で1位のチームに贈られる「ふるさと賞」に、
人口7千人台で高齢化率県下ナンバー1の西伊豆町が初受賞!
裏面の関連記事の監督インタビューには「中高生も数少なく、来年出られるかも分からない状況の中での名誉な賞、
びっくりした」との言葉が掲載されていて、選手集めにもぎりぎりの苦労があった事が分かります。
西伊豆町には何かと元気を頂く機会が多いですね。

今日は9時から防災訓練です。自主防災役員をしていますので、これから制服、ヘルメット着用で出かけます。
近隣の皆さんもご参加願います。




◎12月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は、清水法人会女性部会の皆さんがバス視察で来訪される予定となっていて、
昼食で合流、石廊崎オーシャンパークでジオガイドをしているメンバーが案内をする予定となっております。
今のところ曇り空で雨の心配がされていますが、何とか天気がもって、案内時には晴れ間が覗いてくれないかと思っています。

さて、昨日は防災訓練の日でした。伊豆新聞一面にも訓練の様子が一面に掲載されています。
下田市、賀茂郡下5町で19千人の参加という事ですので、全体の人口の3分の1ほどでしょうか。
写真にはヘリコプター着陸誘導の様子もありますが、
伊豆の場合、災害の程度によっては陸の孤島になる可能性が大きいので、本当に必要な訓練です。

私も昨日、自主防災の役員として訓練に参加しました。
津波を想定した高台への移動に急峻な坂道を上るので、上から下までのロープを張って、
本当に歩くのが困難な方はサポートして一緒にゆっくりと歩きます。
実際の災害の緊急時に現実的にこうした対応ができるかどうか、想像が頭を過ります。
また、年々、訓練参加の方の人数が減少しています。こうした訓練に参加する事も負担で参加出来ないご高齢の方も増えています。
訓練も終えた時、一人のお年寄りの方から「家でも簡易トイレとか購入したいんだけど、どこに行けば売ってるかね?」と質問されました。
購入に出向くのも大変そうに思いましたので、ご家族の方で若い方でもいてインターネットで購入できたりはしませんか?と聞き返すと、
「いやいや、私1人だし、分かんないよ」との答え…
自主防災で災害グッズなどを頼んでいる業者さんを紹介して問い合わせしてもらうようにしました。
何でも便利に次の日に届くような時代…しかし、こうした田舎で1人暮らしされている高齢者の方にしてみれば、
御用聞きのような人がいて、何でも相談できて、家に届けてくれる昔の方が逆に便利だったのかもしれません。

防災訓練を通じて、色々と考えさせられました。




◎12月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

ご報告しましたが、昨日は清水法人会女性部会の皆様と石廊崎へと行ってきました。
地元側の人でも石廊崎オーシャンパークは初めて…という方もおり、
私自身も、昨年の「南伊豆を知る会」で訪問してより1年ぶりでした。
風が強く、少し荒々しい波がジオに指定される特徴的な岩肌に打ちつけられる様と深い青色の海面に吸い込まれるようでした。
近くで同じ情景を見ていた観光客の方も「すごいね、引き込まれるね」と感嘆し、風が強いにも関わらず、しばらく眺められていました。
時には、観光客目線で地元に浸るのもいいですね。

今朝の伊豆新聞の一面には「ワサビ田でコンサート」の見出しで、西伊豆の「藤井わさび園」のワサビ田で、
全国で活動する芸術活動団体「麒麟藝術」主催のクラシックコンサートが開かれた記事が掲載されています。

藤井わさび園さんには、今年の夏、取材に伺いました。
本当に山の細い一本道を奥まで入り、自然の涼しさに癒され、水の音、風の音しか聞こえない別天地でした。
ご主人は、このワサビ田の場所が大好きで、1年のほとんどを過ごしているとのこと…
自然の素晴らしさを実感すると共に、俗世の煩わしさをしばし忘れるような時間を過ごさせてもらいました。

その場所での楽器とのコラボ…生で聞きたかったですね。
演奏の様子は、同団体のユーチューブチャンネルで公開されるようなので、聞いてみたいと思います。
今日現在、リハーサルの様子などがアップされていました。


麒麟藝術ユーチューブチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCzbpk3OuzHB2FQncoFIq5-w/about
藤井わさび園
https://fujiiwasabien.com/




◎12月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝から雨模様です。
今朝のテレビ番組で、外国の新聞各紙がコロナの終焉を告げる内容の記事を掲載しているものがあると報じていました。
今までのウイルスの流行例が挙げられ、世界中で猛威をふるったスペイン風邪も2年で収束した事などが紹介されていました。
新変異株報道もありますが、ここ最近の感染者数の減少傾向から、コロナの収束は誰もが心の奥で期待している事です。
しかし、国内のマスコミ関係からは注意喚起を促すものが主流でしたので、こうした報道を耳にするだけで少し安堵の気持ちが湧いてきます。
もちろん、まだ油断は出来ませんが、新変異株が出るたびにワクチンといった繰り返しにも限界があると思いますので、
こうした収束の見極めに関わる報道も大事かと思います。

さて、この静岡新聞の小さな囲み記事にあった内容も、昨日、テレビ等で報道されていました。
大阪市が、新型コロナウイルス対策で政府が実施する18歳以下の子どもへの10万円給付に関し、
全額現金とする意向を表明した…というものです。
ご承知の通り、政府は現金と5万円クーポンに分けた給付を打ち出しましたが、
官房長官が会見で「自治体の実情に応じて現金給付も可能とする」と発言したとのことで、
「何もペナルティーがなかったら現金でやる」としたものです。
クーポン準備に莫大な時間、多額のコストがかかり現実的でない…と国に見直しを求めていた最中、
ある意味、国がこの政策に対し国民批判を受け、自治体に丸投げしたように見えます。
受給者の方も、現金一括給付の方がありがたいでしょうし、給付サイドは手間とコストが削減できます。
きっと、他の自治体も追随するような流れになるのでは…と予想されますが、
自公の綱引きでの「あれは何だったんだ!」と思われるのは私だけではないと思いますし、
国民が総ツッコミしてもいい場面だと思います(^^;

つい1ヶ月と少し前、国政を左右する衆議院選挙が行われ、我々国民はその思いを候補者、政党にたくして1票を投じました。
確かに、その後の救済給付措置に関わる経緯については首を傾げたくなる事もありました。
しかし、国の決断、果たす役割を考えた時、世論からの風向き一つで、自治体に丸投げして収束させるような事がこれからも起きるとしたら、
その政治姿勢そのものに不安を感じてしまいます。




◎12月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日、明日と全国的に晴模様になりそうです。
急ぎ足で過ぎる年末を控え、年賀状などはお考えでしょうか。
今朝の静岡新聞の囲み記事に、日本郵便が通信アプリLINE上でデジタル年賀状をつくって送れる
有料サービス「スマートねんが」を始めた記事が掲載されています。
ここ数年、正直、年賀状の数は減ってきています。年明けにLINEで「おたおめー」的な軽い感じでのLINEが届く事が増え、
紙の年賀状そのものが明らかに世の中の流れから遠くなっている印象があります。
昔は、年賀状だけが1年に1度の唯一の繋がりであった友が何人かいました。
結婚、転居、出産…そのような人生の転機を年賀状で知る事が出来ました。
あーあいつ結婚したのか…とうとう父親になったか…年明け早々にこたつでおせち料理をつつきながら、
1
1枚の年賀状をめくって友への思いを馳せたものです。

今はSNSの時代、つい最近も、フェイスブックで30年ぶりに繋がった友がいました。
SNS
では、1年に1度どころか、リアルタイムに近況を知る事が出来ます。
常に現況や心境を共有する事が出来ます。
すると、年賀状で改めて…という事もどこか不自然のような気さえしてきて、自ずと互いに出さなくなってしまいました。

この記事の文面に「自分のスマートフォンの画面上で手続きが済むので送り主に住所を知られることはないという」とありますが、
この文言には少し寂しさを感じました。

データで届く年賀状にどれほどのニーズがある事でしょう。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

年賀状に家族写真などが載っていると、正直なところ処分する際に気が引けます。
現役の時代には儀礼的なものが多くて、師走の忙しい中負担になっていました。
定年前に取りやめましたが、淋しいようなホッとしたところもあります。


◎12月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も天気は良さそうですね。昨日は、同級生の経営者が所用で事務所を訪ねてくれました。
コロナ禍になってから2年近く、夜に出歩く事も、好きだったゴルフの誘いも断っているとのこと…
早く収束してもらいたいな~とマスクの奥で本音を漏らしていました。
一方、今朝の伊豆新聞の中ごろの記事には、コロナ禍背景に、テレワーク、2拠点生活の需要から
伊豆高原エリアの不動産の人気が高まっていて、「バブルが来た」の声も上がる…という内容が掲載されていました。
何事においても光と影が存在するものです。

その伊豆新聞の一面に「食事の支援、元気が出た」との見出しの記事が掲載されています。
松崎町の障害者支援施設オリブを運営する社会福祉法人「十字の園」の施設において、
新型コロナウイルスのクラスターが発生した際、おにぎりなどを作って支援してくれた町内の5団体に感謝状を贈ったとした内容です。
同施設では6月中旬、1人の感染者から職員、利用者7人が感染し、
誹謗中傷などを心配した各団体が職員用の食事を作って届けてくれたといいます。

こちらの掲示板でもその時の様子を書かせて頂きましたが、法人会が事務委託を受けている団体がクラスター発生に関わってしまった事から、
当方も誹謗中傷を受ける側に回ってしまった事があります。
匿名でのハガキ、手紙、苦情電話、無言電話…噂話は広がると虚実が入り混じり、根も葉もない事を言われる事も多く、
個人の力ではどうしようもない無力感を味わいました。
しかし、一方で、匿名で遠巻きに非難を受ける中、先方から歩み寄って頂いて、
顔が見える形で励ましの声をかけて頂いた事がどれほどの心の支えになったことか…。

今回の松崎町の事も、食事の支援も本当にありがたいことだと思いますが、
何より、誹謗中傷を心配して声掛けをしてくれた事が嬉しかったと思います。
とても力になる優しい味のおにぎりに感じられたことと思います。

素晴らしいなと思うのは、こうした活動が町内5団体で行えたという事だと思います。
前述で個人の力の無力感を…と書きましたが、1人より2人、個人より団体、1団体より5団体…
やはり、こうした複数の団体が気持ちを同じくして動けるという事が、大きな声に繋がります。
私は、この記事を読んで、改めて松崎町という町が好きになりました。

来年3月に予定されている元気塾は「官民協働」を一つのテーマにしようと準備を進めておりますが、
官であれば、近隣自治体の協働、民であれば、こうした団体、民間企業同士の協働もベースに置く必要がある事を改めて感じた次第です。




◎12月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞一面には、伊豆急行の開業60周年の節目に、
日本郵便のキャラクター「ぽすくま」の伊豆高原駅長任命式を行った記事が掲載されています。

「第二の黒船」と呼ばれ、伊豆半島に電車が開通してから60年…
私が生まれる前ですので、物心つく頃には当たり前にありましたが、開通当時の映像を見ると、その熱狂ぶりに驚きます。
開通して3年後に東京オリンピックが開催、高度経済成長の波に乗って伊豆は観光地として飛躍的に成長を遂げます。

しかし、このコロナ禍にあって、車移動が増える中、乗客数は目に見えて減少…
こうした交通機関に携わる企業、従事する方々には本当にご苦労が多かった事と思います。
日頃、余りにも当たり前になってしまっていますが、この伊豆急行の還暦にあたり、感謝の気持ちを思い起こしてみたいと思います。

100年に向けて頑張って頂きたいですね。

伊豆急線開通当時の映像
https://www.youtube.com/watch?v=ac7z772b4Jg
伊豆急グループ facebookページ
https://www.facebook.com/izukyugroup/




◎12月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は伊東方面に車を走らせました。お昼を、度々訪れていたお店に行こうとネットで確認すると、今年の夏に閉店されたとのこと…
伊東の町をぶらりしながらお店を探しましたが、飲食店数軒が閉店、移転していて、コロナ禍の影響をまざまざと感じました。
相変わらず、車の交通量、ホテルの宿泊状況は多く感じましたが、町を行き交う人が少ないような気がして、
やはり、新変異株報道の影響があるように思いました。

今朝の伊豆新聞一面には、日本ライフセービング協会主催の「シュミレーション審査会」が下田市の吉佐美大浜海岸で初めて開かれ、
県内のライフセービングクラブ10チームが参加し、救急隊員らと連携したライフセービング技術を競った…という記事が掲載されています。

コロナ禍になって2回の夏が経過しました。
海水浴場の開設にはライフセーバーの方々の確保が必要条件ですが、コロナという条件下ではそれも難しくなっています。
レジャーで訪れる人々を前に、暑い中、日中に海の隅々まで目を行き届かせるセーバーの方々の精神力には敬服しかありません。

ここにも、現場に群がる野次馬、活動を妨げる泥酔した若者など、実際に起こり得るシュミレーションを緊迫感いっぱいに…とありますが、
海にレジャーで訪れる側も、セーバーの方々に一定の敬意をもって、警告には従い、有事の際の行動についても抑制する必要があります。
来年下田に新設される中学校にはサーフィン部も出来ますが、海におけるマナーが行き届いた「伊豆の海」であってほしいと思います。





◎12月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝刊が休みですので、週末の静岡新聞に掲載された記事より抜粋します。
まずは、話題になっている、18歳以下の子どもに現金とクーポンの計10万円を給付する国の経済対策をめぐり、
静岡県内全35市町のうち、半数超の19市町が全額を現金で支給する方針であり、
残り16市町は「未定」としながら、クーポンを検討する自治体はなかった…との記事。まず、これは想定の範囲内だと思います。
受け取る受給者側も自由に使え、支給する役所側も手間、費用がかからない形での支給の方が、
ペナルティー等がない以上は当たり前のことです。

もう一つの記事は、新型コロナウイルスの影響で困窮する人向けに設けられた支給総額が100億円を突破したという記事です。
政府が当初想定していた数の半数以下に留まっていて、その理由として支給要件が厳しすぎるとの指摘がされています。
困窮者ら向けの特例貸付金制度を使い切った世帯が対象であることから、本当に困窮している世帯対象である事が伺えます。

前述の10万円給付の批判の的となったのは、クーポン支給の事務費が960億円もかかるというもの。
後述の困窮者救済の予算がフルに使われたとしても300400億円…10万円のクーポンのバラマキに係る費用が、
本当に生活困窮する世帯への支援の倍以上の金額を要するのですから、やはり、お金の使い方がおかしい…と思わざるをえません。

クーポン支給の要点となっているのは、現金支給だと貯蓄に回る可能性もあり、経済効果が薄い…という事が理由だと思われますが、
生活困窮者への支給であれば、必ずお金は市場へと回ります。
そもそも年収960万円以下の世帯のうち、10万円の給付を心から喜んで、経済を回す形にしてくれる世帯はどのぐらいあるのでしょう。
今月支給されれば、少し早い「お年玉」程度に考えるのではないでしょうか。

しかし、その予算規模は2兆円にものぼります。
お金は誰もが欲しいに決まっています。
しかし、国の役割を考えた時、やはりそれは、まずは困窮世帯への支援、学生等への直接支援、格差が広がる社会への対策等、
国として、国民全てが最低限の幸せを享受できるようする事であって、
場当たり的にバラマキを施し、将来の借金を重ねる事ではないはずです。
何が社会にとって本当に必要な事であるのか…我々国民も含め考え、意見していかなくてはなりません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

相対的貧困層とされる金額(可処分所得)122万円/年(6人に1人)。月に均せば、10万円。
そこへ、臨時収入で10万円があった時、即座にその10万円を使い切るバカがいるわけない。
預金するか、タンス貯金かは別として、一旦は、使用を保留して、ボチボチと使うのは、当たり前。
それを「即座に使わないから」といっときに使わせようとする施策を考えるアホらしさ。
当然の行動を否定して何がおもしろい(怒)
景気を煽ることしか考えずに、困っている人に寄り添おうとの気持ちが寸分たりとも見えない冷酷な施策方針。


◎12月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝から雨が降っていて少し肌寒いですね。
昨日、18歳以下の10万円給付について取り上げましたが、
今朝の新聞で「10万円一括給付、容認」の見出し記事が一面に掲載されていました。
全国の自治体の中には、クーポン給付に向けて既に準備に取り掛かっていたところもあり、
政府に振り回された…と恨み節をこぼす自治体も…ここまでくると、これは明らかな失策と言わざるを得ません。
「容認」とありますが、思い切って失策を認め、政策自体を見直す必要があるようにも思います。

今朝の伊豆新聞には、華やかなカラー写真で「ミス雛のつるし飾りコンテスト」で選ばれた方々が写っています。
6
代目に選ばれたのは沼津市の佐野舞桜さん、準ミスの「雛娘」には千葉県習志野市の染木彩花さん、
「桃娘」には神奈川県川崎市の広田明子さん、地元選出の娘さんがいないのは少し寂しい気もしますが、
来年1月から2年間に亘って、東伊豆町の観光大使を努める事になります。

こうした、いわゆる「ミスコン」は世の中の風潮の中で、次々と姿を消しつつあります。
昔は下田にも「ミス黒船コンテスト」などがありましたが、いつしか無くなりました。
背景には、女性を容姿等でランク付けする事を良しとしない世の中の空気もあります。(男性のミスターなどのコンテストも同様ですが)

今、世の中はジェンダーフリー(性別に捉われない、男女平等)が声高に叫ばれています。
私も、男性と同様に女性が社会進出できるよう、そこに従前としてある差別を無くし、社会的環境整備も整えられるべきとは思います。
しかし、そんな理屈とは別に、こうした写真を見ると、やはり男として自然に目が行ってしまいますね(^^;




◎12月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

早いもので12月ももう半ば。年末に向け何かと気忙しい空気になってきています。
今朝の伊豆新聞一面には、南伊豆町の「みなみの桜と菜の花まつり」(来年21日~310日)の一環で、
213日に菜の花畑の特設ステージで開かれる「菜の花結婚式」に、
前回、コロナの為に中止となった東京都の青崎ご夫妻に、1年越しの菜の花結婚式を提案し、
承諾の上、準備にかかっている記事が掲載されています。

人と人とを分断するコロナ禍になってもう約2年が経過します…
その間、冠婚葬祭しかり、子供たちの修学旅行など「一生に一度の機会」がどれほど失われた事でしょう。
私事ですが、今年の3月に母を亡くしましたが、最後の1年は施設や病院では面会制限がかかり、
充分な事は出来ませんでしたし、首都圏に住む兄弟、親戚は葬儀にも参列できず、お別れも出来ませんでした。
世の中には、そうした悔しい思いをされた方は本当に多いと思います。

だからでしょうか、「1年越しの結婚式」のこの記事に心惹かれました。
満開の菜の花畑でたくさんの方々の拍手で祝福を受けるお二人の姿を想像し、全く面識もないご夫婦ですが、
「おめでとうございます」という言葉を贈りたくなりました。

当たり前にあった機会が失われる事で気が付かされる事もあります。
お二人にとっても、1年越し分、心に残る結婚式になると思います。
素晴らしい日になる事を祈ります。




◎12月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の新聞各紙には、森友文書問題に関わる職員自殺について、亡くなった赤木俊夫さんの妻、雅子さんが起こした訴訟で、
国が一転して賠償金を支払う事で幕引きを図った…との記事が掲載されています。
国家賠償請求訴訟で、訴えをそのまま認めて終結させるのは極めて異例であるとのこと。
別の紙面には、妻の雅子さんの言葉が紹介されていますが
「夫は国にまた殺された」「ふざけんな。国は誰の為にあるのか」「ひきょうなやり方で裁判を終わらせられた。夫はなんと言うんだろう」
と悔しさをにじませています。

一体、何が真実で、何のために夫は死ななければならなかったのか明らかにしたい…
奥様が訴訟を起こした理由はそれだけで、決してお金が目的ではなかったはずです。
何があったのかを知りたくて、何度も提出を求めた「赤木ファイル」も肝心な部分は黒塗り…
国との間に訴訟を起こすしか手立てはありませんでした。
20183月にご主人が亡くなられてから3年以上にわたり国と戦ってきて、やっと裁判の場で国と向き合えた瞬間…
「請求を認諾する」の一言での結末…その悔しさは如何ばかりであったでしょう。

忘れてはならないのは、国が支払う…としているこの賠償金も私たちの税金の中から支払われるという事です。
国民の総意の一つの現われであるという事です。
そして、この先例が認められた形になってしまえば、今後、政府にとって都合の悪い事が起きた時、
税金の中から捻出されたお金で解決してしまえばいい…という事がまかり通ってしまいます。

政治の世界と国民の間には、目に見えない大きな壁の存在を感じる事があります。
しかし、その壁を壊してしまわない限り、本当の意味での国民からの信頼は得られません。





◎12月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の全面に、下田市民の有志の方々が出した「意見広告」が掲載されています。
まずは、その文面について、ここに文字起こしをしたいと思います。

下田市民のみなさん

下田市は敷根地区に新たに大型ごみ焼却施設を建設し、西伊豆町、松崎町、南伊豆町のごみを集めて燃やし続ける計画を進めています。
敷根地区には0歳から6歳までの、大勢の子どもたちの保育が行われる認定こども園があり、
来春からはすべての中学生が通う統合中学校が通う統合中学校が開校します。

新たに、大型ゴミ焼却施設が建設されれば、大量の排気ガスが直接子どもたちの上に降り注ぐことになります。

子どもたちと市民の健康を無視し、環境への負荷を高める、このような計画を推進させてはならないと思います。

下田市は急速な高齢化と人口の減少が進んでいます。
現在、新型コロナウイルスの感染の拡大の中でテレワークなど新しい働き方が進められ、
都会の若者達などが自然豊かな下田に移住してくるチャンスが生まれています。
しかし、今後数十年間もごみを燃やし続けるような町づくりを進めることは下田の発展の可能性を閉ざすことになります。

日々、私たちの暮らしの中で発生するゴミの減量化・再資源化を一層進め、脱炭素・脱排気ガス社会を推し進め、
子どもたちと環境に優しい町づくりこそ、今取り組まなければならないテーマではないでしょうか。

美しい自然や暮らしの環境を台無しにする13町の広域ごみ処理計画の中止をみんなで下田市に要請しましょう。


ゴミ処理施設に関しては、私自身、ここで意見するほどの知識、情報を持ち合わせていませんので、
ここでの私見は控えさせて頂きたいと思いますが、
大事なのは、確かに、建設地の近くに子供たちが集う場所があること、
その事に心配を寄せている市民が、こうして広告を出して意見を述べているという事です。

今後、ゴミ処理施設の問題も私たち一人一人が向かい合っていかねばなりません。
しかし、もしその施設が、健康被害をもたらす施設であるなら、13町で押し付け合ったり、
お金で済ましたりする問題ではありません。

ここまで進められてきた経緯、施設の安全性も含めたところの情報開示を徹底的に行い、
住民との話し合いの場を設けると共に、こうした市民の声があることを念頭に、
再び、13町で話し合って頂く場を設けて頂きたいと思います。(出来れば公開で)





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

このような運動があったことも知らずに申し訳なかったと思います。
中学校の近くに住む者ですが、昨日も嫌な匂いが漂ってきました。敷根公園ができた頃から敷根不健康広場と呼ぶ人もいました。
私たちが生活していく上で必要な施設だということは分かっていますが、
市内全中学生、将来的には市内のほとんどの乳幼児が通うことになる施設がある地域、
それも焼却施設の煙突の高さが、子どもたちの通う施設の敷地と同じくらい。

そんな所に、今より大きな焼却施設を作るというのは無謀です。子どもを大切にしない下田市です。
絶対再考すべきことだと思います。
シェアさせていただきます。

難しい問題だと思いますが(嫌悪施設ですが)、どこかには建設しないといけないです。
おっしゃる通りに行政(下田市)は、説明責任を果たすべきですね。
市民側が言われるように、住民と話し合うことでゴミの減量や分別収集して資源化が図れるならば、
話し合いに時間をかけることは悪いことではないと思います。

個人ごとですが、生ゴミを堆肥にすることで随分ゴミを減量化することができました。


◎12月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

全国的に寒波襲来という事で、今朝は少し冷え込んでます。積雪地方では大雪での被害も心配されています。
また、大阪でビル火災が発生し、24名の方が亡くなる、大変痛ましいニュースもありました。
年末を控え新年を少しでも明るい気持ちで迎えたいものです。

今朝の伊豆新聞一面は、そうした暗いニュースはありませんでした。
まずは、松崎町発祥の「栄久(えいきゅう)ポンカン」が、
全国や海外に誇れる多彩で高品質な農林水産物を厳選する「しずおか食セレクション」の認定を受けたことを、
生産者の方が町長に報告している記事。
このポンカンは生産量が少ないことこら「幻のポンカン」と呼ばれ、
このポンカンを使用した「栄久ぽんかんストレートジュース」は年間400本しか生産されない希少なものだとか。
ふるさと納税の返礼品にもなっていますね。幻…飲んでみたいな〜


ふるさと納税サイト
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/22305/5044391
生産者である丸高農園さんの公式ホームページ
https://www.izu-marutakafarm.jp/

その左には、西伊豆町が空の交通デジタルプラットフォームを開発するテクノロジー企業「エアーテックス」
と災害時の救援物質の供給、観光振興に関する協定を締結したという記事。
伊豆は災害時に「陸の孤島」になりがちです。
民間企業とのこうした協定は、住民にとっても一つの安心に繋がります。

目的にもよりますが、こうした民間企業との「協働」は、これからも広がってほしいと思います。




◎12月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜は、下田市政50周年を記念して冬空に花火が打ち上がりました。
寒い中でしたが、冬の花火も風情があっていいものだな…と思いました。
今朝の伊豆新聞には、いつもは本当に人通りが少ない商店街も、露店やライブで賑わった様子が掲載されています。

下田市となった50年前…高度成長期の真っ只中にありました。
観光ブームで「黙っていてもお客さんは来る」と言われ、夏だけで1年分の稼ぎを叩き出すような時代でした。
あれから50年…経済を取り巻く社会環境、経済環境、団体から個人へと観光ニーズも様変わりしました。黙っていては衰退のみです。

市政50周年は、お祝いの大きな節目でもありますが、今後の市政を考える機会でもあります。
という事はともかく、今日はその流れから、「NHKのど自慢」が下田から中継されます。
知り合いの方も出場するようなので、今から楽しみです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

NHKのど自慢観ています。明るい方が多いですね〜!

「黙っていても客は来る」と勘違いしていた人間は別として、
5月連休がなかった敗戦前、観光端境期の誘客手段として、〈黒船祭〉を無から作り上げた人々。
陸の孤島下田までバス路線を作り上げた〈東海バス〉〈昭和バス〉を創立した人々。
記事に上げられたブーム(いったい第何次のブームだったか)のきっかけに貢献した〈伊豆急行〉誘致を行った人々。
多分日本初の私鉄国鉄相互乗り入れを実現した人々。

チャレンジを行った人々(その殆どは、今や忘れ去られているが)の功績によってこんにちがある。
東電の偽電力不足キャンペーンにより、叩き潰された観光地伊豆の復旧を成し遂げる人々の出現を老人は待望してやまない。
恋人岬の鐘を設置した役場の職員、河津桜を原木から増やし各地に植え始めた役場の職員。
一夜に消える金の使い方も有りだとは思うが、大は、黒船祭、バス会社創立、電車誘致。小は、恋人岬の鐘、河津桜の増殖。
の如き、根底を動かす事は起こせないのだろうか?


◎12月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

ここでも取り上げさせて頂きましたが、先週土日は下田市政50周年を記念して、
花火が打ち上がり、商店街はイベントで賑わい、NHKのど自慢が下田から中継されました。
朝、知り合いの方に「賑わって良かったね」と話しかけられましたが、
祭りの後の静けさ…ではないですが、大事なのはこれから…と思わずにはいられませんでした。

今朝の伊豆新聞には、そんな下田市の様子が一面を飾っていましたが、
その左下に「町政と協力体制確認」の記事に目が留まりました。
今月、「対話」を公約に掲げて就任した深澤準弥町長の元に観光協会長と商工会長が訪れ、
今後、定期的な話し合いの場を設け、町政との協力体制を確認したという内容です。
深澤町長も「しっかりとタッグを組まなければいけないと思っている。対話をしながら一緒に町づくりを進めていきたい」
と話されています。
深澤町長は、公務員時代から民間との協働を大切にしてきた人物です。
安定した公務員の立場を捨て町の為に立候補した彼の決意は、世代を超え圧倒的支持を集めました。


ここからは告知となります。
本コラムでも何度か訴えさせて頂いている「官民協働」。
小さな自治体が地域一体となって今後を乗り切るためには、絶対に必要なキーワードだと思っています。

そこで、来年317日に開催予定の「第19回伊豆下田元気塾」のテーマを「官民協働に向けて~」とさせて頂きました。
そして、その講師ですが、西伊豆町のふるさと納税の立役者の一人であり、
全国の推薦された公務員の中から10名に与えられる「地方公務員アワード2021」を受賞された、西伊豆町役場の松浦城太郎氏、
今月に町長に就任されたばかりですが、このテーマに快く賛同頂き、
講師を務めて頂くこととなった深澤準弥氏の両名の迎えることとしました。
西伊豆町は県下一高齢化率が高い町、松崎町は県下一人口の少ない町です。
という事は、これから近隣の自治体が向かう道でもあります。

その両町において、町に大きな成果をもたらしているスーパー公務員、
対話、協働を呼び掛け、圧倒的支持を得て誕生したニューリーダーが取り組んできたこと、
これから町の為に行っていきたいことを聞き、官民協働による町づくりの可能性を感じて頂くことで、
そのきっかけに出来ればと考えております。

「伊豆はひとつ」になるためには、官民協働の下地として官官協働、民民協働も積極的に行う必要があります。
良きべきところ、学ぶべきところは、他の自治体であっても、他の団体、個人であっても見習う姿勢が大事であると考えております。

来年3月の企画ですので、年明けから告知する予定でありましたが、
本日の松崎町の記事を見て、早い段階での告知とさせて頂きました。
1人でも多くの行政人、民間人の方々にご参加頂きたくお願い申し上げます。
この後も何度か告知させて頂きますのでご了承下さい。

また、本企画と同時に「私が考える官民協働への提言」と題し、
地域における問題点、官民協働のために必要なことについての投稿を呼びかけます。
ご意見は全て匿名で公開、小冊子として各自治体にも配布、
選定ご意見には、西伊豆町、松崎町の「ふるさと特産品詰め合わせ」5千円分を20名様に差し上げます。
ふるってご意見下さい。

よろしくお願い致します。





◎12月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞には、河津町のフラワーデザイン企画会社、セイヤデザインが加工販売する食用バラのジャム
IZURose・ドフトボルケ」が、ふじのくに新商品セレクション2021の金賞に輝いた記事が掲載されています。
河津町の商品が金賞以上を受賞したのは初めてとのことです。
ジャム原料の食用バラは、代表の後藤清也氏の父、治也さんが営む「伊豆ばら園」から仕入れていて、
「香りがバラの花そのもので、酸味と甘みのバランスが絶妙で秀逸。上品で高級感がある」と評価も上々。
町のふるさと納税の返礼品にも選ばれています。

代表の後藤清也さんとは、5年前に会報誌の取材で知り合い、
その後、女性部会でのハーバリウムやクリスマスツリー制作体験などの講師を務めてもらい、
伊豆下田元気塾でもフラワーアレンジを目の前で披露してもらう講師をお願いしました。
フローレストレビュー2015優勝、第15回国際バラとガーデニングショー準優勝と華々しい実績もあり、
全国紙である園芸専門誌「フローリスト」の表紙アレンジなども担当。
また、フォトグラファー、デザイナーとしての一面もあり、大変多才でもあることから、
取材した折、本当に素朴な思いで河津町に拠点を置いている事を尋ねると、
自分の原点が河津町の山や海を駆け回った事にあること、何より自分らしくいられる場所であること、
河津町を花の町として盛り上げたい…など、地元に向ける「熱」を語ってくれたことを覚えています。

こうした才能豊かな若者が、その発信力を駆使して、伊豆の魅力アップに努めてくれる事は、とてもありがたいことだと思います。
今、伊豆バラ園に隣接する敷地内で「70(ナナマル)」というカフェも経営されています。

SEIYA Design(セイヤデザイン)※オンラインショップあり
https://www.seiya-design.com/
IZURose・ドフトボルケ」のふるさと納税はこちら
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/22302/5172134




◎12月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は「冬至」。1年で一番、昼が最も短く、夜が最も長くなる日です。
冬至を境に太陽が生まれ変わり、暦法上では冬至で1年間の干支が切り替わるようですので、
ある意味、今日を境に新たな1年が始まるとも言えます。

今朝の静岡新聞、昨日、岸首相の記者会見で明らかとなったアベノマスクの廃棄について
「忖度の記念品に決断」との見出しの囲み記事に目が留まりました。
失政の代名詞のようにアベノマスクが語られていますが、
あのマスク不足が深刻な時期に、国がマスク供給に乗り出した事自体は責められるべき事ではありません。
また、マスク供給の見通しがつかなかったあの時点を考えると、
繰り返し使える布マスクを選択した事は仕方がなかったのかもしれません。
ただ、どういう経緯で、不良品が多く、通常より小さな布マスクが誕生する事になったのか…
その点については検証の余地があるのではないでしょうか。

それ以上に、気になったのは現時点で10億円とも言われている保管費用。
報道では、その詳細については明らかにされていませんが、マスク保管のために何故10億円もの費用がかかるのか…
国が保有する倉庫等で保管場所は賄えるとして、その他の費用はどういった内容のものなのでしょう?
少し前にも、クーポン配布に960億円もの費用がかかることが明らかになり、
結果として、現金給付が主流となりましたが、その時も、その金額の大きさに驚きました。

廃棄する事が安倍氏の失政が歴史に刻まれる…と記事にありますが、
その事よりも、こうした機会に、失政に繋がった経緯、行政運営に関わる費用、経費について、
忖度抜きに考えてみる事も必要かと思います。





◎12月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

先日、下田市のごみ処理施設計画に反対する市民有志の広告をここで取り上げさせて頂いたところ、
昨日、その有志の方が事務所を訪れ、本日、その有志の方々の質問に答える公開説明会があるので傍聴してもらいたい…
と事前に市に提出した質問資料をお持ちになりました。
この掲示板で政治に関わる事についても発信させて頂いているので、
最近は、その反応がダイレクトにこちらに来ることも多くなりました。
ただ、伊豆下田法人会という団体として政策に反対、賛成を述べる立場にもございませんので、
今日は、休暇を取らせて頂いて、一市民として傍聴させて頂きたいと思っています。
感じた事については、また、何かの機会にご報告したいと思います。

さて、今朝の伊豆新聞一面には、ゴミ処理施設と同様に問題となっている「旧下田グランドホテル」(現在は廃墟)
の土地・建物取得について、議会での否決を受けてなお、取得に向けて来年度の予算に計上する方向である事が書かれています。
否決された時の記事には、この施設を取り壊し費用について、市当局の見積もりが実情にあっていない…市の負の遺産に…
等の理由が見受けられました。
ただ、この廃墟ホテルの放置が、市(市長)が訴える観光、景観、環境、防災に悪影響を及ぼす事も事実。
前述のごみ処理施設についても、設置場所の問題、環境、人体に与える影響への検証は当然に必要なこととして、
今後のごみ処理施設の問題もこのままでは済まないところにきていると感じます。

譲れない事はあるとして、全て反対、全て賛成の世界ではどこまでも平行線となってしまいます。
対立ではなく対話…少しでも前向きな議論の場が出来るよう期待します。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

難しい問題ですね。
地元新聞などから地域の問題を提起され議論の場を設けられ(問題点に光を当て)ようと投稿されていると思います。
ただ、解決する場所では無く、どちらかの肩を持つ立場では無いと理解していただきたいですね。
感情論(嫌悪感、自分のところだけ、負の、、)だけでなく、問題解決する為の前向きな議論と創造が必要です。
ご苦労さまです。

お見えになられて居たのですね。
市のデータが間に合わず、会議後に提供を受けた水銀排出量の検査データ。
20211116日計測
1号炉:9.6μg/N㎥時
2号炉:28μg/N㎥時
N㎥は、1気圧、0℃、含有水分ゼロの空気1㎥。
参考
ゴミ焼却炉の水銀排出基準
30μg/N㎥時、法改定が平成3051日、法以前の炉については、
50
μg/N㎥時と緩くなっているが、あくまでも移行処置に過ぎない。
下田市の焼却炉の排出排気量(変動あるので平均値として公表されているもの、10時間/日運転)
30N㎥日(各炉毎)60N㎥日(2炉合計)

28μg/N㎥時は、望ましい規制値ギリギリであるが、稀な値で規制値以下(環境課長談)
として、再度の計測はなされていない。

東京都の焼却炉では、水銀排出量の継続計測がなされているが、下田市の炉にはついていない。
(東京都の焼却炉で水銀の異常値が検出され、数ヶ月に渡り炉の停止がなされた)

ちなみに
『「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針」があり、これは 0.04μg/N㎥』で、
人家より十分に高い煙突から出た排気が、10万倍に希釈されるのを前提に、上記の排出基準は算定されている。



◎12月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日の投稿でも申し上げましたが、昨日、今朝の伊豆新聞の記事にある公開説明会に、
有志の方の呼びかけにより、休暇を取り一市民として参加させて頂きました。
団体としてではなく、一市民として私が感じた率直な気持ちを述べさせて頂きます。

まずは、公開説明会の時間帯です。もちろん公務の調整上の結果であるとは思いますが、お昼前の11時から12時…
これは、私なども含め、会社勤務している人間にとっては参加出来ない時間帯であり、
内容からして1時間で済む事でないことは想定出来なかったのか…ということ。
結果、1時間が1時間45分となり、「市長の公務があります」との一言で終える形となりました。
また、今回は、今も中学校、子ども施設などがあるごみ処理場の問題でもあり、本来なら、現在、お子さんを通わせている、
また、来年4月に開校の新中学校にお子さんを通わせる事になる保護者の方などは正に当事者…
今後、こうした公開説明会が行われるとしたら、まず、その開催日、時間帯を考慮頂きたいと思いました。

また、質問状に対する市当局の回答書は、全く具体性がないもので希望的観測も含めたもの…
有志の方からゴミ処理施設から出る有害物質等についての質問があった際も、
その場で具体的数値を出す事が出来ないような状況でした。
そうした状況の下では、この記事にあるように「主張平行線のまま」は当然の結果と言えるでしょう。

有志の方々が主張していたのは、現状において、ゴミ処理施設の近隣施設、住宅の人たちから、
異臭や胸の息苦しさを感じるといった話を聞き取っているということ。
これが、本当にゴミ処理施設に起因するものであれば大問題で、アンケートを…という有志の方々の意見に、
事務量が増すので即答は出来ないが出来るように…という松木市長の言葉がありましたが、
これが事実であれば、市民の命の問題に関わる事ですので、時間をかけるアンケート調査などではなく、
現場での聞き取り調査を早急に行ってほしいと思いました。

そして、これは一番大事な事ですが、この問題に対して市当局と反対を訴える有志側とが、
外野から見ると対立構造に見えてしまっていることです。
この問題は、有志側が訴えるように「市民の命」に関わる問題です。
有志側が市役所に押しかけ、市長と担当課長を言葉きつく責め立てているように見えました。
これでは、市側が対話の扉を閉ざしてしまわないか心配です。
大事な事は、13町の多大なゴミが、新たな技術を投じた施設で、本当に身体に影響のない状態で排出されるのか…
設置場所を含め、本当に他の選択肢はないのか…という事であると思いますので、
現状の問題点についても厳しく追及せねばいけませんが、最新の技術がどの程度進んでいるものなのか…
という部分についても知りたい事でした。

ゴミ問題は行政の問題ではなく、私たち一人一人が考えていかねばならない問題です。
であるならば、ここは徹底的に「対話」をするべきで対立からは何も生まれません。

この記事の下に、来年4月より、このゴミ処理施設の近くに新設される下田中学校の校歌が決定したとの記事が掲載されていました。
「青く美しき われら下田の海 清き山川 恵みにあふれ…」
この素晴らしい校歌に相応しい下田にしなければいけません。
そして、そのために対話をする大人の姿も。
今日は、一市民のつぶやきです。




◎12月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日はクリスマスイブ。
子供が小さな時は一大イベント…ケーキに料理、プレゼントはどうする、どう渡す…
まぁ、これが子供たちが独立し夫婦2人になると、何となく小さなケーキを買って食べるぐらい…静かな夜でありました。

今朝の伊豆新聞には、松崎町長に就任したばかりの深澤準弥町長が初めての議会を迎え、所信表明をされた記事が掲載されています。
強調されているのは「オール松崎」。
やはり、前町長と議会の対立が長いこと言われていたので、ある意味注目された議会です。

この議会の様子について、松崎町に数年前に移住され、以前から議会を傍聴されていたFB友人の方が、
今回の議会も傍聴され、その感想をfacebookにアップされていましたので、その一部文面をご紹介します。

「…準弥さんが町長となり初めての町議会なのでどんな様子なのか?どんな雰囲気なのか?も見ておきたかった。
以前の長嶋町長と議員は完全に町長派、反町長派に別れていて、お互いが喧嘩腰で議論が全く出来無かった。
一緒に協力して町を良くしていこうと言う雰囲気は全く無かった。
…(中略)…今日の町議会の雰囲気は随分改善されて良いと思う。…(中略)…
一緒に何かをやろうとする姿勢が今迄に無かった有るべき姿だと思う。
トップの人その者や姿勢により此程変わるのだとトップの重要性を再確認した。
…(中略)…安心して少し早めに帰宅。」(松崎町のNさん、勝手ながら引用させて頂きました。すいません)

この方は、移住者として本当に冷静に今までの議会を膨張され、町の将来を憂いておられたので、この感想は説得力があります。
下側には、松崎町が今回の10万円給付について、2回に分けて支給すること。
西伊豆町が10万円一括で支給する事が記載されています。
ほぼ同規模の自治体においてのこの差は、西伊豆町のふるさと納税の財源に起因するのかも…と考えてしまいます。

来年317日には、「官民協働に向けて」をテーマに、この松崎町のニューリーダー、深澤準弥氏、
西伊豆町のふるさと納税の立役者、松浦城太郎氏の両名を招いた「第19回伊豆下田元気塾」を開催します。

是非、ご参加下さい!

左横には、松崎町で行われている、町内の飲食店で千円の支払いごとに300円の割引券1枚がもらえる「メシわり」の記事もあります。
是非、ご利用下さい。





◎12月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、お昼に蕎麦が食べたくなり、松崎町の大好きな蕎麦屋さん「鞍馬」に出かけました。
天ぷらも付けて、2人分で支払いはちょうど3,000円。するとレジで「メシわり」と書かれた券を3枚もらいました。
そう言えば、昨日紹介させてもらった松崎町の取り組みだとそこで気が付きました。
1,000
円で300円券が一枚…「わり」という言葉から、これは割引券かと思い松崎観光協会に問い合わせ…
すると、おつりは出ませんが1店で全て使えるとのこと…そうすると、手にしている券が割引券でなく金券に見えてきて、
登録店の中から買い物したいお店を探し、デザートにとプリンやケーキをその券とわずかなお金で買って帰りました。
面白いもので、効果は同じでも、割引券だと使わなくてもいいや…と思いますが、
金券だと使わなくては損…という思いになってきます。
1回の買い物で10枚までもらえるそうですので1万円で3,000円の金券(松崎町の登録店で使用)…お得だと思います。

昨日から2月末までですが、予算もあるようですので、お早めにお試しください。
今朝の静岡新聞に、御殿場高の生徒さんがサンタクロースに扮し、
おにぎりを配りながら「ごてんばこしひかり」をPRする様子の写真が掲載されています。
先日、お米しかない…などの知事の「コシヒカリ発言」が物議を醸しましたが、
正にそのマイナスイメージをプラスに転換する素晴らしい発想と取り組みだと思います。
ここ最近は、暗いニュースも多く、言葉狩りのような事例も少なくありません。

そんな中、高校生が「知名度の高まりを追い風に、コシヒカリのおいしさと、
多くの食材を育む恵まれた風土をPRしようと企画した」とあります。正にこれこそポジティブ思考。

誰かを罵る暇があったら、もっと前向きに考えようよ…
そう、この高校生たちの姿に教えられているような気がして、本当に頼もしく思いました。


今朝は伊豆新聞さんに当法人会主催の第19回伊豆下田元気塾の紹介も掲載頂きましたので、
そちらの記事もアップさせて頂きます。





◎12月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

数年ぶりの寒波襲来で、全国的に冷え込んでいます。
大雪が懸念される地域は、交通への影響や積雪被害の方が心配です。お出かけの際は十分お気をつけ下さい。

さて、今朝の伊豆新聞一面には、河津町地域おこし協力隊の榎原なつ美さんが企画した、
自分のお気に入りの本と、人がお薦めした本を物々交換する「ぐるぐるブックス」の紹介記事が掲載されています。
場所は、河津バガテル公園内にある施設ワーキングスペースバガテル。
(ヨーロッパの田舎にあるレストランのような、とても雰囲気のある建物です)

ぐるぐるブックスでは、読み終わったお薦めの本(漫画や雑誌は除く)
2冊持ち込めば、
別な人が持ち寄った本1冊と交換できるとのこと。
持ち込む本には必ずお薦めのポイントを書いたカードを添える事が条件だとか。
この仕組みだと、少しずつ本が集まる仕組みなので、将来的には、お薦めの本が集まった図書館のようになりますね。

企画した榎本さんは本が大好き。しかし、町内に書店が1軒もないことから、他の取り組みを参考としながら、
費用のかからない本の交換事業を考えたとか。

最近は、本のデジタル化や通販購入が日常化し、全国的に書店の撤退が進んでいます。
欲しい本をキーワード検索し、翌日には送料込みで届く仕組みはとても便利だと思いますが、
書店に足を運び、本棚を眺めながら興味深い題名、作家の本に手を伸ばし、
パラパラとめくり、欲しい本と出会えた時の喜びは、また違ったものがあります。
また、お気に入りの本は、デジタルではなく手に取れる形でそばに置きたい…とも思います。

わざわざ足を運ぶことを価値が、この「ぐるぐるブックス」で見つかるかもしれませんね。

ワーキングスペースバガテル
https://www.nano-hana.online/




◎12月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

事務局の方は今日が仕事納めになり、14日から仕事始めとなりますので、よろしくお願いします。
(掲示板はお休み期間中も続けさせて頂きます)

さて、今朝は読売新聞の一面にあったこの記事に目が留まりました。
数日前、オミクロン株の濃厚接触者は無症状であっても受験を認めない…とした指針が発表されたばかりでしたが、その指針を撤回。
濃厚接触者となった受験生についても、無症状や検査結果が陰性などの条件を満たせば、
別室での受験を認める方針を明らかにした…というものです。

新型コロナウイルスの対応については、意見は二分するところではありますが、
流石に、当初の指針が報道された時、一生を左右するかもしれない受験自体が濃厚接触者となっただけで認められない…とは、
当人はもとより受験生を持つ保護者の気持ちを考えると、本当に切ない気持ちになりました。
ある種の強迫観念のもとに、受験当日までの日々を保護者も受験生も過ごさねばならないのです。

岸新政権となってから、10万円給付の対応もしかりですが、こうした二転三転する事態が目立っています。
今回は、文科省が厚労省とは事前協議していたものの、首相官邸には相談していなかった…ということ。
新型コロナウイルス対策の一つ一つは、今、国策として一番大事な政策であり、経済活動も含め国民生活に直結する問題。
それが、国のリーダーに何の相談もなく決められているという事になります。
縦割り行政、官僚主導…など、政治を語る上で必ず障壁として挙げられる言葉ですが、象徴的な事例の一つではないかと思います。

また、文科省と厚労省は事前協議していたようですが、文科省が受験生の立場に立って調整してくれていたのかが疑問です。
「受験を認めない」という言葉は本当に重いです。

コロナ禍となって2年…我慢、我慢の日々を過ごしながら、何とか前向きに生きようとする国民は、
政府から発せられる言葉に敏感に反応します。
その言葉自体が、一国のリーダーの知らないところで決められ、勝手に発表されていた…。

これは国への信頼を揺るがすものです。
今後は、首相が「知らなかった…」として、同様な事が繰り返されないようお願いするばかりです。





◎12月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

年末もいよいよ押し迫ってきました。
今日からお休みを頂いていますので、バタバタと家の片付けなどをしたいと思います。

今朝の伊豆新聞に、河津町梨本で水力発電事業を手掛ける栄協グループの「IZU・パワー」が、
売電収益の一部35万円を寄付した記事が掲載されています。
太陽光や風力など開発に伴う発電事業については承知していましたが、
恥ずかしながら、この50年前に停止した発電所の一部を再利用した水力発電事業の事は存じ上げなかったので調べさせてもらいました。
驚くのは、この場所が100年以上前、明治時代に建設された施設であるということ。
それほど前に建設され、50年も放置された場所に手を加えて発電事業を再スタートさせた事業者の発想、努力には頭が下がります。
年間可能発電量は約3千メガワットで、平均的な一般家庭千世帯分の電気使用量に相当するという事なので、
世帯の少ない田舎においては、かなりを賄える数字です。

新たな発電開発事業においては、山を切り開いたり、景観を損ねるものであったり、健康被害の訴えがあったりと…
脱炭素への流れの一方で問題もあり、住民の不安にも繋がる事態も少なくありません。

その中で、環境にも配慮し、既存施設を再利用したこの水力発電事業には共感を覚えました。

一般社団法人IZU・パワー
http://izupower.eikyo.biz/
この事業に関する記事
https://sizkk-net.or.jp/magazine/274/zoomup/
https://sizkk-net.or.jp/magazine/283/zoomup/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

着工した頃縦貫道工事と平行して河津から天城越えで観えていました。
栄協さんコロナ禍やり遂げましたね~。
介護から、葬祭業、ゴミ収集、飲食業、宿泊業等…本当に巾広く頑張っていますね~。
事務所が河津に移られたのが下田市残念…。
もっと下田市内の古くからの会社を大切にしなければと…。
まぁまぁいろいろな素人には、難しいやり取りが…裏にはあるのかもね~
時代の流れも有るでしょうし…。

◎12月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

今年も気がつけばあと2日…今朝の伊豆新聞には、帰省ラッシュが始まり、特急踊り子号満席…の見出しが一面を飾っていました。
記事によると、昨年同期に比べると30%増ですが、コロナ禍前と比べると、まだ50%減で道半ば…と書かれています。

気になるのは、オミクロン株の感染状況ですが、昨日は全国で500人を超えた…との報道もあり、
警戒を呼びかけていますが、重症化に至るか等のオミクロン株の脅威については余り報道されません。
南アフリカでこの変異株が発見されてから、もうすぐ2ヶ月…
世界各国では脅威に関わるデータ、コメントも出されていますが、
日本の場合は、第六波、第六波…と、漠然と感染拡大を訴えるものばかり…やはり、この点が正直、国民にも(?)ではないでしょうか。

先日、神奈川にいる次男から「帰りたいと思ってるんだけど…」と連絡があり、
「おー帰ってこいよ」と言いたいところ「自分でよく考えて判断しろ」としか言えませんでした。
多分、今年は帰省しないと思います。正月は…と思いながら、帰る側も受け入れ側も、
そういう葛藤を抱える人は多いのかなと思います。

そろそろ、そうした目に見えない不安とは決別したいと思う年末です。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

新聞読んだ後用事で下田近辺に車を走らせましたが、年末と言う事かいつもよりかなり多い車の量に少し心配しました。
オミクロン株については「感染力は高いが重症化し辛い」との情報も出ていますね。
ウイルスは変異の過程で感染力は上がるが身体への影響力は下がるのが一般的とも聞いた事があります。
それも正しい情報なのか、人によって(学者や政府発表、海外のニュース等)様々なので、
個人個人で判断するしか無い部分も多いと思います。

PCR検査を受けて陰性だったとしても、出かけるまでのタイムラグで罹患するかもしれませんし。
何が正しくて何が間違っているのかなんて、結局のところ誰にも分からないのかもですね。
帰省したいと言う子に対して自分で判断しろと言うのはとても辛い事ですね。
でもお子さんがどう判断したとしても、あたたかい目で見てあげて下さい。
数年後にはそれも笑い話になると思います。

本心は帰って来て欲しいですね。
オミクロン株が落ち着いている、現在が帰省のチャンスだと思います。
2年連続して若い人が一人寂しくお正月を迎えることは精神衛生上良くないと思います。
帰って来いと呼び寄せても誰からも文句は出ないと思いますよ。

◎12月31日フェイスブック掲載の法人会コラム

2021年も今日で終わりですね。
どんな年末を皆さんお迎えでしょうか。
去年4月、第一回目の緊急事態宣言の初日から、アフターコロナの日まで…と毎日更新で始めたこの掲示板ですが、
2度の年越しを迎える事になるとは、当時は想像もしていませんでした。

毎日、新聞とにらめっこしている身としては、
今朝の伊豆新聞にある「伊豆半島この一年」の紙面にも一つ一つのニュースにその時の思いが蘇ってきます。

河津桜まつりが中止になったな…熱海の土石流災害は本当に痛ましく、まだまだ復興半ばだな…
ツキノワグマも見つかったっけ…1年を振り返りながら、来年こそ良い年に…という思いが湧き上がってきます。

この1年、私見満載のこの掲示板にお付き合い頂いている皆様には、本当に心より御礼を申し上げます。
1日も早く「ウィズ・コロナ掲示板」の看板を降ろせる日が来ることを願ってやみません。
どうぞ、良いお年をお迎え下さい。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

雪がチラつきました。
どうぞご自愛くださいませ。
いつも拙い個人の意見などにご丁寧にお応えくださり、ありがとうございます。
どうぞ良い年をお迎えくださいませ。